低中炭素鋼の高周波焼きなましについて

このQ&Aのポイント
  • 通常の熱処理炉を使用する場合、焼きなましや歪み取り焼鈍では冷却速度が処理後の硬度を決める重要な要素となります。
  • 最近弊社にて、とある部品で一部のみを高周波焼きなまししようとしておりますが、設備メーカーからは炉冷時間などなくそのまま空冷すればよいと言われています。
  • しかし、焼きなましの本来の目的である「鋼を柔らかくする」という目的とズレているのではないかと感じています。私の理解は正しいのでしょうか?
回答を見る
  • 締切済み

低中炭素鋼の高周波焼きなましについて

誘導加熱の素人です。教えてください。 一般論になりますが、通常の熱処理炉を使用する場合、焼きなましや歪み取り焼鈍では冷却速度が処理後の硬度を決める重要な要素となり、一定の炉冷時間が不可欠ですよね。最近弊社にて、とある部品で一部のみを高周波焼きなまししようとしておりますが、当然炉冷時間などなく、そのまま空冷すればよいと設備メーカーから言われています。これって「焼きならし」に過ぎず「焼きなまし」の本来の目的である「鋼を柔らかくする」という目的とズレているのでは?と感じるのですが、私の理解は正しいのでしょうか?教えてください。

  • 金属
  • 回答数2
  • ありがとう数0

みんなの回答

  • lumiheart
  • ベストアンサー率47% (1097/2289)
回答No.2

誘導加熱の用途別適用事例:焼鈍(アニーリング) http://www.inductionheating.jp/application/use/annealing/ >当然炉冷時間などなく 高周波発信器をイキナリ停止されれば炉冷時間ゼロですが 例えば高周波発信器出力が10kwだとして 10時間掛けて10kwから徐々にゼロkwまで減らせば 炉冷時間は10時間となりますね 温度プロファイル https://jp.misumi-ec.com/tech-info/categories/machine_design/md10/c1109.html https://www.noritake.co.jp/products/eeg/subs/detail/127/

  • MIKI-PAPA
  • ベストアンサー率17% (186/1049)
回答No.1

高周波加熱では云われるとおり冷却時間をかけないと「焼きなまし」にはならないと思います。 なお、空気中で加熱すると、綱表面の僅かな炭素は逃げ、熱処理後の硬度が落ちる恐れは有ると思います。(浸炭処理の反対) 私の様に素人でも判るのに「設備メ-カ-」の人の常識を疑います。

関連するQ&A

  • 高周波の焼き鈍しについて

    材質SKD-11φ30*50の材料に高周波で加熱後、プレスにて成形した部分を旋盤加工をしたいのですが硬度が上がってしまうので焼き鈍しが必要だと思われます。焼き鈍しをする際、炉内で徐冷しなければ鈍らないと聞いたのですが時間がかかるので困っております。もっと簡単に焼き鈍しをする方法を教えて下さい。やっぱり時間がかかるのは仕方のない事なのでしょうか?

  • 炭素鋼の熱処理について質問します

    炭素鋼(S45C)の標準組織写真集を作っているのですが、水冷=マルテンサイト、炉冷(焼きなまし)=荒いパーライト、空冷(焼きならし)=加熱温度によって結晶粒が異なるところまでは実際にやってみて顕微鏡よりわかったのですが、トルースタイト、ソルバイトを見たいのですが組織の違いが分かりません。違いを教えてください。 また、写真集を作るのにあたり見たほうがよい組織・熱処理方法などあればアドバイスをください。

  • A6063T6の焼鈍し

    熱処理合金であるA6063T6は焼鈍しによりどの程度軟化するのでしょうか? 加熱状況としては1分以内に600℃まで昇温し自然冷却するような場合です。 加工硬化により強化されている非熱処理合金のH材であれば 完全にO材レベルまで焼鈍されると思うのですが、 時効硬化により強化されている熱処理合金の場合は、 完全にO材化するのかどうか知りたいです。 また、仮にO材化するとして、その後自然時効により 強度は上昇するのでしょうか? ご教授願います。

  • 焼結合金 SMF5040の焼きなまし温度について

    焼結合金 SMF5040について 浸炭焼き入れ焼き戻し後に焼きなましを行い硬度を下げたいのですが、焼きなましの最低温度は何度で何時間処理すれば宜しいでしょうか? ちなみに、浸炭焼き入れ焼き戻し後の硬度はロックウエル硬度計HRAスケール67です。また、この材料の変態点温度は何度ですか? 以上、よろしくお願いします。

