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文化祭で、茶道。半東が…。長文失礼します。

こんにちは。ともしびと申します。女です。 いま、高校2年生で、茶道部の部長をやっております。といっても、ほんとに助けられてばかりで情けない部長なのですが…。 今月の下旬、文化祭があります。毎年、茶道部は一席につき10人ほどを招いて、1時間に2席の割合でお茶会を開いています。部員は全員で20人弱いますが、2年が極力少なく、1年生にとっては、学校外のひとを招く初めてのお茶会ですので、経験をつむという意味で、1年生中心に活躍してもらおうと思っています(例年そうなんですが)。 役割はシフト制にして、例えば1時から2時まではAさんがお手前、Bさんが半東さんね、という感じで進めるつもりなのですが、いまいち半東さんが不人気です。みんなやりたがりません。まぁ、私も気持ちはわかるのですが。 どうも、うちの茶道部は「半東」についてあまり詳しくありません…教えてきてくださる先生が、「半東」についてほとんどどうしたらいいかを教えてくれなくって。なにか、半東についてきっちり教えてくれるサイトさんや、本はありませんでしょうか。 というのも、半東さんはいつも私の部活では、見本の紙をただ「暗記」してそれをそのままうだけ、という感じなのです。ですが、例年必ず、お客さまのなかに茶道にとても詳しい方がいって、私達にとって難しい質問をかけてきます。恥ずかしながら、「暗記」をしているだけなのでそれに答えられるだけの知識を私たちはもっていないのです。その場合のアドリブをいえる自信が、私を含め、みなもっていないんです…。こういう場合は「申し訳ありませんがわかりません」と答えていいのでしょうか。また、やはり「暗記」するだけでは半東の役目は果たしきれていないでしょうか。 拙い文章ですいません。本当に「半東」についての知識はほとんどありませんので、1からきっちり学びたいのですが…。

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  • K8823
  • ベストアンサー率76% (10/13)
回答No.4

