教室でのポータブル拡声器１０台使用とハウリング

質問

4月に「スピーカー直結マイクを１０人に持ってもらうには」と質問した者です。

おかげさまで、先日、以下のポータブル拡声器２台、１０人での実験に至りました。
https://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/400-SP065

音質・音量は問題なしで、ハウリングは出ました。

ただ、それは実験に２台しか使わなかったせいで（１）学生さんに近くに座ってもらうことになり、（２）スピーカー＆マイクセットを卓上に置くことになり、（３）マイクとスピーカーが近づいたり向き合ったりしたせいではと疑っています。

その日は、あいにく教卓のワイヤレスマイクが別件でひどくハウリングし（ボリューム設定を誰かがいけないレベルに上げていたと判明。ポータブル拡声器との干渉ではなかったはず）、その印象も加わってか、拡声器を人数分に増やすのはどうだろうと尋ねたら、学生さんにはぶんぶん首を振られてしまいました。

が、（１）拡声器を腰につけ、（２）マイクは首にかけて口元に向け、（３）１０人が極力離れて座れば（会話目的ではないのでOK）いけるのでは？と思うのですが、甘いでしょうか。

現状では、話者の声質、声量、マイク設定位置の巧拙で音量のばらつきが大きく「それでは拡声になっていません」ということもありますが、機材としての音量は無問題で、あとは使い方の教育＆学習ですから、買い足して使いこなしてもらうことを夢見ているのですが・・・

なお「スイッチを切っておいて、当てられたら即座にONにして喋る」のが理想ですが、「スイッチ＝ボリュームコントローラー（ダイヤル式）」なので、「一定のボリュームにしておいてのON/OFFは不可」というのがやや不安です。でも、ダイヤルの適度な音量位置に印をつける、あるいは、離れて座れば常時ONでも行けないか？などと考えるのですが、素人すぎてわかりません。

アドバイス等、いただけないでしょうか。どうぞよろしくお願い申し上げます。

回答No.4

John_Papa · ベストアンサー

No.1です。

成功おめでとうございます。
音量控えめに設定しておけば、自然とマイクの位置や自分の発声に気を配るようになります。

もう一つ追加でアドバイスすれば、
マイクの位置は口に近づけたいところですが、口や鼻からの息がマイクに吹きかかり、これが「吹かれノイズ」になって聞き苦しくなります。
ヘッドセットマイクの場合、「イー」と発声している時の口びるの横、切れ目あたり、そこから上唇に添って鼻息が掛からないあたりまでが吹かれが少なくて声量も豊かで最適だと思いますよ。
使用する本人の視覚の邪魔になる事もありますから、上記を基本に最適な位置をみつけてもらってください。

お礼

ありがとうございます。ほんとうに助かりました。

「吹かれノイズ」という用語は知りませんでした。わたしはそれを避けようと、口の中心より少し脇、少し下にずらす癖があるのですが、「イー」の上唇沿いがベストなら、もっと高くていいのですね。いいニュースです。なかなか声が入らない感じの学生さんが数名いて、さて・・と思っていたところでした。マイクに声を入れるのは技術なのだと、学生さんを見て改めて思います。とくに外国語だと、声量も、音の長短も高低も間の取り方も、自然にはいかないので、マイクの位置について「一般にそのあたりがベスト」というきちんとした情報を提供できるのは、たいへんありがたいです。

みなさまのご回答が、全体的に「できそう」な方向に見えたおかげで、学生さんに首を振られつつ成功に至れましたので、本来、すべての回答をベストアンサーにしたいのですが、ひとつということですと、みなさまのご回答に改めて感謝しつつ、製品のご紹介から、ハウリングの根本原理、マイクの位置まで、素人相手に万全の情報をくださったJohn_Papaさまをベストにさせていただきます。

ありがとうございました。

回答No.3

sirasak

興味があり、再回答です。
質問は添付図のような教師と学生との会話用でしょうか？、
ハンズフリーポータブル拡声器は低音が出にくいようにしてあるようですね。
ピーと高音ハウリングしているなら音量を大きくしないことやマイクとスピーカーを向けないで距離を離すことしかないと思います。
学生のスピーカー部は卓上に置くのが安定し、聴きやすいので良いと思います。
拡声器を人数分に増やすのはそれぞれが大音量にしない注意が要ると思います。
（１）拡声器を腰につけると床向きで高音が聞こえにくくなるのでは？
（２）マイクは首にかけて口元に向ける器具はヘッドセットよりも難しい？
（３）１０人でも音量さえ皆が同じレベルなら問題ないと思います。

