どちらの法令が適用されますか?

質問

ANA国際線の手荷物許容量のサイトを見ていたのですが注意事項に「（*2） 米国/カナダ法令が適用となるご旅程の場合は上記と異なる場合があります。」との記載がありました。

ふと疑問に思ったのですがカナダから日本に帰国をする際はどちらの法令が適用されるのでしょうか。(カナダの)国内線はカナダの法令が適用されるかと思うのですが、日本への帰国の場合はどうなのかご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。

回答No.1

chie65536（@chie65535）

＞ふと疑問に思ったのですがカナダから日本に帰国をする際はどちらの法令が適用されるのでしょうか。

飛行中の機内では「その飛行機が登録されている国の法律」と「飛行中の領空を持つ国の法律」が適用されます。

＞日本への帰国の場合はどうなのかご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。

●アメリカで登録されている飛行機の場合

アメリカの領空を飛んでいるとき：アメリカの法律が適用されます。

公海上を飛んでいるとき：アメリカの法律が適用されます。

日本の領空を飛んでいるとき：アメリカと日本の法律が適用されます。

●日本で登録されている飛行機の場合

アメリカの領空を飛んでいるとき：日本とアメリカの法律が適用されます。

公海上を飛んでいるとき：日本の法律が適用されます。

日本の領空を飛んでいるとき：日本の法律が適用されます。

●日本でもアメリカでもない、他の国で登録されている飛行機の場合

アメリカの領空を飛んでいるとき：アメリカと登録国の法律が適用されます。

公海上を飛んでいるとき：登録国の法律が適用されます。

日本の領空を飛んでいるとき：日本と登録国の法律が適用されます。

＞(カナダの)国内線はカナダの法令が適用されるかと思うのですが

そうとも限りません。コードシェア便などでアメリカとカナダの航空会社が共同運航しているなど、アメリカで登録された飛行機をカナダの国内線で飛ばしている場合、機内では「アメリカとカナダの法律」が適用されます。

例えば「関空から成田へ、アメリカ国籍の飛行機をチャーターして飛ばした場合」は、機内では「アメリカと日本の法律」が適用されてしまいます。何故なら「アメリカで登録された飛行機の機内では、どこを飛ぼうが、アメリカの法律が適用される」からです。