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江戸っ子はなぜ「ひ」を発音できないのでしょうか?

polnareffの回答

  • polnareff
  • ベストアンサー率52% (119/225)
回答No.3

 picklesjamさん、こんにちは。    江戸っ子が「ひ」と「し」の区別を苦手とするのは、遺伝的なものとかではなくて、地域的なものです。私も5代続く江戸っ子で、私は「ひ」と「し」の区別がつきますが、わたしの父(50代後半)の世代になると、「ひるめし」が「しるめし」になったり、「ひこうき」が「しこうき」になったりします。それを周りでからかうと混乱するようで、本来「し」で発音しなければならない語を「ひ」で発音してしまうような現象も見られます。「質屋(しちや)」が「ひちや」になったり。  これは本来日本語において「ひ」と「し」の発音が、発音の方法や音声的に極めて近いものとして認識されてきたという結果によるものです。逆に大阪や名古屋などでは「し」と発音するべきものを「ひ」と発音する傾向が年配層の方々の間で見られます。  このような現象は様々な言語で確認できます。韓国人や広東人は「N」と「L」の区別が極めて曖昧だったりします。広東語で「あなた、君」を表わす「Nei」という語を「Lei」と発音する広東人が多くいます。  小さな頃から慣れ親しんできた音を矯正するのは極めて困難なことです。私達が外国語を勉強しても意識せずにいるとどうしても日本語風の発音になってしまうように。日常生活に支障がない「音の入れ替わり」はひとつの文化です。  では、失礼いたします。

picklesjam
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 そういえば「ひ」「し」はローマ字で書くと、 「hi」「shi」。 どちらもベースの音は同じなんですね。 曖昧な発音もひとつの文化、と考えると、 言葉って奥深いものだな~と実感。 標準語の「標準」ってどういう意味なんだろう? とも思います。

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