  • SUS440Cの焼き鈍しについて

    知恵を貸していただきたいです。 外周に高周波焼き入れ済のΦ4の丸棒にM2のタップを切りたいのですが、そのままでは下穴も開きません。 そこで高周波加熱機を使い、局部のみ焼き鈍しを行い加工を行なっています。 ですが焼き鈍しの条件が安定せず、タップが数十本持つ時もあれば1本目で終わるときもあります。 また、焼き入れ無しのSUS440Cでは欠損なく加工出来てます。 条件と致しまして SUS440C 高周波焼き入れ(浸透深さ片肉1mm)HRC55程度 M2x深さ7mm(食い付き4Pロールタップ) 下穴Φ1.85 同期タップ機能付きNC旋盤にて加工 現在タッピングペーストを付けてます。 高周波加熱機にて赤くなるまで過熱し、銅の受け板に置いて常温(25℃)にて冷却。 100A~250A、3~10秒まで試し、一番良いと思われる条件(径がΦ5にM3で条件を出しました)で加工してもその周辺で試してもタップが持ちません。 以前250Aで10秒で焼き鈍しを行なって加工したときは端面でセンタードリルが粉砕する(端面にはキズも入らず)ようになっていたので焼き鈍しをかけすぎると(冷却方法かもしれませんが)逆に硬くなってしまうようです。 条件というよりも根本的にやり方が間違っているような気もします。 皆様お忙しいとは思いますがご教授頂ければ幸いです。 皆様、回答が遅れ申し訳ありません。 当方海外在住なもので国営ネットが破綻しておりました。 今回の加工するワークですが外径に高周波焼き入れの入ったセンタレスシャフトを購入し追加工を施すといったもので、焼き入れ前にめねじをあけるというのは無理なのです。 今回色々な条件を試し電流値、時間のデータを取り、本社で硬度を測定したところ、一番良い物で40~45HRCが出ているとの事。 (ちなみに周波数は374kHzでしたがここは調整箇所なのでしょうか?) ですが同じ条件で再度焼き鈍しを行なった所タップが持たず・・・ 正直常温空冷で焼きが入ってしまうとは思いませんでした。 確かにまっかっかになるまで焼くとかなり硬い印象を受けます。 中量生産で安定させる上手い方法はないかと思案中です。 追信 メッキありのシャフトとメッキ無しのそれとではやはり焼き鈍しの条件は変わってしまうのでしょうか? ちなみに硬質クロムメッキで膜厚5~10μm程度です

  • しんちゅうの焼鈍

    材質C2680のシボリ製品を割れ防止のために真空炉で焼鈍したいのですが 熱処理条件はどのように設定すればよいでしょうか。 温度、キープ時間、炉冷時間等。 よろしくお願いします。

  • 熱処理についてお伺いします。

    過去ログ検索しましたが見あたりませんでしたのでお聞きします。 アルミダイカストADC12を焼準しているのですが、加工後のヒズミが大きく出たため焼鈍してみたところヒズミが非常に少なくなりました。違いは空冷か炉冷かの違いですが、何故このような変化が出るのか解りません。詳しく教えていただけませんか?宜しくお願い致します。

  • 銅の軟化焼鈍について

    板厚1.5ミリの無酸素銅を筒状に巻いた製品に軟化焼鈍を行いました。焼鈍の方法は、大気中にてガスバーナーで銅が赤くなるまであぶり、空冷にて冷却するというものですが、想定したほど軟らかくなっておりません。今以上に軟らかくすることは可能でしょうか。加熱時間、温度等ご教示下さい。

  • 焼鈍材と焼準材

     SS400、S45C、SK5のいずれの鋼種であっても、オーステナイト相からの冷却方法が違えば、すなわち炉冷と空冷とでは同じ種類の組織となるが、その緻密さが異なっている。これら三種の鋼種では焼鈍でも焼準でも、高温のオーステナイト相からの冷却では拡散して、室温で見られるフェライトやパーライトの組織が形成される。変態温度の違いで組織の緻密さに違いが生じることを。連続冷却曲線や核生成の機構から検討せよ。なお、ここで冷却速度が大きいことが直接には組織の緻密さに結びつかないことに注意する。さらに同じ組織であっても、緻密な組織の方が強度が大きいことも説明せよ。 このような課題が出たのですが、どのように答えたらいいのでしょうか。

  • 低温熱処理について

    一般に低温熱処理は ひずみ取り目的で行われると思いますが、なぜ硬度が上昇するのでしょうか。 ひずみが取れるなら軟化しそうな気がしますが… 初心者で申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。