茶道は、奥が深く幅も広いので、解らないことだらけです。一つ新しいことが解ると、それに付随して解らないことが二つくらい出てきます。茶道についての知識が10ある人は、20くらい解らないことがあります。100の知識がある人は、200くらい解らないことがあります。良く知っている人程、解らないことを沢山持っています。ですから、「わからない」と言うことは、もちろん、OKです。 「見本の紙」には、墨蹟(掛け軸)、花、道具、お茶、菓子の事が書かれているのだと思いますが、これは、最低限のことを覚えなさいと言うことだと思います。あとは、和んだ席、楽しい席にするために、茶席に関係した話題なら、何でも話して下さい。天気・季節の話題、校庭の秋の風景、花は何処から採って来たか、部活の話題。今月下旬ですと、十五夜が近いですね。 丁度良い機会なので、半東について考えてみました。私見ですので、読み流して下さい。 茶事では、亭主が客をもてなし、亭主が客(正客)と話します。現在では、正式な茶会を茶事といいます。いろいろな茶事がありますが、「正午の茶事」というのが一番正式な茶事で、懐石、初炭、濃茶、後炭、薄茶を約4時間で行います。(利休の教えでは、茶事は、ふた時(4時間)まで。)そのため、正式な茶事の客数は、多くとも5人です。 客が、2人までなら、亭主だけで、懐石(料理)から薄茶まで、準備も含めて、全て亭主一人で茶事のもてなしが可能です。しかし、客が、3~5人に増えると、一人では、なかなか対応できなくなり、助手が、必要になります。助手といっても、茶事の趣向を理解して、亭主の気持ちで、準備をしなければなりませんから、亭主と同じくらいの実力の人に頼まないと良い茶事ができません。この助手を半東といいます。NO.2の方が書いて下さいましたが、亭主のことを東(とう)といいます。東を助けるので半東になるのでしょうか。茶道大辞典には、「半東とは、禅院で大衆に粥飯を供する役目の飯頭からきた語といわれる。通い・給仕とも称される。」と書かれています。 茶事では、半東は、待合で湯を出す時以外は、客に姿を見せません。水屋で控えて、亭主を助けます。茶事では、亭主が点てたお茶や拝見道具は、正客が取りに行きます。しかし、大寄せ茶会(大人数の客を招いて催す茶会)では、正客が動くと、時間も掛かりますし、詰めて座るので動きにくいこともあり、半東が、席中に入って控えていて、亭主が点てたお茶や拝見道具を取り次ぐようになりました。これが、大寄せ茶会での半東の主な役目です。本来は、大寄せ茶会でも、話をするのは亭主(席主)です。半東は、取り次ぐだけで、話はしません。ここでは、亭主=席主です。 しかし、大寄せ茶会で、何席もあると、席主が、点前(亭主)をせず、お弟子さんなどが交代で点前(亭主)をし、席主は、説明役に回るようになります。亭主と席主が分離します。席主は、話すためにいるので、やはり、半東は、控えていて、取り次ぎをします。ところが、席主が、自ら、取り次ぎをしてしまうこともあります。この場合は、半東は、出てきません。席主が、半東を兼ねているのです。席主が、話す役で出てきたのに、取り次ぎもしたために、半東にも思えて、話をする半東ができてしまったようです。 この「話す半東」が、今、ともしびさんが、話題にしている「半東」です。本来は、ともしびさんが言われる半東は、「席主」です。皆で、交代で、「席主」をすると言った方が、本当は良いのですが、半東が席主の代理もしていると考えれば、「話す半東」でもよいかも知れません。いづれにしても、話すからには、「席主の立場」であることに変わりないのですから、その席を和やかにしたり、楽しくしたりするために、笑顔で話をしましょう。笑顔で、「ようこそ、いらっしゃいました。」と言うだけで、会が、和むと思います。話すことが、思い付かなかったら、笑顔で、道具の説明ができれば、それで十分です。 文化祭の茶会は、畳の席か椅子の席か分かりませんが、椅子席の場合は、立礼(りゅうれい)に準じて、半東が取り次ぐのが正式です。しかし、席主の考え方には、変わりはありません。 ついでですが、「大寄せの茶会」の形式を始めたのは、明治時代後半から大正時代に活躍した数寄者と呼ばれる人達で、当時の財界の指導者達です。益田鈍翁(三井物産をつくった。)、高橋箒庵(三越デパートを近代化した。)、根津青山(東武鉄道をつくった。)、原三渓(生糸貿易商、三渓園をつくった。)小林逸翁(阪急鉄道、宝塚歌劇をつくった。)など、一世を風靡した大茶人(数寄者)が何人もいました。 良いお茶会になりますよう、頑張って下さい。

noname#11129
質問者

お礼

お返事が遅れ、申し訳ありません。 とってもご丁寧に教えてくださり、本当にありがとうございます。思わずメモしました。 正式なお茶事のことも、とっても為になりました。それをきいただけでも、奥深いなぁと溜め息がでます。ほんとに、どんどんわからないことが増えていきそうですね。 私がいっていたのは「座主」のことだったんですね…!しらなかったです…!今度、部員にはなしてみようと思います。なるほど…!!笑顔でお道具の説明。そうですね、笑顔を心がけることがとても大切ですね。ありがとうございます。 大寄せの茶会についてのことも、メモしました。私は茶道の歴史などにほんとに無知なので…ためになりました。 私は大寄せの茶会ばかりしているので、少ない人数での茶事を是非いつかしてみたいと思います。 K8823さんのお答えを参考にして、必ずいい茶会にします。ありがとうございました!!

その他の回答 (4)

  • cha-chako
  • ベストアンサー率33% (179/539)
回答No.5

NO.2のcha-chakoです。 正確な・・・と思いましたが、すでにNo.4でお答えされてますので、一言だけ(笑 お弟子さんにお点前をお願いする場合は、正確に言えば、「後見」として座っていますので、半東さんではありませんよね。 席主としてお正客にお出しするのぐらいは、・・・の意識が、No.4さんのおっしゃる「話す半東さん?」(けだし名言です)になってしまうんでしょうね。

noname#11129
質問者

お礼

こんにちは。お返事がおそくなりました。 再度のアドバイス、ありがとうございます!ははぁ、半東と後見と、座主さんと…しっかり覚えておきたいです。 ありがとうございました!

