SUS329J4Lの塗装について

このQ&Aのポイント
  • SUS329J4Lには塗装は不向きなのでしょうか?
  • SUS329J4Lの特性や塗装の密着性について調査しています。
  • SUS材の表面を荒らすと不動態皮膜は再生されるのでしょうか?
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SUS329J4Lの塗装について。

塗装の種類や下処理にもよると思いますが基本的に、 SUS329J4Lには塗装は不向きなのでしょうか? 今回、 純チタン2種、 SUS304、 SUS316、 SUS329、 と異なる材質の部品に同じ塗装を施しましたが、 SUS329のみ簡単に剥がれてしまいました。 JISK5600付着性(クロスカット法)で全滅的な剥がれ方です。 ステンレスには塗装がのりにくいのは承知していますが、 304や316にくらべて比べ物にならないくらい密着が悪いです。 SUS329は今回が初めてで、 二相ステンレス鋼とは? 調べても参考になる記事が見つかりません。 不動態皮膜が強力で塗装ののりが悪いのでは? と素人勝手に思ったりしています。 と言うことで。。。 SUS329J4Lには塗装は不向きなのでしょうか? もう一つ質問です。 SUS材の表面をサンドブラスト等で、 過度に荒らすと不動態皮膜は再生されるのでしょうか? 素地荒らしはSUS材塗装下処理として有効でしょうか? 以上、ご教授の程宜しくお願い致します。

noname#230358
noname#230358
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みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.1

塗装についての知見があるわけでもなく、塗装の種類も分からないのですが、参考になるかもしれないので、コメントさせて頂きます。 二相ステンレスというのは、オーステナイト系のSUS304,SUS316や、フェライト系のSUS430などは、それぞれオーステナイト、フェライトの一相の組織ですが、SUS329は、オーステナイトとフェライトの二相が共存する材料です。 塩水への耐孔食性と耐SCC性の改善を意図した材料であり、304や316より更に不動体皮膜が強力なので、耐錆処理と兼ねて下地処理として行われるパーカー処理の反応がより悪く、電位差を与えたり、還元性の酸で前処理したりして、何らかの形で不動体皮膜を強制的に還元してやる必要があります。 サンドブラストで不動体皮膜を除去しても、すぐに不動体皮膜は自己修復してしまうのですが、凹凸があることで、物理的には密着度が高まるはずなので、やらないよりは有効性はあるはずです。  どんな塗装や下地処理されているのかが書かれていなかったので、正直、役に立つアドバイスであったであろうかと疑問だったのですが、参考になるのであれば幸いなことです。  社外秘なのかもしれませんが、もう少し詳しく書かれれば、アドバイスも集まるのでないでしょうか。

noname#230358
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。 あきらめかけていただけに大変うれしいです。 参考にさせていただきます。

noname#230358
質問者

補足

詳細を追記いたします。 塗料は特殊な射熱塗料となります。 塗装工程は、 ?サンディング=#800ディスクサンダー、手にてケレン ?脱脂=シンナーによる洗浄 ?下塗り アドプラコート×1回60℃×3時間 ?上塗り アドグリーンコートEX×2回60℃×3時間×2回 ?膜厚=約200μm 塗装の現状 ?クロスカット法にてのテストピース状態  テストピース100mm×50mm塗装後3週間  チタン・・・剥がれ無し SUS304・・・剥がれ無し SUS316・・・剥がれ無し SUS329・・・90%の剥がれ有り ?SUS329のみ塗装面と塗装面を合わせてボルトで締結すると剥離がおきる。  下塗りの部分まで剥離してしまう。 ?SUS329のみボルトで締結した部分の回りの塗装が盛り上がってしまう。  盛り上がり部は空洞状態。 以上、 更なるアドバイスが頂ければと願います。 宜しくお願いいたします。

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