樹脂成型時の金型温度と製品の関係
- 樹脂成型時の金型温度が製品温度より高い場合、製品は小さくなったり反ったりすることがあります。
- PC+ABS材料の推奨金型温度上限が80℃の場合、製品の環境試験温度である85℃よりも低いため、別の材料を選定する必要があります。
- 製品が縮む原因については詳細がわかっておらず、縮む理由に関する情報は不明です。
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樹脂成型時の金型温度
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調べてみましたがPC+ABSはABSと比較して耐熱温度がある程度向上するもの大幅な改善ができる訳ではないようです。 本来プラスチック製品は常温でも長時間経過すると必ず収縮が進むのが普通です。 それで高温になれば収縮が早まることは間違いないです。 推奨金型温度はある程度幅がありますが、その温度である程度の力を加えて金型から押し出しても変形がほとんど起きない程度として決められています。 しかしながら常温でも力を掛け続けるとクリープ変形を起こし、その温度が高くなれば変形が大きくなることになります。 実際には製品の厚みや形状、また成型条件によって収縮変形は大きく変わりますから現物で試作テストするしか確実な方法はありません。 部品設計として収縮による変形を抑える為に形状を変えたりリブを付けたりする対策を前もって考えるのが常識です。 いずれにしてもABSを含む限り熱に弱い特性が大きく改善することはないでしょう。
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- tetsumyi
- ベストアンサー率26% (1853/7073)
ABSはかなり熱変形しやすい材料ですから85℃は非常に厳しい環境でしょう。 http://www.toishi.info/sozai/plastic/henkei.html 何故変形するかと言えば、プラスチックの射出成型では非常に高い圧力で短時間にキャビティー内に流し込み金型に接した部分から固化しますから内部には相当の均一でないストレスが掛かっています。 それで80℃にもなるとストレスを解消する方向に変形が起きます。 つまり金型に接した部分では不安定な分子状態で固化しており、これが高温になると安定しようとするとき収縮が起きることになります。 いずれにしてもABSは寸法精度を重視しない外観物に使われることが多く、80℃の環境で高精度維持は困難と言わざるを得ないと思います。
補足
ご回答ありがとうございます。 材料はABSでは無く、ポリカABSですので、 耐熱温度は85度よりも高いものになります。 一般的に、金型温度よりも高い温度を掛けた時に変形するものなのどうかを知りたく、よろしくお願いいたします。 例えば、成型で50度、試験温度60度では収縮・変形するものなのでしょうか?
- hahaha8635
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線膨張係数の話 http://alfaframe.com/mame/10083.html ↑ 鉄とアルミですが 違材なら何でも起こります 軟化温度を超えてしまったら戻らなくなります 樹脂の場合軟化温度が低いので 80度かければ 戻らなくなると思います
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お礼
ありがとうございました。 やはり、現物での検証をしてみるしかないのですね。 従来、同様の形状を同様の温度で変形等が発生していなかったので、 金型温度が関係しているかもしれないと思い、質問させていただきました。