上杉鷹山の正室（幸姫）について

質問

上杉鷹山は米沢藩の名君として有名ですが、一つ不思議なのは１０代の頃に結婚させられ、それが幸姫という知能に障害のある女性だったことです。確か１９歳の時の結婚ですが、その頃はすでに米沢藩の藩主になっていたはずです。それがなんで知能に障害のある女の子と結婚する羽目になったのか不思議です。何らかの政治的策略があったのか、あまりに改革を進めようとする鷹山に対する嫌がらせだったのか、またなんで鷹山がそんな結婚を受け入れたのか不思議です。幸姫は知能障害といっても相当重度な障害だったようで、３０歳で亡くなるまで幼子程度の知能しかなかったそうです。鷹山は一緒に人形で遊んであげたりしたそうですが、藩主としてはなんとも奇妙は夫婦関係だと思います。
その辺のことについて、どういった事情だったのかを知りたいです。
よろしくお願いします。

回答No.2

D-Gabacho · ベストアンサー

上杉鷹山は日向国高鍋藩主秋月種美の次男です。母方の祖母が米沢藩4代藩主綱憲の娘という縁で、一応、上杉家と親戚関係ではあるものの、完全に他家の人間です。
こういう人を跡継ぎにする場合、ただ養子にするというのでなく、娘との結婚を前提とした婿養子という形をとるのが当時の常識でした。高松松平家から婿養子となって水戸藩を継いだ徳川宗堯、高須松平家から婿養子になって会津藩を継いだ松平容保など、大名家が婿養子をとった例はたくさんあります。鷹山が10歳で8代藩主重定の養子になった時点で、すでに重定の娘である幸姫との結婚は決定事項だったはずです。
婿養子と娘の間に子が生まれて、その子が家を継ぐというのが、最も理想的ですが、側室の子や養子が跡継ぎになるケースも多々あり、基本的に跡継ぎの血統はあまり重要視されないようです。なにより跡継ぎに婿養子の形をとることが最優先ということでしょう。
幸姫のような跡継ぎを生むことが期待できないケースでも、とにかく結婚させて婿養子という形をとることが、他家からの養子である鷹山を跡継ぎにするうえで必須だったわけです。

回答No.1

gunsin

上杉 治憲（上杉鷹山）は8代藩主重定の養子で、幸姫とは又従妹です。
8代藩主重定には三人の男子が居ましたが上杉 治憲を養子に向かい
入れました、相当に頭脳明晰だった事が伺い知れます。
家臣団も納得しての上の事だと思いますよ。
何せ、財政が逼迫で、領地返納の危機にありましたから・・・
上杉 治憲と幸姫の夫婦関係は巷間に伝わっている通りです。
そんな優しい藩主だから、家臣も従って、大改革が成って、
上杉家滅亡の危機から脱したのだと思うのですが。