• ベストアンサー

歴史学

israfilの回答

  • israfil
  • ベストアンサー率6% (5/79)
回答No.2

 この件に関しては、エティエンヌ・バリバールとウォーラーステインの『人種・国民・階級』という本(ちょっと難しい)や西川長夫先生の本などを参照されるといいでしょう。アンソニー・D・スミスの『ナショナリズムの生命力』『ネイションとエスノニシティ』もいいでしょう。  私の見解では、国家はstate、国民はnation、民族はethnieから来ていると思います。  国家は制度です。つまり一定の軍隊と警察、徴税制度を持った組織体です。一方、国民は、自分達が同質だとみなす人々です。民族は、その国民概念から外れるもの、または国民以前から存在するものと歴史的文化的共同体です。しかし、国民概念と民族は重なる場合もあります。歴史的には、ヨーロッパの近代国民国家の形成に関連して生み出された概念と言えるでしょう。  またこの三つの概念については、様々な解釈があるので一定の定義などはないと思います。もし簡単にお知りになりたい場合は、山川出版の世界史リブレット『国民国家とナショナリズム』谷川稔著を読んで下さい。薄っぺらい本ですがよくまとまっています。

関連するQ&A

  • 日本以外の単一民族国家について

    完全な単一民族国家はありませんが、日本は国民の99%以上が大和民族で、事実上の単一民族国家といえると思います。単一民族国家の数は多くはないですが、他に韓国やスウェーデンなども同じ意味で単一民族国家のように思えるのですがどうでしょう。 そして、そのような国は日本と同じように移民の受け入れに消極的な政策をとっていろのでしょうか。歴史上の経緯なども知りたいです。よろしくお願いします。

  • 韓国の言う正しい歴史観とは

    『東亜日報[社説]高句麗が消えた』日本語版より 世界の有名インターネットサイトが、韓国の歴史の起源を、新羅が三国を統一した時点にあたる、西暦668年として紹介しているというニュースだ。民族的な憤りとともに恥ずかしさを覚えずにはいられない。檀君王倹(タングンワンゴム)から始まった5000年の歴史が、僅かに1300年あまりに縮小され、歴史上、我が民族の最も誇らしい国家だった高句麗が、一瞬にして「消え去った王国」となったわけだ。 あきれたことは、このようにとんでもない歴史の歪曲を、とある民間団体が発見し、是正のために尽力しているという事実である。いったい、わが国の政府と関連省庁は、この間何をしていたというのだろうか。 (後略) 1.東亜日報って韓国の一流新聞ですよね? トンデモ新聞なのですか? 2.韓国って5000年の歴史があるなんて本当ですか? 妄想ですか? 3.正しい歴史を指摘されると韓国では「民族的な憤りとともに恥ずかしさを覚え  る」のですか? 4.このようにとんでもない歪曲した歴史を更に「とんでもない歴史の歪曲をした」 と非難するのは韓国的な論理では当たり前なのでしょうか。

  • 自虐の歴史?

