• ベストアンサー

人材派遣システムは合法的男女差別ではないのか?

昨今、女性の社会参画を目指して様々な試みがなされています。ジェンダーフリーに関しても、行き過ぎや戻りすぎがあって、健全に議論が交わされれば良いと私は思うのですが、それはおいといて・・・。 質問の人材派遣会社のシステムとは、建前はどうであれ現実としては、企業が(女性による)事務労働力を雇用の保証をせずに割安に確保する仕組みだと思います。 勿論これは、誰が見ても合法で経済合理性のある仕組みなので世の中に広まるわけですが、一方で、「合法」&「経済合理性」を隠れ蓑にした、男女差別、あるいは労働者に保証された権利の重大な侵害が起きているのではないかと言う疑念を私は拭い去れません。 男女雇用機会均等法あるいは、憲法28条の精神に照らし合わせてみてこの制度は問題ないのでしょうか?

noname#14601
noname#14601

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • aalext
  • ベストアンサー率30% (198/641)
回答No.2

こんにちは。 個人的には問題なしと考えます。 仰る事は理解できます。 しかし、派遣スタッフとして働くか、正社員として就職するか、アルバイトをするか、選択する事自体は本人の責任においてなされているはずです。 正社員としての責任を負っての就業は難しい、時間や曜日を制限して仕事を探したい、といった個人都合により派遣を選択している女性は多数いると思います。 これらの条件で正社員の口を探すのかなり無理があるでしょう。 この意味において、派遣のシステムがなければ、就労を希望する人々にとってその可能性は奪われ、企業側も効率的に人を使う事が制限されてしまいます。 又、条件を限定しなくても、正社員で応募して、希望どおりのタイミングですぐに内定をもらう事は簡単ではありません。内定を得るまでの期間、就労の機会を提供するといった面もあります。 割合としては女性が多いでしょうが、男性も実際に派遣されてるケースはあります。また実際に、事務仕事に女性(?)よりよほど向いている男性も多いでしょう。 しかし社会的に、男性は仕事をし女性は家庭、という概念が未だ根強く残っている為、長期の派遣での就労に男性は不向きと企業側にも男性自身にも敬遠されがちなのはやむを得ないのではないでしょうか。 経済合理性も人権も言うまでもなく大切な事ですが、現代社会におけるバランス感がポイントなのだろうと思います。 派遣システムの経済合理性をお認めになる以上、ではどうしたら、それを隠れ蓑にしていない、男女差別ではない、と言える仕組みになるのか、あるべき姿を示せない事には、何とも言えないのではないでしょうか。 ちなみに私は女性で、基本的には正社員でキャリアを築いており、転職時につなぐ必要が発生した場合に、便利に派遣システムを使った経験があります。 私の経験からは、働く女性自身が、主体性を持って選択権を行使できる環境には、間違いなくなっていると言えます。

noname#14601
質問者

お礼

非常に安心できる回答をありがとうございます。 実は、私は、派遣の実態について何ら資料を持っていないので、どういう人がどういう動機でそのシステムでの賃金労働に従事しているのか知りません。 が、女性が自らの経験を持って、あれは実質的な女性差別ではないとコメントされるという事実には、本当に安心しました。

その他の回答 (2)

回答No.3

人材派遣というシステムが出始めた頃は、事務職だけでしたが、今では、設計、生産などもありますよね 私の友人(男性)は、派遣社員として自動車部品メーカーで設計をしています。 男女差別でしょうか?私はそうは思いませんが。 ただ、雇用の保証など、労働者の権利というものは、ないがしろにされているという気がします。

noname#14601
質問者

お礼

下にも書きましたが、憲法28条で保障されている労働三権ってのは、人類が歴史的に築いてきた大切な権利だと、私は考えます。企業は、昨今ファイナンスの小技が開発されて目的に応じた細かな資金調達が出来るとか、IT技術の革新で組織内の情報伝達がスムーズに出来るとか、そういう技の開発による小回りを活かす事も勿論大切ですが、労働力確保(=労働機会の提供)に関しては、企業は大きな社会的責任からは免れ得ないと思うわけです。 男女差別か?と書いたのは、その企業の責任放棄の被害者がより女性に多いような印象があったのですが。 しかし、もしかしたら、「労働三権」なんてものは労働生産性の向上により今や死語になっているのかもしれませんね。 #2の方の指摘の通りで、派遣というのは働く側が主体的に選択出来るスタイルの一つなのかもしれません。

