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脂肪酸の二重結合はなぜシス型が多いの?
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脂肪酸がグリセロールなどの骨格に結合して脂質となった時、折れ曲がりがないとアシル鎖が立体障害なしに疎水結合でぴったり並列して、脂質分子同士が寄りあつまるので、硬く(融点が高く)なります。シス二重結合があると折れ曲がりが出来て、ぴったり寄りあつまることができないので柔らかく(融点が低く)なります。トランス二重結合では折れ曲がりができないのでこの効果はありません。 細胞膜の柔軟性や流動性を保つために、あるいは貯蔵脂質の液状性を保つため(固体化していると酵素も働かない)には体温に応じた割合でシス不飽和脂肪酸を含む必要があります。 例えば、熱産生をほとんどしない植物や、寒冷な海に住むような魚なんかは不飽和脂肪酸の含有率が高いですね。一方、体温の高い牛とか豚の脂肪(ヘットやラード)はほとんど飽和脂肪酸からなり、室温で固体化します。
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- Mr_Spock
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生物がもつ脂肪酸不飽和化酵素は例外なくシスの二重結合を生じる、てのは理由になりませんか。
お礼
どうもありがとうございます 酵素でつくるからですか、なるほどー 曲がった形のほうが省スペースで作りやすかったり、 運ばれやすい、たまりにくいんでしょうかねぇ
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お礼
>シス二重結合があると折れ曲がりが出来て、ぴったり寄りあつまることができないので柔らかく(融点が低く) ありがとうございます 自然の理にかなっているんですね 体内で脂質がかたまってしまわないように
補足
たびたび どうもありがとうございました