ナチスの『東方生存圏』とマルサス・リカードの罠

このQ&Aのポイント
  • ナチスが推し進めた『東方生存圏』拡大政策とは、ドイツの新たな領土として東ヨーロッパを組み込む思想であり、マルサス・リカードの罠に関しては、人口増加や資源の限りによる一人当たりの分配の減少を指摘しています。
  • しかし、ナチス・ドイツが勝利し、欧州を支配下に置いた場合でも、「マルサスの罠」あるいは「リカードの罠」に陥る可能性はあるでしょう。これらの罠は人口増加と資源の限りが関係しており、ナチス・ドイツが領土を拡大した場合でも、人口増加による食料生産の追いつかなさや資源の枯渇が問題となる可能性があります。
  • これらの罠を克服するためには、インノベーションによる食料生産力の向上や資源の効率的な利用が必要です。ナチス・ドイツがこれらの取り組みを行い、持続可能な経済・産業構造を築くことができれば、罠には陥らない可能性もあります。しかし、これは仮定の話であり、実際にはナチス・ドイツの政策や経済体制がどのように進化したかによって結果は異なるでしょう。
回答を見る
  • ベストアンサー

「マルサスの罠」・「リカードの罠」について

ナチスが推し進めた『東方生存圏』拡大政策と「マルサスの罠」・「リカードの罠」について質問です。 「マルサスの罠」・「リカードの罠」とは、 1.マルサスの罠:人口増加率より食料生産増加率のほうが低いので、人口増加で労働投入量が増えても、結局一人当たりの分配は減ってしまう。 2.リカードの罠:利用可能な土地や資源には限りがあるので、その開発スピードを超えて人口増加が進めば結局一人あたりの分配は減ってしまう。 両方とも農業生産中心の原初均衡経済を最初の前提としている。 そのため、これらの罠を克服するには、インノベーションによって食料生産力を人口増加にキャッチアップさせ、同じくインノベーションによって、資源の使用原単位を減らすことで解決しなければならないのですが、ここで質問です。 ナチスの指導者、ヒトラーは、ドイツの新たなる領土として、東ヨーロッパ、つまりソ連に侵攻し、新たな領土として組み込むための思想として、『東方生存圏』という思想があった。 ナチ党の総統であるヒトラーは、イギリスのように本国の人口が僅かなのに、海外に多数の植民地を抱えるという方式では、植民地の安全性が揺らぎ、喪失する危険性があると指摘している。 そのような不安定な植民地では、ドイツ民族の生存を維持することができず、安全で確固とした生存圏を自国に隣接した地域に持つことが必要だとヒトラーは主張している。 ではもし仮定の話になりますが、第二次世界大戦でナチス・ドイツが勝利し、ソ連を含めた欧州を支配下に置いた場合、ナチス・ドイツの経済及び産業構造は、「マルサスの罠」あるいは「リカードの罠」に陥る可能性はあるのでしょうか?

  • 歴史
  • 回答数1
  • ありがとう数0

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

ないです ドイツ国民以外の搾取対象に対しては分配を一切保証しない隷属対象扱いですから

関連するQ&A

  • インドのアーリア人とヒトラーのアーリア人

    通常アーリア人といえばイランとインドに住む民族のことを指すと思いますが、ナチスのヒトラーは「ドイツ人は最も純粋なアーリア人」と主張していました。勿論この主張には無理があると思うのですが、当時のヒトラーはドイツ人とインド人、イラン人を同一視していたということなのでしょうか?そしてその当時のイランとインドはイギリスの植民地になっていたと思うのですが、「同胞」であるイラン人とインド人を解放しようと思っていたのでしょうか?なにしろ「世界を支配するのは我々アーリア人である」と言っていたくらいですから。

  • チェコ併合のときに

    ベネシュ大統領がソ連をあてにして、動員を解かず、ナチスに(頑迷かもしれないが)対抗しつづけたら、何が起こりえたでしょう? あそこでミュンヘン会談まで、それこそ戒厳令を布告しつづけていたとしたら、小協商、ソ連、対、ナチス・ドイツ、ポーランド、ハンガリーによる争乱となったのか、フランス軍がマジノ線こえることがありえたか? 戦争に見込みをもたなかった国防軍がヒトラーを押さえ込んだか、と、考えてしまうのですが、よろしければこの事象、解説してください。

