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ホールピペットの標線の合わせ方
ホールピペットに溶液を吸い取った後、ピペットの先端を液面から出して、溶液を吐き出して、標線合わせをする際、 (1)ピペットの先端を容器の側面につけるべきか 標線に合わせた後 (2)ピペットの先端周りに付いた液を取り除いていいか 他の容器にピペットの中の溶液を吐き出した後、 (3)ピペットの先端の周りに付いた液を擦りつけるようにして、移すべきか (1)(2)(3)の操作は正しいのでしょうか? 正確に溶液を量り取ることができず悩んでいます。 わかりにくい日本語で恐縮ですが、ご教授願いたいです。
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ピペットの先端を液面から出して、溶液を吐き出して、標線合わせをする際、 (1)ピペットの先端を容器の側面につけるべきか >> そのようにすべきであると思います。 そうしなければ先端の液滴分の不明な容量が付加されてしまいます。 標線に合わせた後 (2)ピペットの先端周りに付いた液を取り除いていいか >> ピペット内の液に影響を与えないならいいと思いますが、ワイプ等で拭くとピペット内の液も吸い出されるかもしれません。したがって、普通はそのような不確定要素を含む操作はしません。 他の容器にピペットの中の溶液を吐き出した後、 (3)ピペットの先端の周りに付いた液を擦りつけるようにして、移すべきか >>表面張力でピペット先端に液滴が残るなら、容器壁面に接触させて落とすべきでしょう。 念のためですが、ホールピペットは粘稠な液を測るのには向いていません。また、精度も+/-1滴を上回る精度は得られませんし、現実には液温の影響もあります。したがって必要に応じて作製する液量などを考慮する必要があります。(水だと1滴が1/20ml程度です。1mlを測ると5%ですが10mlなら0.5%になります)
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- kemistori3
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次のURLが参考になると思います。 http://kuchem.kyoto-u.ac.jp/ubung/yyosuke/uebung/last_drop.htm
お礼
URL拝見しました。 勉強になりました。 ありがとうございました。
- c80s3xxx
- ベストアンサー率49% (1634/3294)
最後の1滴については,空気で1回押し出すというのがよく行われるが,ほかにも受け容器の器壁で一定回数先端をこすることで,表面張力を使ってはき出させるという方法もよく使われる.これは内部の先端に残る分を吸い出す操作なのであって,先端の外部に付着している分をどうこうするためなのではない. いずれにしても,重要なことは,やり方を一度決めたら,一生変えない,ということだ.同じ道具でも人によって計量される量に系統的な差が生ずるのはやむを得ない.本来はそこまでコミにして,再現性よく取れるようになった時点で,検定を行って,必要なら補正を加えるわけだ. 昔,東北大学では,ホールピペットで同じ量を正確に複数回量り取るコンテストというか競技があったと聞く.絶対値ではなく,その個人の再現性が問われるわけだ.競技者はピペットの洗浄処理から入念に準備したのだそうだ.競技者ごとに使うピペットの容量誤差もあるので,絶対値を云々しても始まらない.再現性が高い実験を前提に,本当に高い確度が必要であれば絶対値は別途補正するというのが,正確な実験の基本的な考え方だ.
お礼
回答ありがとうございます。 人によってある程度の誤差はあるものなのですね… 再現性が取れるよう、練習を重ねたいと思います。 ありがとうございました。
- nananotanu
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上端を指でふさぎ、膨らんだ部分を手でくるんで『温めて』『自然に排出される範囲』で液を排出します。 このやり方でも先端に残ってしまう分を『考慮して(ちゃんと含めて)』標線がひかれているので、無理やり排出すると、逆にその分くるってしまいます:規定量より多くなる。
お礼
回答ありがとうございます。 無理に押し出そうとしていました。 これから気をつけようと思います。 ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。 標線に合わせた後に、液滴を取り除きすぎていたように思います。 気をつけてみます。ありがとうございました。