  • chaff
  • ベストアンサー率30% (264/874)
回答No.1

ご質問の意図についていけてなくて恐縮ですが、 人材派遣会社のシステムと、「女性の社会参画」の関連がよくわかりません。団体交渉権・団体行動権との絡みも.. 「意見表明」ぎりぎりになっちゃうかもしれませんが、できれば補足願います。 クライアント側の立場からしてみると、要求した仕事をプロフェッショナルとしてこなしてくれるならばスタッフが男性だろうが女性だろうがどっちでも構わないのですが.. また性別にこだわるという話であれば、作業によっては男性・女性の指定が必要な場合もありますよね。例えばトイレ掃除等の作業については女性でなければならないとか.... 私の勉強も兼ねて、具体例などがあれば教えてください。

noname#14601
質問者

補足

舌足らずな設問でした。殆ど思いつきで文章にしたので、用語がロジカルにつながってませんね。 女性の社会参画とは、「女性が社会人として誇りと責任を持って何事かに従事する」事なんですかね?(改めて定義すると自信がありませんが) 女性の社会参画支援の一つのポイントは、それを社会全体でサポートするために、古来の考え方では女性の役務とされてきた子育てやら家事やらの分担を社会に割り振りなおして、社会の中で自己実現を図りたい女性を理不尽な束縛から解放することでしょうか? 男女雇用機会均等法ってのは、女性の社会参画に関して、雇用面から男女の雇用機会を平等にすることを目的とした法律なんじゃないかと私は素人ながらに考えます。 実際には子供を産む性である女性に、男性と雇用や昇進の機会を均等に与えることは、企業からすれば非常に困難な事だと思いますが、総合職やら事務職やらの職制を設置してそれなりに努力はしているのだと思います。雇用機会や賃金や昇進が、表向きは性別によならい制度を作っておき将来的には男女の比率が「自然」になるよう努力するはずだったんだけど・・・ 経済合理性の理由から事務職をアウトソーシングしてみると、紹介される人材は何故か女性ばかり。 企業が事務作業労働力を調達するに当たり、直接雇用から間接雇用に切り替える事により、企業が女性の社会参画に貢献する努力をしなくなる。というのが、私が軽はずみな言葉で懸念した「人材派遣会社のシステムと女性の社会参画の関係」=>書いてる現在もうまく言葉にならないのでもどかしい思いですが。 団体交渉権とか団体行動権との関連は、企業が活動する上で調達すべき経営資源のうち、「労働力」だけはその調達の仕方によっては人の一生を左右するので、特別な権利を与えられて保護されています。これが憲法28条の基本精神。労働力とは、経済原理を理由として、雇用を保証しない安価な調達を軽々しく行ってよいものではなく、その権利は世界中の労働者が歴史的な闘争の中で獲得してきた貴重な権利であると私は認識するのですが、昨今の人材派遣会社のシステムはこの崇高な特別権に対する考えが希薄になっているような気がします。(ここに来ると、女性差別か?というタイトルからは外れるんですが) ここで私が言っているのは、専門技能を派遣する高度な派遣業ではなくて、世の中の派遣の大半がそうであろうと勝手に想像する、純粋な事務作業員の派遣の話です。 急いで書いたので、意味の通らないところもあるかもしれません。

関連するQ&A

  • 男女共同参画

    「女性は昔から強かった、男女共同参画やジェンダーフリーというのが薄っぺらい屁理屈に感じる」 これってどういう意味だと思いますか?

