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選択的夫婦別姓に対する賛成派の論法

eroero4649の回答

  • eroero4649
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回答No.2

現実問題としては、結婚というのは家と家との結びつきであることは事実だと思います。 ただ、別姓を認めるかどうかというのは法律におけるという話であり、法律というのは根源的には憲法に基づくものとなります。 その憲法では第24条で「婚姻は、両性の合意に基いてのみ成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本」と定められています。日本国憲法においては、結婚は家と家との結びつきである「前」に個人と個人の同意に基づくものであるとされているのです。そして「夫婦が同等の権利を有することが基本」とあるので、本来であるならば、夫が妻の名字を名乗ることも同等くらいにあってもいいはずだということになります。ただそこは慣習として夫側の姓を名乗ることになっていることがほとんどなので、婿養子のようなケースを除けば妻が名字を変更する人が多いのです。 あと少し質問者さんは間違えておられると思いますが、夫婦別姓というのは結婚のときに新しい姓を作るわけではありません。奥さんが旧姓のままで婚姻関係があることを認めるということなのです。 戸籍上の名字が変われば、当然のことながらクレジットカードやキャッシュカード、生命保険などまで全ての名前を変更手続きしなければなりません。しかし不幸にして離婚ということに至った場合、また元に戻さないといけません。そういう負担が妻だけ負うのはちょっと大変です。 また最近は女性が働いていることも珍しくありません。今まで山本さんだった人が結婚して鈴木さんになると新しい姓がピンとこないので、最近は旧姓のまま仕事をしている女性も少なくありません。周囲も今まで山本さんと呼んでた人を鈴木さんと呼ぶとなると混乱もするので、旧姓のままで仕事をしてくれたほうが楽です。しかし仕事上は山本さんなのに、なにか公式な手続きをするとなると鈴木さんでやらなきゃいけなくなったりするので、だったら夫婦別姓(奥さんが旧姓のままで結婚を認めること)をしてもいいんじゃん?という風潮になっているのです。 両家の駆け引きが云々というのは「結婚というのは家と家との結びつきが前提である」というどちらかというと保守的な価値観に基づくものです。保守的な地方であるならば「そりゃ結婚となると家と家との結びつきだろ」となるでしょうが、東京などの大都市圏ではそこまでではありません。最近の若い世代では、両家の顔合わせは結婚式が初めてなんてことも珍しくないそうで。 つまるところ夫婦別姓を認める、認めないというのは結婚を「個人のこと」を基本と考えるか「家のこと」を基本と考えるかでその人の価値観が変わってくるのではないかなと思います。

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