     自国の過去について、自国中心の歴史観を何故取ろうとするのだろうか?  国民国家としてレベルアップを図るには、国民一人一人が国家の将来に対して客観的判断が出来るようになることが求められます。  そのためには、過去の失敗に対して、客観的視点からの冷静な判断が必要となると考えられます。   「己を知り、敵を知れば百戦すれども危うからず。」を実践するためには、『自国中心の主観的歴史観』では、己に甘い判断が下され、『己を知る』ことが出来ません。  企業でも、個人でも、失敗のない存在はないでしょう。社会の中で生き残り、よりレベルの高い活動をするには、、過去の失敗から確実に教訓を得ていくことが必要となります。  国家の場合、国民全体の運命を左右するのだから、より一層、冷静で感情を排した分析と教訓を必要とするでしょう。  国民感情として、過去を美化したいとか、過去の責任について逃れたいとかいう感情論は、理解できますし、一人一人の国民からすれば心地よい歴史認識は楽しいでしょう。  しかし、失敗の教訓とは、常に自分の欠点を直視するのだから、苦く呑みこみ辛いもので、そこから目を背けた歴史では、「己を知る」という視点が失われています。  このような感情面からの歴史認識については、心の問題であり、私の質問にいう「論理」とは立脚点が違い求める回答とはなりえません。  上記のような観点から以下の質問について回答をお願いします。   質問1  私の歴史観からすると、  ・中国の主張する歴史は、自国中心で展開されており、客観性に欠け、普遍性がない。  ・韓国の主張する歴史は、自国中心で展開されており、客観性に欠け、普遍性がない。  同様の論理で  ・日本の歴史的失敗原因を分析することを「自虐」とする歴史観は、自国中心で展開されており、客観性に欠け、普遍性がない。  ということになります。  日本の歴史に対して「自虐」である(つまり、自国を虐げている=自国の立場から見ている)としながら、中国・韓国の主張する歴史を客観性に欠け、普遍性がないとする歴史観というのは、可能なのでしょうか。  あるとすれば、どういう論理展開をしているのでしょうか。 質問2  失敗には必ず原因があります。  どのような形の失敗であったか、当然ながら分析が必要です。  日本の敗戦に至る戦争の間に起こった事象の分析を「自虐」と見ているなら、何故日本が国家主権を失う大失敗に至ったかの分析を放棄する形になると思われます。  日本の歴史を「自虐」と見る立場に立ちつつ、何故日本が国家主権を失うに至ったかという分析を することのできる「論理」はありうるのでしょうか。     あるとすれば、どういう論理展開をしているのでしょうか。  

  • 西欧、近代歴史学の3つのキーワード・・・?

    主にドイツの近代歴史学でしょうか。1・産業革命、2・ヒューマニズム、3・国民国家という3つのキーワードが近代歴史学の特徴だと知りましたが、これはどういう意味なのでしょうか。 よろしくお願いします。

  • 単一民族で成り立っている国家

    歴史的に見て、単一民族のみで成り立っている国家など存在するのでしょうか? 日本だって、歴史をたどれば半島からの渡来人であったり、アイヌが日本の先住民族だと主張する学者もいます。 そのように考えると、今日、昔からずっと単一民族のみで成り立っている国家はありえるのでしょうか?

  • 歴史を省みない民族

    アジアで歴史を省みない民族って何人でしょうか?

  • ユダヤ人の歴史について

    ユダヤ人はもともとそういう民族ではなくユダヤ教徒の集まりのみということを聞いたのですが・・・ ユダヤ人は何民族に分類されそれの歴史的事実など教えてください

  • 一国史は近代歴史学に影響を与えたか

    タイトルの通りです。 19世紀に国民国家に基づいてできた一国史は、近代歴史学(ランケの実証主義歴史学など)に何か影響を受けたのでしょうか。 それとも、一国史は単なる歴史を見る一つの方法でしかなかったのでしょうか。 よろしくお願いします。

  • これからは多民族国家が世界をリードする時代になると

    これからは多民族国家が世界をリードする時代になると思います。 中国も多民族国家だし、インドも多民族国家。インドネシアも多民族国家。 アメリカは元から多民族国家なのでアメリカ人はそのことに気付いていない。 フラット化する社会とは国が国でなくなる。国民が国民でなくなる。 日本も多民族国家にシフトする考えなのでしょうか? でも元から多民族国家からスタートして政治で秩序を保ってきた経験値が日本にはない。 シンガポールやドバイのように外国人=労働者という認識で多民族国家を目指そうとしている気がしますが、 世界をリードする多民族国家は元から多民族国家で政治で安定させるため物凄く苦労する政治をしてきた国だから日本も多民族国家を目指して真似ても世界をリードする多民族国家にはなれないと思うし、今の政治家だと多民族国家を制御する力量がないと思います。

  • フラメンコの歴史について

    フラメンコの歴史について知りたいのですが、適当なHPが見つからず困っています。 フラメンコにはジプシー(ロマ)民族が深い関わりがあることは知っているのですが、そのほかの詳しい歴史が知りたいです。 どなたか知っていましたら教えてください。