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コーシー・シュワルツの不等式の証明について
コーシー・シュワルツの不等式の証明について 二次不等式を使った証明なのですが、場合分けをする理由がよくわかりません。 どなたかご教示お願いします。 問.tがどんな実数値を取っても常に(at-x)^2+(bt-y)^2≥0であることを用いて、次の不等式を証明せよ。 (a^2+b^2)(x^2+y^2)≥(ax+by)^2 これを証明するには、 (at-x)^2+(bt-y)^2≥0の左辺をtについて整理して (a^2+b^2)t^2-2(ax+by)t+x^2+y^2≥0 したがってtの2時不等式が得られるので、(左辺)≥0となる条件から D/4=(ax+by)^2-(a^2+b^2)(x^2+y^2)≤0 移行して (a^2+b^2)(x^2+y^2)≥(ax+by)^2 と、ここまでは導けたのですが、解答では (i)a^2+b^≠0 すなわち a^2+b^2>0のとき (ii)a^2+b^2=0 すなわち a=b=0のとき と場合分けをして、どちらも成り立つことを証明しています。 この二次不等式が0以上であるためには判別式D≦0とともにa^2+b^2>0(下に凸)という条件が入ってくるのだと思いますが、それならば(ii)はいらないのではないでしょうか。2つの場合が成り立たなければならない理由はなんでしょうか。 よろしくお願いいたします。
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- jcpmutura
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(a^2+b^2)t^2-2(ax+by)t+x^2+y^2≧0 「したがってtの2次不等式が得られる…」が誤りで a^2+b^2≠0の時tの2次不等式が得られる a^2+b^2=0の時tの(定数)0次不等式x^2+y^2≧0が得られる 「 この二次 不等式が0以上であるためには 判別式D≦0とともにa^2+b^2>0(下に凸)という条件が入ってくる 」が誤りで a^2+b^2≠0の時 この不等式はa^2+b^2>0(下に凸)のtの2次不等式となって このtの2次不等式が0以上であるためには判別式D≦0が条件となる a^2+b^2=0の時 この不等式はtの(定数)0次(恒)不等式x^2+y^2≧0となる この場合tの値に関係無く常に不等式が0以上 (a^2+b^2)t^2-2(ax+by)t+x^2+y^2≧0 が成り立つから 「 (a^2+b^2)t^2-2(ax+by)t+x^2+y^2≧0 が成り立つためには a^2+b^2>0でなければならない 」というのは偽で誤りだから 「 (ii)(a^2+b^2=0 すなわち a=b=0のとき)はいらない 」が誤りで 問で不等式 (a^2+b^2)(x^2+y^2)≧(ax+by)^2 を証明せよ。と書いてあり 問題のどこにもa^2+b^2≠0と書いていない以上 (ii)a^2+b^2=0 すなわち a=b=0のときも (a^2+b^2)(x^2+y^2)≧(ax+by)^2 を証明しなければならない
- jcpmutura
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(at-x)^2+(bt-y)^2≧0の左辺をtについて整理して (a^2+b^2)t^2-2(ax+by)t+x^2+y^2≧0 ↓両辺にa^2+b^2≧0をかけると {(a^2+b^2)t}^2-2(a^2+b^2)(ax+by)t+(a^2+b^2)(x^2+y^2)≧0 {(a^2+b^2)t-(ax+by)}^2+(a^2+b^2)(x^2+y^2)-(ax+by)^2≧0 両辺に(ax+by)^2≧0を加えると {(a^2+b^2)t-(ax+by)}^2+(a^2+b^2)(x^2+y^2)≧(ax+by)^2…(1) (i) a^2+b^2≠0すなわちa^2+b^2>0の時 t=(ax+by)/(a^2+b^2)を(1)へ代入すると (a^2+b^2)(x^2+y^2)≧(ax+by)^2 (ii) a^2+b^2=0すなわちa=b=0の時 (a^2+b^2)t-(ax+by)=0だから(1)から (a^2+b^2)(x^2+y^2)≧(ax+by)^2
- jcpmutura
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(at-x)^2+(bt-y)^2≧0の左辺をtについて整理して (a^2+b^2)t^2-2(ax+by)t+x^2+y^2≧0…(1) (i) a^2+b^2≠0すなわちa^2+b^2>0の時 (1)はtの2次不等式なので、(左辺)≧0となる条件から D/4=(ax+by)^2-(a^2+b^2)(x^2+y^2)≦0 移行して (a^2+b^2)(x^2+y^2)≧(ax+by)^2 (ii) a^2+b^2=0すなわちa=b=0の時 (1)は x^2+y^2≧0 だから (a^2+b^2)(x^2+y^2)=0≧0=(ax+by)^2 2つの場合が成り立たなければならない理由は 問で a^2+b^2=0すなわちa=b=0の時 (a^2+b^2)(x^2+y^2)≧(ax+by)^2 を証明しなくてもよいとは言っていないから a^2+b^2=0すなわちa=b=0の時 (a^2+b^2)(x^2+y^2)≧(ax+by)^2 を証明しなければならない
- jcpmutura
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a^2+b^2≠0すなわちa^2+b^2>0の時 は (a^2+b^2)t^2-2(ax+by)t+x^2+y^2≧0 は tの2次不等式だけれども a^2+b^2=0すなわちa=b=0の時 は (a^2+b^2)t^2-2(ax+by)t+x^2+y^2≧0 は x^2+y^2≧0 は tの2次不等式ではありません 従って判別式は使えません