小声でなくマイクにキスするくらいに近づけて大きな声でしゃべるのが良いと思います。
機器がスイッチ/ボリューム式なのは一長一短があり、
ダイヤルの適度な音量位置に印をつけるしかないと思います。

音質が劣りますがメガホンタイプのほうがスピーカーとマイクの向きが反対なのでハウリングしにくいはずです。
ヘッドセットマイクは常時拡声できるので雑談がもろに出ませんか？
机に置くタイプのマイクのほうが有利な場合もあると思います。
マイクを置く放送設備や会議用のほうが学生には適していないでしょうか。
ダイナミックマイクなら並列つなぎで皆同じ音量設定にできます、簡易なマイク/パワーアンプで出来るので安く出来るはず。
天井スピーカーなら全員に音が届くし、マイク方向や位置が良い方向になるので放送には良いはずで教室専用の放送設備があるならダイナミックマイクをミキサーを使わずに並列でいくらでもつないで使用できるはずです。
各机にマイクを設置して会議設備みたいに天井にスピーカーを配置して音量調節出来るようにするほうが運用や機器や電池費用も安価に出来るのでは？と思いますので管理者に相談されたら良いと思います。
素人意見ですみません、参考になれば。

お礼

ありがとうございます。

教員との会話というより、電波にのるパブリックスピーキングモードで外国語を話す練習です。通訳のイメージです。

本当は天井スピーカーから音を出せるスタンドマイク各席標準装備の教室を使いたかったのですが争奪戦で敗北し、非常勤なので教室の設備自体に手を加えることはできず、かつ、なにかを持ち込むにあたってもセッティングに時間のかかることはできないという制約があります。

すると、ご紹介いただいた「選挙用」ポータブルスピーカーは、ハウリングを避ける技術さえ身につければベストだろうと、昨日、見切り発車で、人数分になるように追加注文しました。人数分、買ったのですから、みなさんなんとか使いこなしてくださいという状況になったわけです。

教室は１０人にはムダな奥行きがありますので、中央通路を挟んで、片側に５人ずつ等間隔に座ってもらい、スピーカーは机の上に配置、あとは音量の調整と。

声量も声質もバラバラなので意外と難しいのですが、だいたい毎回マイクを運び込むのも、１０台になると充電も大変なので、もう学生さんに学期中、預けることにして、「授業に備えて充電しておくように。適切な音量になるようにマークを」でしょうか。

１０台ともONの状態にしておいて、教員もマイクを使うと（学生さんが散らばるので肉声はきつい）、やはりまずいのか試してみます。

「マイクにキスするぐらい」という天才的な形容をありがとうございます。まさにそれです！　学生さんはなぜかマイクをなかなか口に近づけてくれないので、もっともっとと言っていたのですが、「キスするぐらい」で一発解決の予感がします。

追加注文時に、製品写真をよく見ていなかったことに気づきまして、実は、マイクは「首輪式」ではなく、孫悟空式に頭にはめるもけるものから生えていました。頭からだとぐらつかないのでキスもしやすいと思います。

とりあえず期待を持って次回の実験に臨みます。

ありがとうございました。

補足

できました！と報告する「解決報告欄」がないので「補足コメント」で失礼いたします。
今日、九人で左右縦長に微妙に席をずらして、壁から離れて座り、スピーカーはモニター（机にPC用＋教員からの提示用スクリーンなど障害物が多かったのですが）の隙間を狙って前に向け、音量を上げすぎず「キスするぐらい」マイクに口に近づける、で、ハウリングなし、天井スピーカーからの音声と同等の音量を確保できました！

