タッピングセンターのねじ穴加工について
- タッピングセンターの転造タップでのねじ穴加工について問題が発生しています。加工数が増えるごとにめねじの有効深さが浅くなり、その原因について疑問があります。タップ先端の欠けや下穴ドリル深さの変化はなく、ワークの高さばらつきもないため、転造タップの寿命やタップ専用のコレットの使用方法が原因と考えられます。アドバイスをお願いします。
- 下穴ドリルは超硬Φ2.75でピンゲージで穴径確認すると2.725が入り、タップはYAMASAのロングシャンクのM3p0.5転造タップをミーリングチャックで掴んでいます。タップを新品にし、クーラントの濃度を調整したところ、寿命が延びましたが、依然としてめねじの有効深さが変化する問題があります。現在18000穴加工していますが、工具長補正による寸法調整は合計0.4ミリと前回の半分以下の量です。タップの刃先磨耗が影響していると推測されるため、さらなる寿命延長のために様子を見る予定です。
- タッピングセンターの転造タップでのねじ穴加工において、めねじの有効深さが加工数増加に伴い浅くなる問題が起きています。タップ先端の状態や下穴ドリルの深さには変化がなく、ワークの高さもばらついていません。この問題は転造タップの寿命やタップのつかむコレットの使用方法に起因している可能性があります。アドバイスをいただきたいです。対策として、タップを新品にし、クーラントの濃度を調整したところ、寿命が延びましたが、依然としてめねじの有効深さが変動する問題は残っています。工具長補正による寸法調整は合計0.4ミリとなり、前回の半分以下の量です。タップの刃先磨耗が影響していると考えられますので、引き続き様子を見ることを検討しています。
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タッピングセンターの転造タップでのねじ穴加工につ…
タッピングセンターの転造タップでのねじ穴加工について はじめまして。このたび、社内のボール盤とタップ盤で加工していた ADC12にM3p0.5の転造タップでめねじの加工を、ブラザーのタッピングセンターで行うことになりました。 ところが問題が発生しまして、5000穴加工したあたりからめねじの有効深さが徐々に浅くなりまして、同じ刃物でもう5000ほど加工したら、0.5~0.8ミリほど浅くなりました。タップがチャックからひっこんでるわけではないのに、なぜ???と疑問だらけです。 タップ先端は欠けておらず、下穴ドリル深さは変化無しで、ワークの高さばらつきではないようです。これは単純に転造タップの寿命なのでしょうか? それとも、タップのシャンクをつかむコレットはタップ専用のほうがいいんでしょうか? 詳しい方いらっしゃいましたら、ぜひアドバイスお願いいたします。 下穴ドリルは超硬Φ2.75でピンゲージで穴径確認すると2.725が入り 2.75が途中で止まるくらいです。 タップはYAMASAのロングシャンクのM3p0.5転造タップをミーリングチャックで掴んでいます。内部のコレットはBIGのベビーチャックです。 皆様、貴重なアドバイスありがとうございます。 すぐお礼のレスをつけたいんですが、このサイトが混雑しているため 一日一件しかつけれません。申し訳ありません。 皆様、貴重なアドバイスを頂きまして本当にありがとうございました。 現在、タップを新品にしてクーラント濃度7%→10%にしたとろ大幅に 寿命が延びました。 最初、5000穴の時点でめねじ有効深さが変化しだしたのが、今回は10000穴時点で変化するようになりました。現在18000穴加工していますが、工具長補正による寸法調整は合計0.4ミリと前回の半分以下の量ですんでいます。やはり転造タップの刃先磨耗によるものが大きいと推測されます。 まだタップ寿命は延びそうなので、もうすこし様子を見ようと思います。 ほんとうにありがとうございました。
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専門家でありません。 一度、新品の転造タップと比較してみて下さい。 絶対何かが違う筈です。 例えば、 ? 転造タップ先端が磨耗しているとか ? チャックが滑って転造タップが短くなっているとか 等を確認してみて下さい。
その他の回答 (8)
最近発売されたBlaserSwissLube社のVasco5100が好評との事です。同社の製品は全てに非鉄金属防食剤が含有されているようですし、それ以上の耐腐食を要求するのであれば末尾にMD表示品が良いとの事です。
お礼
森の番人様、アドバイスありがとうございます。 スイスルーブの切削油は評判いいようですね。上司と相談して検討してみようと思います。
タップの食い付き部から完全山部の前方にかけてタップのねじ山が摩耗して痩せてきているためで、加工材を塑性流動させてねじ山を作り出す転造タップならではの現象と思います。 ですので、対策としては、潤滑性を増すということで回答(2)さんに賛成です。 タップ・切削液を他のものに変えてみて様子を見るのも良いかもしれません。 寿命と考えるのは早計で、タップや加工されたねじ山を観察して問題がなければ、寸法調整しつつ加工継続されても良いと思います。 タップの保持方法について、タップの突き出しをチェックされて変化がないのでしたら現状のままで良いと思います。 タッピングセンタの制御について、現象から考えると問題ないと思います。
お礼
とくほん様、アドバイスありがとうございます。 古いタップと新しいタップで切ったメねじはパーセントゲージを入れて径を比較すると、あきらかに前者のほうがやせているのが分かりました。 現在切削液の濃度を7%→10%にして7000穴ほど加工しましたが、 深さはほとんど変化無しです。ねじゲージの通りもスムーズですので、明らかにねじ山が前回よりきれいに仕上がっているようです。
