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T細胞、b細胞は、何の略ですか?
TとBの意味はなんですか?
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noname#246130
回答No.1
T細胞(T cell)『T』は、thymusで、胸腺の意。 骨髄で生成されたリンパ球が胸腺に移送されて成熟したもの。B細胞とともに免疫反応に重要な働きをする。 B細胞(B cell)『B』は、bone marrowの頭文字で、骨髄の意。 骨髄で生成されたリンパ球が骨髄内で成熟・発達したもの。T細胞とともに免疫反応に関与し、抗原の刺激に応答して増殖、抗体を産生する形質細胞へと分化する。 例えば、風邪を引いた時の免疫反応。 風邪などのウイルスが体内に侵入すると、まずマクロファージが現場に駆けつけてウイルスの情報を集めます。 マクロファージは、そのウイルスの情報を免疫の“司令官”であるT細胞に伝えます。 情報を受け取った“司令官”のT細胞は、“殺し屋”のキラーT細胞にウイルスに感染した細胞を探して破壊するように命令します。 次に、“司令官”のT細胞は、B細胞に抗体を作るように指令を出します。 指令を受けたB細胞は、そのウイルスに対抗する大量の抗体を作り出します。 この抗体が補体と協力して、ウイルスに感染した細胞を破壊します。 このようにさまざまな免疫を担う細胞が協力して、ウイルスに感染した細胞を攻撃し、やがて風邪が治ります。 細菌の場合は、ウイルスとは異なり、細菌そのものが異物と認識され、攻撃されます。
お礼
ありがとうございます。勉強になります。胸腺を子供が手術で取る話や、リンパ球は腸でも作られると読んだこともあり、また脾臓でもリンパ球は作られると思いますが、体のどこで作られるかは、どうやってわかるのでしょうか?