  • JW500
  • ベストアンサー率36% (261/717)
回答No.3

どちらの流派かはわかりませんが 高校の茶道部の3年間の活動では、 主に薄茶の点前が できるぐらいまでなのでしょうか。 濃茶点前まで進みますか? そうすると、一般的な大寄せの茶会や 特別な稽古(たとえば七事式)にも 参加されたことがないのでしょうか? 正式なお茶事はどうでしょう? お茶のお稽古といっても 究極の目的は「お茶事」であるわけで (私の先生にはいつもそう言われてます) あくまでも、普段はその一部分の稽古なの ですね。 ですから学校の部活動だけでしか活動して いない学生さんなら、半東の仕事の十分な理解が 難しいのは当然だと思いますよ。 そんな中でいろいろ考えてご苦労されている 質問者さんはえらいなあ・・と思います。 さて、半東は実はものすごい種類と労力の引き受ける 役で、1さんの回答のようにお茶事では裏方すべて を引き受けます。 また半東が特別な役割をもつ稽古もあります。 先日、うちのお稽古場では 「七事式」の「且座」(さざ)というお稽古をしまして私が半東を務めました。 水屋の準備(濃茶、薄茶の点前)盆香合、炭 そして花台の準備と運び、そして薄茶の点前と 最初から最後まで働きっぱなし! 半東がいなければできない稽古です。 「七事式」は本が結構出てますので 大きな書店の趣味や茶道コーナーなどで 探してみてください。 また特別な稽古以外でも、普段意識すれば できることもあると思いますよ。 たとえば 火や炭の具合をみるとか、お湯に気を配るとか お菓子を菓子器に盛るとか・・・そういった 小さな仕事一つ一つが半東の仕事だと思います。 そんな仕事の積み重ねが お茶事につながると思って、稽古していきたいと 個人的には思っております。 文化祭のお茶会の場合は正客のおたずねに 答えるだけなんですか? たとえば、正客にお茶を出して差し上げるのも いいのではないですか? >例年必ず、お客さまのなかに茶道にとても詳しい方がいって、私達にとって難しい質問をかけてきます。 こういう方はいますね、時々。 素直に「わかりません。」というのは 恥ずかしいことではないですよ。 自分も知りたかったら 「正客様、お詳しいようなので ぜひお教え頂けますか・・・」と 言うのも良いと思いますよ。 高校生なんだから、年配の方よりも知らなくて 当然なんだから、素直な気持ちで教えてもらうのも 若者らしくて初初しいです。 そういう経験を積んでいくことが お茶の稽古というか楽しみだと思います。 文化祭、がんばってくださいね。

noname#11129
質問者

お礼

こんにちは。お返事が遅くなり申し訳ありません。 説明が不足ですいませんでしたっ…私が習っているのは裏千家のほうで、JW500さんの仰るとおり、薄茶を習っている最中です。お茶事には、学生茶会にはでたことはあるんですが、少人数でのお茶事はほとんど経験がありません。 小さな積み重ねが大事ですか、なるほど…そうですね、ちょっとしたことでも大切にしていくと素敵なお茶会が開けそうですね。 >正客のおたずねに答えるだけなんですか? 実は、文化祭でのお客さまのなかには、まったく茶道の経験のない子たちもお菓子目当てでくるんですよね(笑)ですから、お正客がなにかを知っている方も少なくって。だから、基本的にはお正客も他のお客さまも質問されたらできるだけお答えするつもりです。…したいです。 お正客にお茶を差し上げるのは、半東の役目にしています^^  質問されてわからなかったら、きいてみようと思います。恥ずかしがっていても自分のためになりませんよね。 文化祭頑張ります。 丁寧なご説明、ありがとうございました!

