- ベストアンサー
バリ抑制のための加工方法とは?
- 弊社では微小、微細、複雑形状の部品を加工しており、バリ取りに多くの工数を費やしています。
- 医療機器の部品のため、規格が多岐に渡りバリ取り装置の使用が制限されています。
- バリの出ない、またはバリが出にくい加工法や加工方法について教えていただきたいです。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
結構手間は掛かりますが、出来るだけバリを出さない(残さない)削り方というのはあります。 まず基本的にバリは刃の抜け側に出るので 抜け側だけを先に削ってしまう 逆接円でアプローチする ワークから刃物を放さない(径補正を掛ける時はコーナー円弧補間を使う) 仕上げに逆ねじれ(右刃左ねじれ)のエンドミルを使う また鈍角の稜線にはバリが出にくいので 面取りを先に施す(荒→面取り→仕上げ) 面取りの面取りを微妙に入れる(微少円弧を入れるとより効果的) あとは基本的によく切れる刃物を使う できるだけシャープな刃先の工具を使う 荒と仕上げで工具を変える、仕上げの工具を加工箇所毎に変える 立ち壁は刃長のあるエンドミルで1回で仕上げる(ステップ入れると先ばっかへたる為) 刃の当てる位置を変えながら加工する エンドミルの側面を使って面取りする(出来ればマクロ変数を使って 位置をずらしながら) などなど。 それでも出てしまうバリはゼロカットを入れて取るわけですが バリの出る方向、刃物やワークの回転方向、エンドミルのねじれ方向等に気をつけて下さい。
その他の回答 (4)
こんにちは。 切削加工すれば絶対バリは出るものですよね。 まず相手先とどの程度まで許容するのか打ち合わせは必要です。 基準が決まれば、その限度を目標に仕上げるだけです。 一番有効なのは同じ場所を何度か削るゼロカットでしょうか。 多少刃物が切れなくなってもバリが出にくい工程は時間がかかっても、 結局は生産効率が良かったりします。 他には、なるべく取れやすいバリ形状にしてバレルやサンドブラストも使用してます。 自分も何年やってもバリには苦労してます。 どこの業者でも苦労しているので、ここで聞いてブレイクスルーするようなものじゃありません。 試行錯誤して経験積むしかないでしょう。
お礼
お礼が遅れて大変申し訳ありません。 おっしゃる通りに自分も地道に改善していきたいと思います。 良い手段が見つかったら技術の森でアドバイス、紹介してみなさんと切磋琢磨していきたいと思います。 ありがとうございました。
複雑形状の部品 + バリの出ない加工 → ありません バリ取りならと、すぐに電解バリ取り、電解研磨を連想するが No.37546 パイプの斜めカット部のバリ取り加工方法 少し調べれば適用範囲にメッタ制約あることが判る。 如何に少なくして取り易くするか それには工具先端が鋭利な(すくい角が大きい)工具を使うしかないです。 アルミはダイヤ工具。先端は顕微鏡で見ても尖っているから、バリは極小に出来る。 余程でない限りはコンパックスダイヤ(粒の焼結品)。コーティングはイマイチ。 ステンレスは・・・・ダイヤというのも研究テーマではあったが、、、
お礼
回答して頂きありがとうございます。 やはり地道に・・・といいうことでしょうか。 自分でももう少し調査してみたいと思います。
ワークの大きさが判らないので何とも言えませんが、回答(1)さんの お答えの応用として下記の通り提案いたします。 ミーリング:コーナRの大きいカッター,エンドミルを用いて、 仕上げ加工の際に、深さ切込量<コーナRとする ※アルミ・チタン材の航空機部品加工用の工具で大Rタイプがあります ターニング:仕上げ加工の際に、径切込量<コーナRとする 貼付URLもご参考になるかもしれません。 申し訳ございません。 微小、微細...見落としていました。 回答の中でカッターは対象外ですね。
お礼
回答して頂きありがとうございます。切削条件だけでなく、刃物のコーナRとの組合せも効果があるのですね。 弊社の部品形状でコーナR付刃物は厳しいですが、可能な範囲で検討していきたいと思います。
コスト度外視なら MCでボールで形状彫りしてしまえば 裏のバリ以外はすべてない
お礼
部品の形状上、ボールエンドミルは使用できません。 説明不足で申し訳ありませんでした。
お礼
お礼が遅れて大変申し訳ありません。 さまざまな手段をご紹介して頂きありがとうございます。 これを参考に自社加工部品のバリ抑制に最適は手段を見出して行きたいと思います。(地道に・・・) 誠にありがとうございました。