- 締切済み
固定用Oリングの溝加工について
- 固定用Oリングの溝加工について質問です。jis b2406の表を見たところ、溝の外形は22mmで、溝部の寸法は32mmになっています。
- Oリング溝部の内側から中心の流体の流れる穴との間に壁がありますが、その壁の厚さについて資料には表記がありません。
- 油圧用で使用し、中心の穴径が10mm、使用Oリングはp18、使用圧は14Mpaの場合、この壁の厚みはどのくらいにするべきでしょうか?材料によっても異なるかもしれませんが、壁が薄いと破損の可能性が高くなるでしょうか?また、内側の圧力と壁を挟んでOリングの内側の圧力にも影響はあるのでしょうか?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
厳密に計算するのも良いけど、“使用圧は14Mpaとした場合”は、バックアップリングの 使用も視野に入れるので、せん断荷重で代表し計算し、片振り(繰り返し荷重)ではなく、 両振り(交番荷重)条件で、厚みを出しても狂いはないでしょう。
考え方は、御回答(2)さんです。 円形のコップの壁の厚みの強度計算です。 3次元ですが、困難ですので、軸方向にカットし幅b=1mmのL=1.4高さh=?の片持梁に、等分布荷重14MPa=14N/mm2=Pの圧力が作用した場合の曲げ応力を求めます。σ=M/Z M=F*L/2 F=pA=14*1*1.4 Z=bh^2/6=1*h^2/6 σ=100N/mm^2(SS400)とすると h=(3*p*L^2/b/σ)^0.5=0.9 すなわちコップの外径=内径+2*h=22+2*0.9=23.8です。 Oリングが2個あるとき、同圧は計算上応力は0ですが、相手からの逆曲げ応力が作用しますので、両振りの許容応力が必要です。 どれくらい取るかの参考は、中原_材料力学(上)P347 宗孝_機械要素の設計基準が参考になるかと存じます。金属材料疲れ強さの設計資料〔第1〕は無論です。 以上ご参考まで申し上げます。
Oリングそのものを見ても答えは出ないのでは。。。 簡易に応力計算出来る自動サイトを示しておきます。 一様断面片持ち梁等分布荷重のたわみ計算 http://www.hajimeteno.ne.jp/engineer/calclib/barkata2.html 集中荷重Ver、断面係数、断面2次モーメントも計算可能。 油圧が壁に均等に掛かるとして、円周面をどうするかとか面倒なことも省き、単純な梁で計算してみれば概略は判るでしょう。 壁厚が5とかなら14Mpaは多分楽勝。
規格のOリング溝寸法はあくまで基準寸法であり、実際の適用にあたっては 基準通りで良いかのチェックが必要です。Oリングはその材質や適用条件に よりその挙動が様々です。摩擦の影響も大きいので温度や潤滑状態も考慮 する必要があります。また提示のような高圧ではOリング一段のみのシール では難しいのでは。以下参考です。 http://www.nok.co.jp/seihin/o_tn_index.html http://www.juntsu.co.jp/qa/qa2005.html 追加します。 http://www.juntsu.co.jp/qa/qa1516.html