  • cha-chako
  • ベストアンサー率33% (179/539)
回答No.2

半東さんを上手にこなすのは大変ですね、 本来の半東(東は亭主)は、亭主のお点前の手助けをする人。 大寄せのお薄席では、やはり、お弟子さんがお点前をして、 お席主が半東をつとめられているのが多いようです。 茶道部のお席では、部長さんが亭主役なんですね。 文化祭では、先生は助けてくれないのかしら? 半東さんは、そういった性格のものなので、書籍は、 ほとんど無いと思います。 上手にこなすコツは唯一つ。 お席の準備を一所懸命にお手伝いすることです。 そのときに、どういうテーマで、お道具を揃え、お花をえらび、 お菓子を用意したか。 お道具の一つ一つを確認して、揃えていきましょう。 それが、自信を持って答えられる唯一の方法です。 それで判らない質問が飛んできたら? 「申し訳ありません、存じ上げませんので・・・」これでOK! 知らないことは、恥ずかしいことではありません。 一番困る質問はお軸かしら? お招きを受けて一番わかりにくいもので(笑 読み方、と意味。これだけは、しっかり確認しておいて下さい。 ほとんどは、「禅語の一行物」なので、図書館で調べてください。 (カンニングペーパー? 堂々とそれを見ながら答えて結構ですよ。) 「・・・・・だそうです。」それ以上の答えはありません。 もし、それでも、うんちくを言いたがるお客さまなら、 最後に「ありがとうございました。」と言っておけば?満足されますよ。 一般的には、お道具の説明は、しないで済むよう、会記を作ります。 慣れると楽しいですよ! 部長さん頑張って!!

noname#11129
質問者

お礼

お返事が遅くなり、申し訳ありませんでした! 一生懸命にお手伝いすること…他のみなさんの答えをみていても、それが大切なことだとよくわかりました。ちゃんと確認して、きっちりこなしたいと思います。 ぇーと、確かお軸は…「紅葉秋風に舞う」だとか…いつも、「秋風紅葉に舞う」と間違えるんですが(笑)先生にも詳しくきいておきますね。 うんちくを教えていただいたら「ありがとうございました!」ですね!(笑)はい、そうします! …会記、なんて、つくったことないんですが…!つくっていんですね!わー。 なれるまで、頑張ります! ありがとうございました!

回答No.1

半東は茶道の裏方であり、縁の下の力持ちです。 茶道の紹介では、どうしても主人が前面に出てしまうきらいがありますが、そのように晴れがましい場の環境を提供し、後片付けをする立役者が半東なのでしょう。客を迎える前に清掃をし、打ち水をし、炭火を起こし、案内をこなし、終われば後片付けをし…と言う具合で、主人の立場よりいろいろと体験できるので、それを面白いと思わないのではウソになります。確かに黒子に徹する面はありますが、現代人が忘れたもの、失ったものを体得できるのをよしとしなくちゃいけません。半東役といっても奥が深く、生活の智恵の幅も広がります。 俳優さんをひきたてるのは周囲の衣装や小道具さん方の努力です。だから裏方に感謝の念をあらわす俳優さんは長じて成功していますね。同じように、主人になったからといって半東さんを見下げる態度では上手く行くはずがありません。 塵ホコリだらけ、草ボウボウ、不潔な道具…の数奇屋ではお客がよりつきません。お客を呼び込む裏方が半東さんです。ここは一番、キャプテンが半東さんになって手本を示すべきだと思うのですが、どうでしょう? なおインターネットでは、「茶道 半東」の複合キーワードで情報を絞り込めます。

noname#11129
質問者

お礼

こんにちは。お返事が遅くなり申し訳ありません。 裏方の仕事というのは目立つものではないけれど、とても大切な仕事ですね。それがわかると、半東を楽しむことできますね。 確かに、部長が見本、するべき…ですよね(笑)多分そうなることになると…頑張ります。 ネット、早速調べてみました。なにからなにまで、ありがとうございました!

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