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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:ブラジウスの式の解き方)

ブラジウスの式の解き方

このQ&Aのポイント
  • ブラジウスの式の解き方について困っています。タンクからの流出する流量を求めるためにはどのように計算すればいいのでしょうか?
  • ベルヌーイの定理を用いてタンク水面と円管出口の速度を求め、損失ヘッドをブラジウスの式で計算します。しかし、実際に式を解く方法がわかりません。
  • 教科書やネットで調べても解き方がわからず、管入り口と出口で速度が違うのかどうかも分かりません。誰か教えてください。

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  • ddtddtddt
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回答No.1

 まず確認ですが、管内流速uの方程式の導出の流れは、以下で良いですか?。  ベルヌーイの定理:   Hab-He-Hf=u^2/2/g    ここに、     a:タンクの自由水面     b:管の開放端     Hab:aとbの位置水頭差     He:入口損失水頭     Hf:まさつによる損失水頭(管内)     u:管内流速(管路を仮定)  入口損失水頭:   He=k×u^2/2/g    ここに、     k:入口損失係数  ブラジウスの式ってあまり使った事がないんですが。たいていもっと簡単なマニングの式でやるもので(^^;)。  まさつによる損失水頭:   Hf=λ×L/D×u^2/2/g×L    ここに、     λ:損失係数     L:管路の長さ     D:管径  ブラジウスの式:   λ=0.3164×Re^(-1/4)    ここに、     Re:レイノルズ数  レイノルズ数:   Re=uD/ν    ここに、     ν:動粘性係数  これらを全てベルヌーイの式に持ち込むと・・・添付図の左側上段。  整理して・・・添付図の左側中段。  L=3 m,ν=1.0×10^(-6) m^2/s,D=0.03 m,k=0.5,g=9.8 m/s^2,Hab=1 mを代入すると・・・添付図の左側下段。  あれぇ~微妙に係数が違うぞぉ~。でもまぁ~同じ形になったという事で、以後、添付図の式を使わさせていただきます(^^;)。  この問題が学校のレポートやテストで出されたものなら「ひどいなぁ~」とは思いますが、これはもうグラフでも書いてuを求めるしかありませんよ。少なくとも計算機もPCもなかった時代は、そうしてたはずです(^^)。  グラフを書くと・・・添付図の右側上段。  という訳で、u=1.6 m/sくらい。私の計算では(^^;)。ちなみにu^(7/4)なんて、u^(8/4)=u^2とそんなに違わないよねと、u^(7/4)をu^2で近似して計算してみると、(7.21236+1.5))u^2-19.6=0からu=1.499892で概ねu=1.5 m/sになりました。これでも良いかも知れませんね(^^)。  次にタンクと管内の流れの概要ですが、損失がない場合のベルヌーイの式は、   [速度水頭]+[圧力水頭]+[位置水頭]=[初期水頭](タンク自由水面の位置水頭) というのはご存じと思います。タンク内の流れにはふつう損失無しを仮定しますから、上記が成り立ちます。静水の場合は[圧力水頭]+[位置水頭]が常に[初期水頭]に等しいので、[速度水頭]は0であり、ここから水深に比例した静水圧が導かれます。  静水でない場合は、[位置水頭]の減少が[圧力水頭]の増加を上回るので、余った分が[速度水頭]にまわり、傾向としては管の入口めがけて流速は加速して行きます。  で、管に入った途端に等速になるんですよ(^^;)。  どうしてかと言うと、水は非圧縮性なので入った分だけ出ていく必要があります。そうすると管内の流量Q=Au (単位:m^3/s,A:断面積)が場所によらず一定でないと、流入/流出収支が合わなくなって「どこかに真空が出来ちゃいますよね?」って発想です。なので管路では、断面積が変化しない限り流速一定とみなします。というか、これが管路の基本仮定です。  管に入った瞬間、使える全水頭である[初期水頭]は入口損失分減ります。さらにまさつによる損失(ブラジウスの式)で、管路を進めば進むほど[初期水頭]は減っていきます。そこで流れはだんだん遅くなると考えたくなるんですが、さっき言ったように管内流速は一定です。という事は、[位置水頭]+[圧力水頭]が減ります。いま管は水平なので管の高さを基準に取れば、すでに[位置水頭]=0です。従って[圧力水頭]が減ります。[圧力水頭]は流末に向かって減っていき、開放端である流末で圧力0になって、残った水頭が[速度水頭]に化けて噴出するという構図です。  損失があれば[速度水頭]に対する貯金である[初期水頭]は減るので、流末速度uは損失無しの場合より必ず小さくなるはずです。よってuの最大として損失無しのベルヌーイ式 u^2-19.6=0 からumax=4.427 m/sが得られます。添付図のグラフの横軸が5 m/sまでしかないのはそのためです。  uの方程式のu^(7/4)をu^7に直すには、全体を4乗する必要があるので、厳密にやればuの方程式は8次方程式です。8次方程式は最大8個の解を持ち、その内の一つが求めるものです。グラフを書くと、0<u<umaxの範囲で解はu=1.6に1個しかなかったので、「それで良いのさ」という事になります(^^)。

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質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 本当にわかりやすい内容で助かりました。一人だとずっと解けなかったと思います……。 お恥ずかしいことに混乱して連続の式のことを忘れていました。非圧縮性だから連続の式が成り立ち、管内では速度一定なのでしたね。 タンク内での加速の原理も理解できました。 このグラフを用いた解法は、損失がある場合の速度は損失なしの速度を上回ることはない、と言う前提でその間に存在するuを求めたのですね! 改めまして、本当にありがとうございました。

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