  • 男女共同参画社会のあり方について

    近年、男女共同参画社会への様々な取り組みがなされております。今日、政府専門委員会からの最終報告もなされ、今後その具体化が急がれるところです。 歴史的/文化的な影響から生まれた社会的な性、ジェンダーと言う言葉が盛んに言われていますが、私は男女それぞれが持つ特性や持ち味、らしさと言うのは、活かしつつ、様々な矛盾や不合理を整理、解決し、共同で社会を築くことが望ましいのではないかと考えております。 単にすべてが平等なのではなく、違いを認め合うことから始まるのではないでしょうか? 皆さんは、どんな意見をお持ちでしょう?

  • ジェンダーフリーとか男女共同参画の有るべき姿は?

    ・ジェンダーフリーの旗手として最適と思われる猪口氏が、意外にも単発で安易な提案の発言に、すっかり失望しました。 ・【出産費負担無し】だけで少子化や男女共同参画は成り立たないと思います。 ・僕が考えるには、本質的に男女は異なるのだから、大別すると次の4つかな? (1)男女相互が補いあう社会作り。 (2)キャリアを考えると、男女でスタートラインが同じになるように差をつける。 (3)女性のキャリアの軽視を止める。 (4)育児・教育環境の再考 ・皆さんが思うジェンダーフリーとか男女共同参画って、どんなイメージですか?  日本の将来を考えると、少子化、教育、高齢化社会は避けて通れない壁だと思って書き込みしました。

  • 男女間で不利益扱いする根拠

    ご質問させていただきます。 まず前提として 「処理能力が同一なら男性を雇用すべき」 「出産等による解雇は至極当然」 という考えを持っています。理由は男性の方が条件が合理的・経済的だからです。逆に言えば、女性は生理休暇や出産による休職等のリスクが多く、とても扱いが難しいからともいえます。 事業者の側からすると当然だと思っています。しかし、世の中には男女雇用機会均等法などの女性にやさしい法律があり、非常に悩ましい所です。 さて、本題ですが、事業者が雇用、解雇、昇進等の扱いで 「男女間で不利益扱いが可能な根拠」 および 「男女間で不利益扱いが不可能な根拠」 が知りたいです。 ぶっちゃけ、男女雇用機会均等法をタテに不利益扱いをまったく出来ないのであれば不満を通り越して怒り心頭です。 なにぶん素人なので、解釈とか間違いとかあると思いますが、その点指摘していただければ幸いです。 よろしくお願いします。

  • これは不当な男女差別だと思いますか?‐万引き犯の死亡事件から

    店員に殴りかかった万引き犯が 店員に取り押さえられて死亡した事件では、 取り押さえた店員が逮捕されました。 (他の被疑者死亡事例において 取り押さえた側が警察官だった事件では、 警察官が逮捕された様子はありません。 ここではその問題はさておいて、 民間人同士の事例で比較します。) 上の事件で死亡した万引き犯も 取り押さえた店員も男性でしたが、 同じ状況下で万引き犯が女性だった場合、 力の不均衡により男性店員が有罪になる確率が 高くなるそうです。 【1】 これについて皆さんはどう思いますか? 不当な男女差別だと思いますか? 肉体的性差に基づいた合理的な扱いの差だと思いますか? 【2】 普段、生物的性差を無視したジェンダーフリー論を 唱えるフェミニストが、 こういう事例に限ってここぞとばかりに、 女性の肉体的ハンデを理由とした 女性擁護論を繰り広げるのは矛盾していると思いますか? あなたの性別とご意見をお聞かせ願います。

