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解の一意性について。
解の一意性とはどういう意味でしょうか?数学です。ご教授いただけないでしょうか?微分方程式です。
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積分定数も任意定数も同じです ∫y(dy/dx)dx=∫xdx の所で左右とも不定積分なのだから (y^2)/2+c1=(x^2)/2+c2 (y^2)/2=(x^2)/2+c2-c1 y^2=x^2+2(c2-c1) ↓C=2(c2-c1)とすると y^2=x^2+C 2(c2-c1)よりもCの方が文字数が少ないのでCと書くのです 無関係な質問はおやめください ------------------------------------------------ 微分方程式の解の一意性とは 初期条件を定めれば解は1つに定まるという事なのです では 何を1つの解というのかというと 例えば yのxによる微分 dy/dx についての微分方程式の場合は yはxの関数だから y=y(x) と書ける1つの関数を 1つの解というのです そしてこの場合の 初期条件とはある(x0,y0)に対して y0=y(x0) となります 例) 微分方程式を dy/dx=2xy とすると y=0の時y=0 y≠0の時 (1/y)(dy/dx)=2x ∫(1/y)(dy/dx)dx=∫2xdx ∫(1/y)dy=∫2xdx log|y|=x^2+c y=Ce^(x^2) 一般解は y=Ce^(x^2) だから 初期条件を y(0)=C とすると Cを1つ定めればy=Ce^(x^2)は1つに定まるのです だから この場合は 初期条件に対する解の一意性が成り立つのです --------------------------------------------- 初期条件を定めても解は1つに定まらない 例) 微分方程式を y(dy/dx)=x とすると ∫y(dy/dx)dx=∫xdx (y^2)/2=(x^2)/2+c y^2=x^2+2c ↓2c=Cとすると y^2=x^2+C 初期条件を y(0)=0 とすると 0=C y^2=x^2 y=±x となって 解は y=x と y=-x の 2つになるから 初期条件に対する解の一意性は成り立たない
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- muturajcp
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微分方程式の解の一意性とは 初期条件を定めれば解は1つに定まるという事なのです では 何を1つの解というのかというと 例えば yのxによる微分 dy/dx についての微分方程式の場合は yはxの関数だから y=y(x) と書ける1つの関数を 1つの解というのです そしてこの場合の 初期条件とはある(x0,y0)に対して y0=y(x0) となります 例) 微分方程式を dy/dx=2xy とすると y=0の時y=0 y≠0の時 (1/y)(dy/dx)=2x ∫(1/y)(dy/dx)dx=∫2xdx ∫(1/y)dy=∫2xdx log|y|=x^2+c y=Ce^(x^2) 一般解は y=Ce^(x^2) だから 初期条件を y(0)=C とすると Cを1つ定めればy=Ce^(x^2)は1つに定まるのです だから この場合は 初期条件に対する解の一意性が成り立つのです --------------------------------------------- 初期条件を定めても解は1つに定まらない 例) 微分方程式を y(dy/dx)=x とすると ∫y(dy/dx)dx=∫xdx (y^2)/2=(x^2)/2+c y^2=x^2+2c ↓2c=Cとすると y^2=x^2+C 初期条件を y(0)=0 とすると 0=C y^2=x^2 y=±x となって 解は y=x と y=-x の 2つになるから 初期条件に対する解の一意性は成り立たない
- muturajcp
- ベストアンサー率78% (508/651)
微分方程式の解の一意性とは 初期条件を定めれば解は1つに定まるという事なのです では 何を1つの解というのかというと 例えば yのxによる微分 dy/dx についての微分方程式の場合は yはxの関数だから y=y(x) と書ける1つの関数を 1つの解というのです そしてこの場合の 初期条件とはある(x0,y0)に対して y0=y(x0) となります 例) 微分方程式を dy/dx=2xy とすると y=0の時y=0 y≠0の時 (1/y)(dy/dx)=2x ∫(1/y)(dy/dx)dx=∫2xdx ∫(1/y)dy=∫2xdx log|y|=x^2+c y=Ce^(x^2) 一般解は y=Ce^(x^2) だから 初期条件を y(0)=C とすると Cを1つ定めればy=Ce^(x^2)は1つに定まるのです C1≠C2ならば C1e^(x^2)≠C2e^(x^2)だから 解曲線y=C1e^(x^2) と 解曲線y=C2e^(x^2) は 交わらないのです だから この場合は 初期条件に対する解の一意性が成り立つのです --------------------------------------------- 初期条件を定めても解は1つに定まらない 例) 微分方程式を y(dy/dx)=x とすると ∫y(dy/dx)dx=∫xdx (y^2)/2=(x^2)/2+c y^2=x^2+C 初期条件を y(0)=0 とすると 0=C y^2=x^2 y=±x となって 解は y=x と y=-x の 2つになるから 初期条件に対する解の一意性は成り立たないのです
補足
なぜ、y∧2=x∧2+2Cにならないのでしょうか?ご教授いただけないでしょうか?すみません。
- f272
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> 解の一意性ではない場合 こんな日本語はありません。解に一意性がない場合と言いたいのか? 解Aと解Bがあるとしたとき,必ずしもA=Bが成り立たなければ,一意性がないと言います。
- muturajcp
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微分方程式の解の一意性とは 初期条件を定めれば解は一意に定まるという事なのです 初期条件が異なれば解は異なるという事なのです 解が曲線の場合は 初期条件が異なる解曲線は交わらないということなのです 例) 微分方程式を dy/dx=2xy とすると y=0の時y=0 y≠0の時 (1/y)(dy/dx)=2x ∫(1/y)(dy/dx)dx=∫2xdx ∫(1/y)dy=∫2xdx log|y|=x^2+c y=Ce^(x^2) 一般解は y=Ce^(x^2) 初期条件を y(0)=1 とすると y(0)=C=1 だから y=e^(x^2) 初期条件を y(0)=0 とすると y(0)=C=0 だから y=0 初期条件y(0)=1の時の解曲線y=e^(x^2) と 初期条件y(0)=0の時の解曲線y=0 は e^(x^2)>0 だから 交わらない
- kiha181-tubasa
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解はただ一通りに定まる(3次方程式は3つの解を持ちますが,その3つで一通り)という意味。 解についてはこの一意性と存在性が問題にされる。 解はあるのか? 存在性 一通りに決まるのか? 一意性 ですね。
補足
解の一意性ではない場合とは、どんな時でしょうか?ご教授いただけないでしょうか?すみません。
- f272
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解Aと解Bがあるとしたとき,必ずA=Bが成り立てば,一意性があると言います。
補足
解の一意性ではない場合とは、どんな時でしょうか?ご教授いただけないでしょうか?すみません。
補足
Cはなぜ、積分定数ではなく任意定数なのでしょうか?ご教授いただけないでしょうか?すみません。