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古代のイヤリングの付け方
女性のイヤリングを見て、ふと思ったのですが、遺跡からよく古代のイヤリングが見つかります。さて、古代の女性は、どのようにして、そのイヤリングを耳たぶに付けていたのでしょうか?
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日本の場合、クリップ式またはピアスだそうです。 埴輪を見るたび、気になっていました。 これを機会に調べてみますと、ピタリの資料を見つけました。 抜粋します。 1.縄文時代中期(約5,000年前)以降になると、粘土をこねて形を整えて焼いた、土製の耳飾りが盛んに作られ全国的に普及する。耳栓と呼ばれるこの耳飾は、 耳たぶに孔を開けて差し込んだものである。(中略)縄文時代の耳飾りは、いずれも耳たぶに孔を開けて 装着するピアス式である。直径8cm 近くの耳飾りも存在し、現在では考えられないくらいに耳たぶが大きく広がっていたことになる。幼少の頃に耳たぶに小さな耳飾りを装着し、年齢を経るにしたがって少しずつ孔を広げ、より大きなものを着けたとも考えられる。 2. 古墳時代。比較的幅広い階層に使用されたのが、金銅製耳環と呼称される耳飾り。 耳環の多くは4~8㎜程の棒状の銅を素材とし、これを曲げて外形2~3cm 内外の一方に開きを持つ環に仕上げたもの。(中略)この時代には現代と同様、男女を問わずごく普遍的にリング状の耳飾りを付けていた。(中略)さて、この耳環の装着方法については、耳たぶに両側から挟み込むクリップ式か、耳たぶに穴を開けて通すピアス式の二方法が考えられる。 杉野服飾大学学術機関リポジトリ Vol5_2006.pdf 上田薫「古墳時代の耳飾り」 https://sugino-fc.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=78&item_no=1&page_id=13&block_id=21
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- D-Gabacho
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耳に穴をあけずにつけられるクリップ式やネジ留め式のイヤリングが登場したのは17世紀のヨーロッパだそうです。 古代のイヤリングは例外なく耳に穴をあけるピアス式です。 形状がCの字形の耳飾りは、切れ目を下にして装着したようです。 アクセサリーnet「ピアス・イヤリングの歴史」 https://xn--cck0asx0v.net/?p=557 吉田泰幸「けつ状耳飾の装着方法」(『日本考古学』2006年) https://www.jstage.jst.go.jp/article/nihonkokogaku1994/13/22/13_22_109/_article/-char/ja/
お礼
いやはや、中々面白いですね。魔よけだったんですか。なるほど。大変、参考になりました。ありがとうございましたm(*_ _)m
- gunsin
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現代と変わらない様です。 日本特産の翡翠の勾玉を博物館などで、見ると小さい穴が 有る事に驚きます、古代人の加工技術は侮れないのです。
お礼
そうなんですか。現代では、消毒技術も発達していますが、当時、化膿したりしなかったんですかね…ありがとうございました。
お礼
「男女ともに」というのが面白いですね。もっとも、現在でも当てはまるようになりましたが(笑) それと、やはり、孔を開けていたんですね。化膿しなかったんですかね…ありがとうございました。大変、参考になりました(^_^)