美味しんぼのある場面について
- 美味しんぼのある場面について説明します。
- 主人公の山岡の若き日、父である海原雄山が病気がちの母親をこき使う場面が描かれています。
- 母親が山岡を平手打ちしてしまう場面もあり、この場面について意味を考えて探求しています。
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美味しんぼ
こんにちは。 現在、休載中の『美味しんぼ』ですが、 コミックスの何巻かは分からないですが、主人公の山岡の若き日、父である海原雄山が病気がちの母親が寝巻きで床で休んでいる部屋へ入ってきて、『なんだ、また休んでいるのか、茶をいれてくれ』と言って、母親は起きて、『はい、ただいま』と言って鏡で髪を整えていたら、若き山岡が寝ている体調の悪い母親をこき使うな、とかそんな様な言葉を海原雄山に言ったところ、母親が山岡を平手打ちして、『あなたは人の心が分からないの!?』と言った場面がありました。母ちゃんヒドイ…と思うと同時に、???でした。 わたしも『人の心』が分かりません。 母ちゃんこそ、山岡のおもいやりがわからないのでは、と思いましたし、何もぶたなくとも、と衝撃的でした。暴力反対…。 どういう意味なのか、教えてください。
- そら(@sora_iro1881)
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コミックの18巻ですね。 このシーンを読み解く前に、起きたことを整理してみましょう。 1.海原雄山は妻の焙じたお茶の味だけを気に入ってることが示されます。 2.それに対して「お茶なんて誰が淹れても同じ味だ」と山岡が雄山の言いなりになってる母親をなじると「あなたは人の心が分からないの?」と問い返されます。 3.自分のことを気にせずお茶を焙じている母親の姿を見ているうちに、 山岡は衝動的に急須を投げ捨てて粉々に割ってしまいます。 4.母親が平手打ちします。 一連の流れで特徴的なのは、山岡は雄山への反感だけで衝動的に行動しており 母親の気持ちを考えようとはしていないことですね。 このシーンを読み解くには、夫である自分のわがままで家事をさせるという自己中心的な行為が 妻にとってはどんな意味を持っていたのかを知る必要があるのですよ。 病気で臥せってる人は、何の役にも立てないと自分を責め立てるものですからね。 偉大な芸術家の妻として果たすべき役目を果たせていないと感じている妻。 不器用な雄山ができた思いやりは、病気で臥せっていても自分は妻を必要としているということを示すことだったのでしょうね。 たぶん雄山は妻を亡くしてからは焙じ茶を飲まなくなったのではないかな。 (これは私の推測ですが)
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お礼
こんにちは! 回答ありがとうございます。 ああ、そうだったのですね。 まず、順番が違っていました。 奥さまの淹れたお茶だけを好んだ雄山。 ここ、大事ですね! 先に、『ひとの心がわからないの?』で、 山岡が、急須を投げつけ、割れた。 そして平手打ちですね。 ところどころ、エピソードが抜け落ちていました。 意味が違ってきますよね。 仰る通り、お茶を淹れる、など大変な仕事では無いし、君の淹れたお茶は格別、との事ですし、小さな、出来そうな仕事を与えるのは、体の弱い奥さまの張り合いになった事でしょう。声が掛かるのを心待ちにしていたかも。 そうですね、シーンにはありませんが、雄山はそのお茶は飲めなかったのではないでしょうか。 山岡は子供なので、夫婦の気持ちは分からないでしょうね。 不器用な雄山と、理解していた細君。 優しい言葉をかけるだけでは、奥さまは 申し訳なく思うだけ、自分を責めるだけになります。 丁寧なご説明をありがとうございました。