• 締切済み

MTT法

rei00の回答

  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.1

詳細は文献を御覧になった方が良いと思いますので,簡単に原理だけ。 生きている細胞は,ミトコンドリア中で種々の還元反応を行なっています。ですので,3-(4,5-dimethylthiazol-2-yl)-2,5-diphenyl-2H-tetrazolium bromide (MTT) を加えた時,細胞が生きていれば MTT は還元されて MTT formazan と呼ばれる化合物になります。この生じた MTT formazan の量を 550 nm の吸光度を測定して求める方法が MTT 法です。 ここで生じる MTT formazan は水に難溶性のため,水可溶性の formazan を生じる XTT や WST を用いる方法も最近ではあります。 MTT 法の実験の進め方ついては,Rubinstein L.V. et al., J. Nat. Cancer Inst., 82: 1113-1118 (1990). を参照下さい。 ところで,文献検索はされましたか。上記の文献は基本的な方法で,実際に行なう時にはそれぞれ少しづつ変えていると思います。そのあたりの実際の方法は,最近の細胞毒性を報告している文献を見られた方が確かだと思います。  

riaruborute-ji
質問者

お礼

なにぶん、方法まで詳しく載っている文献が見つからなかったため、困っておりました。 基本的なこととはいえ、大変勉強になりました。 特に文献まで教えていただけたのは本当に助かりました。 これから文献を取り寄せて、参考にさせていただきたいと思います。 ありがとうございました。

関連するQ&A

  • MTT法のMTTの構造式が知りたいんですが・・・

    細胞の生死を判定するMTT法に用いるMTT[3-(4,5-dimethylthyazol-2-yl)-2,5-diphenyl-2H-tetrazolium bromide] の構造式が知りたいんですが、どなたか教えてください。

  • MTTアッセイ

    細胞毒性試験を行っていて、MTTアッセイで評価しています。 それぞれのウェルの培地をバックグランドとして、差し引いています。 MTT試薬を加えると、培地中で、細胞毒性を調べたい物質とMTTの試薬が反応して発色してしまいます。 物質の性質状ありえることはわかっているのですが、 測定できるように、なにかよい手はないでしょうか? たとえば、ウェルにMTTの試薬を加える前にいったん培地を新しいものに置き換えるなど・・・これはいかがでしょうか?

  • MTTアッセイについて教えてください

    現在癌細胞に対する抗癌剤の感受性をMTTアッセイを使用して調べようとしています。 まずは細胞の検量線の作成を行おうと思っているところですが、2つ質問させてください。 (1)MTTで生成されるformazanは非水溶性ですが、私の所属している研究室では、MTTを加えた後4時間後にisopropanol+HClを培養液に加えてpipettingを行い吸光度測定を行っています。文献的にはDMSOを使用するものが多いと思いますが、この方法でも良いのでしょうか? (2)抗ガン剤投与後の細胞塊(マリモ状)のviabilityを調べるのが目的の場合、MTT試薬を加える前にpipettingやあるいはトリプシンを用いて機械的、あるいは化学的に細胞をばらばらにするべきでしょうか?

  • MTTアッセイ時のコツについて教えてください。

    現在、阻害剤を使った細胞の増殖活性実験をMTTアッセイを用いて行っています。 その際にウェルの付着した細胞のみを対象としたいために(浮遊細胞はいらないです)、MTTを入れてインキュベートした後に、96ウェルをひっくり返して上澄みを捨てる方法と、ピペットで1ウェルずつ上澄みを吸い上げて捨てる方法を取っているのですが、どうも値のズレが大きく信用性がありません。このようなMTTアッセイにはコツなどがあるのでしょうか? それと一般的な阻害実験の場合には、1ウェルに入れる細胞数などというのはだいたい決まっているのでしょうか? MTTアッセイを初めて行うような初心者ですので、初歩的な質問かと思いますがご教授よろしくお願いいたします。

  • MTT AssayのStop Solution

    MTT Assayについての質問です。 実験方法は、培地にMTTを添加し、37℃,4h後にStop Solutionを入れて、A570nmで測定しています。 この時使用するStop Solutionのレシピがわからなくて困っております。一応、以前いらっしゃた方のレシピが、10mM HCL + 10%SDSとなっているのですが、MTTが溶解しません。顕微鏡で見ると、3割程度の面積なので、細胞数が多いとは考えられません。 どなたか、良い方法をお教え頂けると嬉しいです。

  • 細胞塊(スフェロイド)のMTTアッセイについて

    初心者ですが、よろしくお願いいたします。 細胞塊(スフェロイド 細胞数1000~10000)の増殖曲線をMTTアッセイで作成しようと思っています。 細胞塊の測定にMTTアッセイを使用する際、通常のMTTの場合には細胞の溶解が必要で、WST-1やWST-8を使用すれば細胞の溶解は必要ない旨、過去のQ&Aに出ていますが、これについて質問させてください。 「細胞の溶解」=「細胞塊の単離」と理解してよろしいでしょうか? トリプシンなどの処理を用いて単離すると細胞が傷ついてしまい、本来の代謝機能が低下するためにMTTでは正しい結果が得られないとする文献があるのですが、実際にどうやって測定しているのか書かれておらず、WST-1を使って細胞塊のまま測定できれば、と考えています。 よろしくお願いいたします。

  • MTTアッセイ(検量線作成について)

    MTTアッセイを使い、細胞の増殖活性を調べています。 MTTアッセイ用のプレートとは別に、血球計算盤による細胞数測定用のプレートも用意し、同じ条件で培養した細胞を使って検量線を作成しようとしています。 MTT発色時間は4時間で、この反応時間の間にもう一枚のプレートの細胞をはがして血球計算盤によるセルカウントを行いました。この細胞数と吸光度で検量線を引いてみたのですが、やはり違うプレート内のためか直線になりません。 またコンフルエントの細胞数をカバーするために濃いめに播種した点では、吸光度の値に変化がみられず、頭打ちになってしまいました。MTT発色時間を短くして2時間で検討してみようと思っているのですが、ご助言いただけたらと思います。

  • MTTアッセイ

    初学者ですが教えてください. 現在MTTアッセイを用いて細胞毒性試験を行っていますが,被験物質の濃度を上げてもサンプルとブランクの吸光度の関係で細胞生存率が30%程度でプラトーになってしまいます.ロシュのMTTキットを用いてブランクは培地+MTT+可溶化溶液でとっているのですが,ブランクのとりかたが間違っているのでしょうか? ご存知の方がいらっしゃったら教えてください.

  • MTTについて教えてください

    MTTのホルマザンは非水溶性ですが、可溶化せずに吸光度を測定した場合、吸光度の上昇は見られないのですか?それとも正確に測れないという事でしょうか?教えていただけると嬉しいです。

  • MTTアッセイについて・・・

    96ウェルプレートを使って細胞に対するサンプルの影響とサンプルに対する刺激物(過酸化水素など)の影響をMTTアッセイ(n=4又は6)を用いて同時に見ようとしています。 サンプルをDMSOに溶かし、それを規定の濃度になるように希釈してウェルに蒔こうと思っているのですが、DMSOには細胞に対する毒性があると聞いております。 (1)DMSOの最終濃度はどうしたらよいのか? (2)プレートにはどのようにサンプル・過酸化水素を蒔いたらよのか(コントロールを何にしたらよいのかなど)? また、MTTアッセイをする際注意しなければいけないこと(細胞数と前培養時間、細胞生存率を計算する際必要な吸光度など)、改善したらよい点、こうしたら効率がよいのではないのかという点があれば教えて下さい。宜しくお願いします。