こちらのみなさまの回答が、使い方に気をつければできることなんじゃないないかと思わせるものだったおかげで、目的を達成できました。ほんとうにありがとうございました。

回答No.2

sirasak

ハウリング状況は　ボウーと低い音？　ポーと中音？　ピーと高音？
色々あると思いますが、ポータブル拡声器に低音カット調節がない不適切な機器のようですので低音でハウリングしやすいのでは？
ハウリング音の状況を補足されると良いと思います。
又、指向性マイクなので口元に近づけずぎると低音部が大きくなる近接効果で低音ハウリングしやすくなるはずです。
かえってハウリングしやすい無指向性マイクのほうが、ヘッドセットでマイク方向と位置を一定で使うなら低音が大きくなる近接効果が出ないので良いかもですので試したら良いと思います。
音声では低音は必要なくて、高音ハウリングもスピーカーに直接マイクを向けなければかなりハウリングしにくいのでは？と思います。
興味があり、想像意見なので参考にならないかもですが、

お礼

ありがとうございます。扱いのわからない素人なのでほんとうに助かります。

スピーカーとマイクがむかいあうと出ると気づいたのは授業のあとで、授業中は「マイクとスピーカーを離す」、「変な感じになったら頭を動かす」という指示しか出せませんでした。

口元固定が危ないようなら、スピーカーは腰につけ、マイクは手に持ってもらうというのを試してみようと思います。

補足

ハウリングの状態についての補足です。

・実際、喋っているときより、置いているときに起きていた
・「ポー」より「ピー」寄りの、なんか「キューッ」とよじれ上がるような音程の変わる音
・「低音」にはわたしには聴こえなかった

回答No.1

John_Papa

こんにちは。

この数日イベントの為、回答に充分な時間を割けない状況です。
ハウリングに対処する考えかたを述べますので、体験学習してください。

※ハウリングは、残響の延長で発生します。
残響は音が何度も跳ね返る現象です。音が延びます。

ポータブル拡声器1台でも、拡声器を付けた人を大勢で取り囲めば音の跳ね返りは増加しハウリングに至ります。
もともと部屋が残響の多い構造（容積÷壁床天井の表面積　が小さい）や反射の多い材質（硬くて平面的）の場合はハウリングも発生しやすい。
構造的に壁や天井に窪みカーブがあると室内に反射音の集中や焦点ができる為、音に斑ができて音質だけでなくハウリングも非常にコントロールしにくい空間になる。
反射音は拡散する事が望ましい。とはいえ構造的な問題は自力解決は困難。
机・椅子・カーテンなどは、近接的には良くないが、部屋全体では改善策に成る可能性が高い。

まだ、拡声器を手に入れて間が無いので、音量を上げてみたい筈です。拡声器の音も、ハウリングの起きる前に音の切れが悪く伸びる感じがある筈なのでそのあたりを聞き分けてください。
音量を上げるより、音量を少し落とす方がすっきりした音で聞き取りやすい筈です。
動かすことが初期ハウリングの対策になります。固定されたマイク・スピーカーより、移動しているマイク・スピーカーの方がハウリングに有利というのは前の回答でも述べた通りです。
慣れてくれば、いかにも「拡声してるぞ」という音ではなく、「スッキリ明瞭に聞ければ良い」という方向に落ち着いてくるんではないでしょうか。

お礼

このたびもほんとうにありがとうございます。たいへん助かります。

教室は、床が硬く、各席にPCモニターが立っており、今回、近寄って座ってもらったうえに、わたしが近寄ってどうかしようとして「取り囲む形」が完成したのが敗因だったように思えてきました。

他のかたのコメントで気付いたのですが、喋ってハウリングが起きるのではなく、スピーカーから出ている小さな雑音を、セットで動かそうとするときにマイクが拾って、「取り囲む」状態の中で、で一気に「キューン」とくる感じです。

お話を伺って、まだ試せることはあるので、あきらめるには早いと確信しました。部屋自体は大きいので、

・壁とお互いから離れて２台のスクリーンの間に座わる
・スピーカーは卓上の前の端に前向きに置く
・マイクを口元に近づけて音量は低めにする
・窓側は窪みのある構造ですが遮光カーテンでカバーする
で試してみます。

今、３台あるのですが、１０人で３台で離れて・・・だと実験もままならないので、ここは「いけるだろう」と思うことにして、首は振られてしまいましたが、１０人分揃えてしまった方がうまくいきそうな気がしてきました。

補足

できました。今日、９人で間をあけて、ハウリングなし・音量十分（マイクの位置とスピーカーの置き場についてはうるさく言いましたが）で目的完遂できました。こちらの商品をご紹介くださったおかげで、後期も心配せずに授業ができます。ほんとうにありがとうございました。