回答 3)です、再度の投稿 お許し程。 >>>0,5 は多い気もするが・・・・ 多くはないよ 私はやはり多いと思う タップ加工で推力が必要なのは食い付きの時のみと言っても良いほど、 後は回転により勝手に進む この機械は回転とピッチを同期させて加工する機能が売りの機械 昔の機械なら回転と送りは理論値で加工する為に誤差を吸収する必要があり フローティング機構のタッパーが使われていた 要は、回転と送りの同期に異常が無ければ 軽いワークならワークが持ち上がる方向に力が掛かる。 よって、深さが浅いのは食い付きの問題と考えた次第である。 さすがに5000個は寿命は「納得」です。
お礼
mytec様、アドバイスありがとうございます。 問題のタップの先端を新品と比較すると、やはりやせているのが分かりました。あきらかに寿命が着ていると思われます。 今後はクーラントの濃度を上げることで個数を上げれるか様子を見てみます。
質問文からは『BIGのベビーチャック』に問題があると睨んだが・・・ これ便利だがM3でどうかナ?、M4では滑って危ないという感じです。 5000穴も過ぎれば切れ味(デハナイガ)も鈍りトルクも増して、チャックの滑りもギリギリで止まっていたのではと思われます。 タップ専用と称するホルダは回り止めがあるはずで、替えた方が宜しいかと
お礼
岩魚内さま、アドバイスありがとうございます。 チャックは私も当初から不安だと思っています。 もし、またタップ深さ変化してきたら同じ刃物でベースマスターで 工具長計って変化を見てみます。
深さががないが いくらアルミでも 5000個もあければ 寿命だと思う タッピングセンターは見たことないが トルク制御しないと タップは切れなくなったら (転造できなくなると) 100%折れちゃうので 古いマシニングだと タッパーを使う http://www.monotaro.com/c/070/033/?dispMode=image&page.showcount=10 タッピングセンターというぐらいなのでこの機能がついてると思う じゃないと 折れる ちなみに >>0.5~0.8ミリほど浅くなりました = 1回転ちょいぐらいなので >>0,5 は多い気もするが・・・・ 多くはないよ タップの切削長ってあんまり聞かないが どうやって計算するかはなぞだが 深さ10 5000個 といえば 50000mm 100000回転 1回転 3*3.14=9.42 100000 * 9.42 = 942000mm 刃先は 0.95km 使われてるよ
お礼
ははは様、アドバイスありがとうございます。 タッピングセンターはタップ加工、穴あけに特化した機械で、送りと回転の同調は制御されているようです。 現在4000穴ほどやっていますが、まだ変化は現れないので、もうすこし様子を見てみます。
めねじが浅くなったと言うことですがどのようにして測定されたのでしょうか。 うちでは原因がわからない場合などはワークをフライス盤で削って中を見てみます。 20倍のルーペでタップの刃先を確認するのもいいかと。
お礼
ふく様、アドバイスありがとうございます。 めねじ有効深さは、ねじゲージをノギスでくわえてゼロ設定して ねじゲージを穴に入れて、そのマイナス差をノギスで測っています。 社内にコンターマシンがあるので、それで切断してメねじ断面を見てみるのもよさそうですね。
ドリルやエンドミルと違いタップの場合 回転と送り量が同期している きっちりと食いついているなら磨耗や剛性に関係なく深さは一定のはずである。 考えられるのは刃先の食いつきが悪くなる事でワーク・治具・主軸・ツールが 逃げている。 それでも 0,5 は多い気もするが・・・・ 制御装置の処理方法も関係するかも知れない。 納得出来なければメーカーに相談する事をお勧めする。
お礼
mytec様、アドバイスありがとうございます。 ワークの逃げというか、傾きはあるかもしれません。 狭めの治具に複数のワークをのせ、支持方法もワークの両端の鋳抜き穴 2箇所をピンで支えるだけで、ワークを押さえる留め金のエアーシリンダーも容量が小さいので下穴のドリルの段階でワークが前後左右に傾きました。 そのため、穴位置もずれ気味で安定しなかったので、ワークの底を受けるブロックを追加、エアーシリンダーも増圧弁で容量アップしました。 その結果、まだ微妙にドリルでワークの傾きは残るものの、ドリルとタップの鋳抜き穴に対しての位置ずれやピンゲージ、パーセントゲージの通止めは合格範囲に収まったので安心したんですが、まだ不安定要素は残っているようです。 機械の制御もメーカに問い合わせてみます。ありがとうございました。
ADC12は摩耗を促進させるシリコンの含有量が多く、 アルミ合金の中では難削材。 下穴径も小さくなっていることから、ドリルもタップ も摩耗による寿命になっていると推測いたします。 <寿命延長策> クーラント液がソリュブルであればエマルションへ エマルションであれば濃度をアップ(×10ぐらい) にする。 回答(1)さんへのお礼のコメントに気づかず回答して しまいました。
お礼
zaumaku様、アドバイスありがとうございます。 下穴ドリル径は試作の段階から試行錯誤でクーラントをすこしだけ ワークに当てるだけで加工したり、溶着したのをダイヤモンド砥石で 落としたりしたので、やはり痛んでいるのかもしれません。 予備の新品と交換も試してみます。 クーラントはエマルジョンタイプです。いろんなサイトを検索すると 濃度は十倍くらいがいいという意見が多いようですし、来週から早速 実行します。ありがとうございました。
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