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幾何公差の合否基準について
- 幾何公差が図面公差外であり、使用上問題なかったとしても、特採扱いとして受入を行おうと思います。
- 幾何公差の合否基準について、以前の本で幾何公差が図面公差外でも使用上問題なければ不合格にしないと書かれていましたが、インターネットでそのような文章は見つかりませんでした。
- 幾何公差が図面公差外だったとしても、使用上問題なければ不合格にしないという考え方について教えていただけないでしょうか。
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補足の補足というか JIS B0419 普通公差-第 2 部:個々に公差の指示がない形体に対する幾何公差 7.採否 特に明示した場合を除いて,普通幾何公差を超えた工作物でも,工作物の機能が損 なわれない場合には,自動的に不採用としてはならない (附属書 A.4 参照) 本則がこうなので、この規格を適用すると全てそうなるのでは 適用には図面にこの記入が必要 JIS B 0419-H 末尾は等級 H、K、Lの3種類 円筒度,線の輪郭度,面の輪郭度,傾斜度,同軸度,位置度及び全振れを除く全ての幾何特性に適用 まえがきの抜粋 図面上の公差表示は,すべての形体の寸法と幾何特性の要素を確実に規制するために完全で なければならない。すなわち,工場又は検査部門において,採否判定が暗黙の了解のもとに 任されることがないようにしなければならない。 寸法及び幾何特性に対する普通公差の使用によって,この必要条件を満たしていることを確認 する業務を簡単にすることができる これ解釈するに、 幾何公差は2点寸法公差よりも広範に網羅する目的があり、例えば本規定で除外の輪郭度を言うには全面のスキャンデータが必要。 公差値としては ≦ で緩くなるべきが実態はそうでもない。 ・・・と思うのですが自信なし ○ 公差値としては ≧ で緩くなるべきが
回答(2)さんに補足 JIS B 0419 普通公差-第2部:個々に公差の指示がない形体に対する幾何公差 においても、全く同じ内容が、附属書のA.4に記載されています。 A.4 機能によって許容される公差は,普通公差よりも大きいことがしばしばある。 そのため,工作物のいずれかの形体で普通公差を(ときおり)超えても,部品 の機能が必ずしも損なわれるとは限らない。普通公差から逸脱し,機能を損な うときだけ,その工作物を不採用にする。 上記の内容は、“規定”ではなく“参考”ですので、強制力はありません。 考え方の指針であって、個別案件の判断は、当事者間の協定によって対処 するのがJISの考え方でしょう。 回答(7)さん JIS B 0419の本文の記載についてご指摘いただき有難うございました。 本文の記載内容は、“参考”ではなく、“規定”ですから、JIS B 0419の 幾何公差を採用している図面であれば、特別採用をしてもらうように申し 出るための根拠として有効な理由と思います。 特別採用: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E6%8E%A1
戦後直後の教育を受けた本を読むと そんな記述は多々ありますが 私も基本的には 動いて機能すればいいと思います といってもそれは品質管理の面から非常に問題なんで いまはそのようなことを書く人はいないんでしょう パトレイバーのおやっさん 紅の豚の修理や 王立宇宙軍 なんかにも出てきます TOSのスコット(チャーリー)もそんな感じ
全く、回答(3)のzaumakuさんの記載の如くです。 > 幾何公差が外れてもはじめから問題ないのであれば、(1)さんご回答の通り、 > 図面を改訂するべきと考えます。 は、やわらかな記載ですが、 幾何公差が外れても問題ないのであれば、図面訂正をさせ、 ? 特採扱いで使用するではなく、合格扱いできるようにする ? 設計が図面公差の実質的なノウハウを持っていないなら、情報を提供する ? ?と?から、加工と組立てと設計で速くて安くて簡単で品質が安定である工法を合議する アクションを起こせば最高です。
>>幾何公差が図面公差外だったとしても、 >>使用上、問題なければ不合格にしてはならない 不合格にしてはならない ではなく使用可能な余地があれば検討し OKであれば特採扱いで使用する...ぐらいでしょう 幾何公差が外れてもはじめから問題ないのであれば、(1)さんご回答 の通り、図面を改訂するべきと考えます
『普通公差』には、そのような趣旨の記載があります。 JIS B0405-1991 附属書 A > A.4 機能によって許容される公差は,普通公差よりも大きいことがしばしばある。 > そのため,工作物のいずれかの形体で普通公差を(ときおり)超えても, > 部品の機能が必ずしも損なわれるとは限らない。 > 普通公差から逸脱し,機能を損なうときだけ,その工作物を不採用にする。 まず基本的に「公差」はその部品の機能を損なわない限界値を指しますが、 普通公差は、一々公差指示をすると面倒なので、特別指示しなければ成らない部分 以外の公差を、こういう規格で取り決めて運用を楽にするものなので、 その部品の機能から導かれる、実際に必要な公差とは必ずしも一致しません。 ですので普通公差を外れても即座に不良としてはならないと言っている訳です。 一方普通公差以外の、個々に指示された公差は、その部品の機能を損なう 限界値を示す物ですから、これを外れたらアウトです。 もし公差から外れても機能を損なわないのであれば、 その場合は図面の公差指示が間違っている訳ですから まず図面を改訂せねばなりません。 ↑建前上は。 実際には公差の値も本当の限界値より余裕を見ている場合や 特に根拠もなく指示されている場合もありますので、個別に検討して 使えるものは使うというのが一般的ではないでしょうか。 その場合も、それで受け入れてOKするだけではなく、ちゃんと図面に反映させて おかないと、いつまでそんな事続けるのかなと対外的には笑われます。 あとB0405の序文にも大事な事が書かれているので確認して下さい。
ないです。 これじゃつっけんどんですので追記します。 弊社でも図面公差を確保できない製品が沢山あります。 組み立ては問題ありません。 時々不良だと言われ選別に出かけます。 製品内容にもよりますが、造れない図面を書く人が 客先では沢山います。 困ったものです。 客先QCで気の聞いた人は設計変更を出せと言ってくれるので助かってます。 参考まで。 昔の統計的品質管理手法で AQL?とかが有り 供給先と受け入れ先の了解の下に○%を 認めましょうと言う項目が有りました。 その当時の日本のものつくりの実力からの妥協?案です。 でも今は通用しません。 1%の不良でも購入者は100%の不良だからです。 弊社の対応の参考例です。 Boss内径Φ○○H○公差の場合、Plug gaugeで 全数検査してます。 でもメッキ後の指定の場合メッキ厚さがバラツキ、不良があります。 当然手直しです。