日本は村社会で排他的な社会ではありませんか？

質問

日本は村社会で排他的な社会ではありませんか？
私は名古屋生まれの名古屋育ちで生粋の名古屋人ですが、キムチや韓国海苔が大好物というと奇異な目で見られます。
キムチが好きというだけで嫌韓派から中傷の的にされて心を痛める場合が多々あります。
この日本では特に韓国絡みの事柄においては、好きな物を好きと言えない肩身の狭い想いをしなければなりません。
江戸時代の隠れキリシタンのごとく密かにキムチや韓国海苔を愛好しないと、世間一般から糾弾され弾圧行為をうける羽目になり、場合によっては近隣住民からの悪意な悪戯行為により引越しを余儀無くされます。
日本人のこの異常なまでの韓国アレルギーは一体どこから来るのでしょうか？

だから私はネットで言いたいのです。
キムチLove 韓国海苔Loveと！

回答No.10

staratras

50年以上昔、小学生だった回答者のクラスに東京から転校生が来ました。その男の子が教科書を読むと、他の級友や担任の教師までもが笑うのです。「教科書に妙な節（ふし）ば付けて読みよる」と。今から思えばその子は単に東京風の(共通語の）アクセントで読んでいただけでしたが、九州の中でも「無アクセント地帯」だった我が故郷では「妙な節ばつけて読みよる」という違和感があったということです。

まかり間違えば「深刻ないじめ」になりかねないところでしたが、その転校生は勉強や運動ができたこともあり、「変な節ばつけよる」と笑われただけでした。念のために言えば、「東京のアクセントだったから」笑われたのではなく、「アクセントをつけたから」笑われたのであり、関西から来た転校生も同様でした。

「日本全体」が「村社会で排他的な社会」かどうかは即断できませんが、小さな集団では「自分たちと少しでも違うものを受け入れにくい社会」「何にでも同調を求める社会」だったことは確かでしょう。この転校生の例など、考えてみれば日本全体では多数派(共通語やアクセントのある方言を話す者）を、少数派(無アクセント方言を話す者）が差別・排斥していたのです。

これだけなら昔の小学校の笑い話でしょうけれど、懸念されるのはその傾向が「グローバル社会」の建前とは裏腹に、ある面では現在かえって強まりつつあるのではないかということです。

たとえば1970年代後半に回答者が社会人となった際の記念写真を見れば、同期は男ばかり(女性は数名、職種によっては応募段階から門前払い）でしたが、背広の色は、グレー・紺・黒・茶系統と様々でした。近年は男女比が半数近くまでなったのは良いのですが、スーツの色はほとんど黒一色です。「就活ファッションの呪縛が解けない」というだけなら良いのですが、「就職したら何でも皆と同じにしなければいじめられる」と考えているのだとしたら少々困ります。

なお、日本では「坊主憎けりゃ袈裟まで憎し」ということわざの信奉者はそう多くはなさそうなので、昨今の日韓関係の問題とは関係なく、キムチも韓国海苔も好きなだけ召し上がればよかろうと思います。