質問に書かれた順番で行なっているのならば、あなたのヘアケアは間違っていますよ。
コンディショニング(コンディショナーを使って髪の毛のコンディションを整える行為)によって髪の毛をコーティングしたあとに、トリートメントしてもトリートメント剤の成分は、髪の毛内部に浸透しません。
もし、今までずっと、シャンプー→コンディショニング→トリートメントの順を毎日繰り返していたのであれば、トリートメント成分が髪の毛内部に浸透されない為、写真の様な長さであれば、毛先にいくほど髪の毛内部がスカスカになってしまい、毛先に近いほど、適切な水分保湿率が保てませんから、髪の毛が広がってしまったとしても?全く不思議ではありません。
まずは、シャンプー→トリートメント→コンディショニングの順でヘアケアする様に!
……?あれ?もしかして、トリートメントって洗い流さないタイプ?もしもそうであれば、これだけのロングヘアですから、洗い流すタイプのトリートメントをしましょう。
ちなみに、洗い流さないタイプのトリートメントは、塗ってから8時間後には洗い流して下さい。それ以上放置していますと、髪の毛に負担をかけるだけになってしまいますからね。
ドライヤーで乾かす前に、タオルドライはされていますか?まぁ、たぶんされていると思いますが、まさか、ゴシゴシとタオルドライしていませんよね?
タオルドライは、まず、洗面器にためたお湯(お風呂でもシャワーでも構いません)に浸して固く絞ったタオルを広げて、使いやすい大きさに畳んでから、頭皮の水分を吸収して下さい。面倒でもこれをするのとしないのでは、髪の毛の乾きが違います。
ホットタオルでのタオルドライ後、乾燥タオルでタオルドライします。この時も頭皮の水分を吸収する事に重点を置いて下さい。
絶対にやってはいけないのは、ゴシゴシとタオルドライしてしまう事です。
ゴシゴシしてしまいますと、水分を吸って柔らかくなったキューティクルがダメージを受けてしまうからてす。
「えっ、美容師はやってるじゃん」と思われるでしょうが、あれは、髪の毛の間に空気を送り込んで、乾燥を早めているんですよ。まぁ、もっとも、ロングヘアであれをやると髪の毛が絡みやすいのでオススメ出来ませんけどね。
逆に、これだけ長いロングヘアの場合、絶対やらなければならないのが、頭皮のタオルドライでは出来なかった毛先側のタオルドライです。乾燥タオルを使い、髪の毛を優しく包む感じで髪の毛を乾燥タオルで挟み、余分な水分を吸収して下さい。
タンパク質は、水分を吸収しやすい性質があり、水分を多く含むほど柔らかくなってしまいます。その為、髪の毛が濡れた状態で摩擦がありますと、キューティクルの破損や欠損が出来てしまうこともよくある話なんですよねぇ……。
で、キューティクルに隙間が出来てしまうと、髪の毛内部の水分と中身が逃げてしまい、ダメージヘアの出来上がり……となってしまうのです。
ドライヤーは、強風と弱風、そして冷風の3種類の風が出るものなら何でも構いません。強いて加える機能は遠赤外線で、使い方にかなりの注意が必要なのがマイナスイオンドライヤーです。
マイナスイオンは、使い方を間違えると、タンパク質がかなりやわらかくなってしまい、ダメージヘアの原因になりやすいですからね。
ブラッシングは、髪の毛はウールと同じと考え、静電気が起きにくい材質のブラシなどを使う様にしましょう。静電気が原因でダメージヘアになる事もよくある話なんですよ。しかも今は、エアコンの関係で、夏場も乾燥した空気の部屋がありますから、静電気が起きやすい……。もちろん、ドライーでヘアセットする時も同じ考えでブラシなどを選んで下さい。
ドライヤーでの乾燥は、ノズルを外して強風またはワット数が大きい方にスイッチを入れ、頭皮を乾燥させるのがベストです。顎のラインよりも長い部分の髪の毛は、上で紹介した方法だけで十分乾燥します。
顎のラインよりも長い部分は、霧吹きで水を吹き付けてから、ノズルをつけたドライヤーで、弱風またはワット数が小さい方にスイッチを入れ、ブラシで軽く髪の毛にテンションをかけながら根本から毛先へブラシで梳かし、テンションがかかっている髪の毛を、ドライヤーで温めたあと、髪の毛を冷まします。
髪の毛は、ある程度の水分を含んでいる時、温めて冷ますと、冷めた時の形を維持します。
うまく行かなかった時は、水分を与えるとリセット出来ますよ。
また、乾燥し過ぎた髪の毛を温めて冷ましてもヘアセットは出来ません。
ヘアオイルなどのヘアスタイリング剤は、基本、ヘアセット後に使用するものです。ヘアセット前に使用しても梳かしたブラシなどがスタイリング剤を剥ぎ取ってしまいますからね。
ただし、これだけの長さでダメージヘアならば洗い流さないタイプのトリートメント剤の代わりにスタイリング剤を使用するのは悪くない判断だと思われます。
あっ、ドライヤーセットの際のテンションのかけ方は、髪質の関係もありますので、あなたの髪の毛を実際に見る事が出来る美容師に教わりましょう