  • 本当の男女平等って・・・

    一昔前から、男女雇用機会均等法やフェミニズムやジェンダーフリーとか正直、一般の私には小難しい言葉で、男女同権・平等などがうたわれていますが、実際のところ、目に見える法律上の権利としての平等は普及していても、目に見えないシーンでは、まだまだ「平等」に壁がある部分が正直あると感じています。 私は、今年で社会人10年目を迎え、今年の春に企業をする女性です。 今まで営業という職業がら、女性としての有利・不利な場面を目の当たりにしてきました。 ただ、決して女性の権利云々をここで書きたいのではなく、いくら平等が大切だとしても、せっかく入社しても彼氏中心の価値観の女性や、チョット厳しい注意をしただけでしょげる男性も結構多いです。 ここで皆さんにお伺いしたいのは、男女平等って本当に必要なんでしょうか。 本当に必要とする平等は、社会進出意欲のある人たちに、雇用チャンスや出世チャンスが男女問わずに平等に機会を与えられることなんじゃないかと思うんです。 どうですか? ぶっちゃけたご意見をお伺いできればと思います。 ちなみに、私がここで書いている権利とは、社会進出における平等という視点で書いています。

  • 男女雇用機会均等法

    男女雇用機会均等法に 第5条 事業主は、労働者の募集及び採用について、女性に対して男性と均等な機会を与えなければならない。 とありましたが、男性に女性と均等な機会を与えないのは違法にならないのでしょうか? そうだとすると均等とは言えないような…

  • 健保組合の扶養認定基準が男女で異なるのは差別では?

    結婚することになり、女性である私が、生計を立てることになりました。夫は過去も現在も無職無収入で、主夫となるのですが、会社の健康保険組合で、女性が被保険者である場合には、夫は被扶養者に入れることができないので、国民健康保険に入るように言われ、国民年金3号も拒否されました。 私は総合職で、男性と同じ雇用条件で入社しています。給与形態も保険料も男性と同額です。 男性が被保険者である場合は、妻は被扶養者に入れるのに、女性が被保険者である場合に夫が被扶養者になれないのは、男女共同参画の基本理念に反するとともに、男女差別であると思うのですが、いかがなのでしょうか?夫も被保険者にするための方法として、何か手立てはあるのでしょうか? 夫が健保組合の被扶養者になれないと、夫が国民健康保険と国民年金1号に入ることになり、年間50万円以上の負担が余分に発生し、生活にかなりの支障をきたします。 解決方法があれば教えていただければと思います。

  • 男女共同参画社会基本法について

    男女共同参画社会基本法について この法律はおそらく、海外の法律(どこかは不明)を参考にしていると思いますが、廃止したほうがいいんじゃないでしょうか? 男性の非正規雇用増大の元凶となっています。女性は結婚し、妊娠と子育てに集中するため、結局は男性の収益に頼らざるを得ないからです。 海外を参考にするのはいいことですが、文化が違います。海外で成功しても日本で成功するとは限らないからです。

  • 「少子化」と「男女平等」には因果関係が!?

    近年問題となっている「少子化」と「雇用機会均等法」及び「男女平等」には因果関係があるのでは?と感じているのですが… (※もちろん、景気などの経済的な理由により子供をつくらない場合などの理由もあると思います。) ○私個人の考え---------------------------  「雇用機会均等法」や「男女平等」により、女性が社会進出してきた分、「男性は外で稼ぎ、女性は家を守る」(←差別用語とされている)という常識が崩れてきていると思います。男性が仕事能力が高いとか、女性が仕事能力が高いとかっていう差なんて基本的には無く、男女同等の能力があると思いますので、女性が社会に進出してきてしまえば、昔からの「男は稼いでくれる」という男の価値そのものが無くなることになります。 女性は子供を生むことができます。しかし、男性は子供を生むことはできません。ですので、女性には「子をつくり、育て、家を守る」存在であってほしいです。 ------------------------------  少子化と男女平等(雇用機会均等法も)は因果関係があるのか、無いのか教えていただきたいです。