  • ヒトラーとヒムラ―

    ナチスドイツ時代について質問です。 ホロコーストではヒトラーがトップとして出てきますが、最初にこれを提案したのはヒムラ―ですよね?違いますか? あと、当時のナチス党にいた兵士たちで今も生きている人はいるのですか?その人たちの話を聞ける(よめる)サイトや、映画(ドキュメンタリーのような形の)、本などありませんでしょうか?ユダヤ人側やヒトラーからみた本や文章、映画などは見かけますが、取り巻きの人たちの話が聞きたいです。今も生存されてる人はいるのでしょうか・・・・ 教えてください

  • 第一次世界大戦後

    第一次世界大戦後の、戦争は再びあるようになってしまう条約など。残された恨みは一体どのようなものだったのでしょうか・・・。 できれば、ドイツ、ソ連、植民地の人々の立場から教えて下さい。 お願いします。

  • ナチスドイツの善行

    こんにちは。 現在、大学生です。近代史に興味があります。 ところで、「日本は戦時中枢軸国のひとつでファシズムの軍国主義国家で周辺諸国に多大な迷惑をかけた」ということが、日本の歴史教科書の主な論調ですが、ここ数年(といっても私はまだ未成年ですが(笑)日本の戦時史を見直す動きが盛んになってきていますね。 そうした論調に賛同する人々はさまざまな日本の善行、たとえば杉原千畝のユダヤ人へのビザ発行、植民地や韓国での(韓国は「併合」なので植民地ではないと考えます)日本兵の道徳的行動、欧米とはことなる投資的植民地経営などを根拠としています。 一方、「同じ」ファシズム国家とされるナチスドイツの善行というのはまったく聞いたことがありません。 ナチスドイツの美談など、もしあったら教えてください。

  • ドイツの開戦理由

    第一次第二次それぞれありましたが、両方とも共通するところに、植民地獲得の遅れというものがあります。つまり、国力(産業力、人口など)にふさわしい市場経済圏を持っていなかった、しかも、そのような出遅れた国の中では、ずば抜けて国力があった、イギリスフランスよりもあったのに持っていない!ということが、開戦の大きな要因なのでしょうか?例えヒトラーがいなかったとしても、似たようなことをやったのではないでしょうか?

  • 過去の人口増加と政策

    2つの世界大戦の原因として、主に、帝国主義的植民地闘争からであるとした議論が多いように思われます。しかし、なぜ植民地主義が起こったのかという事について、あまり記述がないのではないでしょうか。また、こちらの理由のほうが究極的なものではないでしょうか? 私はそれを人口増加であると考えます。先進国が、まず医学や衛生学で成し遂げた事を土台として人口が増え、そして海外に広がっていった。これは人類有史以来、あるいは、現世人類発生以来といってもいい傾向です。 しかし、なぜ、「人口増加が世界史において悲劇の元となっている」という議論が少ないのでしょうか? 蛇足ですが、現生人類はこの宿命的な欠点を持っていると思います。決定的に優秀で強かったが、この増加を調整することができなかったおろかさはついて回るようです。

  • なぜインド人にとってチャンドラ・ボースは英雄なので

    なぜインド人にとってチャンドラ・ボースは英雄なのですか? チャンドラ・ボースはテロリストですよね?軍を使ってインドで内乱を起こした。 ナチスドイツのヒトラーと仲良し。 没地は台湾って完全に悪い人なのになぜインドでは英雄なの?

  • ナチスドイツを舞台とした小説・漫画を教えてください

    今小説を書いています。ナチスドイツの落日と戦後の混乱期を舞台にしているので参考資料を探しています。インターネットURLも大歓迎です。 ナチスドイツ(特に親衛隊員)の出てくるもの 東武戦線(ドイツ対ソ連)のもの 戦後の混乱期を扱ったもの ・・・ご存知のものがありましたら教えてください。 ちなみに私が知っているものは <映画> ヒトラー最期の12日間 ドレスデン、運命の日 サウンドオブミュージック 地獄に落ちた勇者ども <小説> 総統の子ら 戦火の果てに 白い人 <漫画> レートルシリーズ アルペンローゼ <ノンフィクション> ベルリン陥落         ・・・・・です。

  • 高度経済成長の本質とは?

    日本人の勤勉さが生んだもののように語られることが多いようですが、私は諸所の事情から背中を押されたものだったような気がするのです。つまり、植民地の消失、人口増加、敗戦民主化、農地改革、都市人口増加などの諸事情政策の結果、工業化産業化して生きるしかない、なんとか狭い国土に多大な人口を養っていかざるを得ない、大いに働け働けしかほとんど生きる道がない、という構造なんじゃないでしょうか?