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PCの電源部の修理方法と必要な道具
- PCの電源部が頻繁に故障しているため、修理方法を知りたい。
- 故障の可能性の高い電気部品として、ダイオードやコンデンサ、ICチップが挙げられる。
- 基板修理のための本や必要な道具についても知りたい。
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シリーズ電源に比べて、スイッチング電源の修理は、かなりの知識レベルが必要です。 理由は、シリーズ電源のように信号が出口に向かって一方通行で流れていくわけでなく、 出口の信号を手前に戻して全体を制御しながら調和を保っているため、 信号系のどこか1カ所が壊れると、それが原因で制御が破綻し、他の部品までも 壊れてしまうからです。 私なら、次のような手順で実施します。 1. 外観の観察 刑事さんではないですが、まずは現場を良く見ることです。これが一番最初にすべきことです。 この時とても重要なことは、五感をフルに使うということです。 ・意外に当てになるのがニオイです。 何か変なニオイがしている部品がないか、犬のように嗅ぎ回りましょう。 ・また、部品の表面を触るのも効果があります。通常の部品の表面は、 ツヤツヤしているものですが、何か異常のあった部品(主に熱が原因)の表面は 何かしらザラザラしています。 ・プリント基板の半田面にはチップ部品が多用してありますので、 15倍くらいのルーペで丹念に観察します。チップ部品はリードが無いので 応力を吸収する機能がありませんから、基板の反りによって、パキッっと 割れていることが良くあります。 ・また、リード品の電解コンデンサなら、半田付け部分(ランド)を良く観察すると 電解コンデンサのリードが、ランドの半田から離れ、隙間ができていることがあります。 スイッチング電源はそもそも可聴周波数の少し上の周波数で発振しているため、 コイルから基板全体が振動し、コンデンサの半田付けを離してしまうのです。 AppleのSE/30はコンデンサとフライバックトランスの半田付けが取れている物が ほとんどで、中古で買ってきてはよく修理していました。 故障内容にもよりますが、故障すると外観が変わる部品が数多くあります。 電解コンデンサ....筐体が膨らんだり、はじけ飛んでいたり、 足下からおしっこを漏らしていたりします。 電解コンデンサは、電源の中で一番壊れる確率の高い部品です。 抵抗器.....表面が黒化している物は、スグにわかります。 あるいは、抵抗の足下周囲の基板が変色していることも多いです。 2. 回路を調査 スイッチング電源の回路はさほど複雑ではありませんので、チラシの裏を使って 回路図を起こしてしまいます。これは、とても勉強になる行為です。 3. ICや半導体部品のデータシートを集めて 4. オシロで波形を見ながら、信号を追って、不良部品の特定をします。 いずれにしろ、負担のかかった部品たちは、何かしらのサインが出ていることが多いので とにかく観察することです。私も過去に電源の修理をトライしたことがありますが、 観察をおろそかにしたため、3日3晩の時間を費やして調べた結果が、 チップコンデンサ1つが割れていたのが原因ということがありました。 観察をしっかりしていれば、スグに直ったのに。 スイッチング電源の修理に、テスタだけでは、ほぼ無理だと思います。 オシロがないと....
経験上、一番壊れやすいのは電界コンデンサーです。 熱に弱い(寿命が短くなる)ことを考えずに発熱部に近いところに設置 している電源やらマザーボードやらを見かけます。 蓋が膨らんでいたり足元にシミがあったり、外観で異常を見つけられる 場合がありますので確認してみてはいかがでしょうか? 交換の際、電界コンデンサーと言っても、低ESR品や超寿命品など いろいろありますので注意が必要です。 ちなみに日本製コンデンサー使用をうたってるマザーボードもあります ので、日本製がいいようです。 なお、修理も良いのですが、こわれないように注意することも必要かと 思います。電源部は大抵の場合熱で壊れます。通気孔をふさがない、 使わないときは電源を落とす、ときどき中の埃を取ってやるなど... (タイの電源事情を知らないので別要因もあるかもしれませんが...) 超寿命→長寿命の間違いです。お恥ずかしい限り。 もし修理してくれるところが身近にあるのであれば、1つだけ修理に 出して何を交換したかを参考にして他の電源の修理を試してみては いかがでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございます。 やっぱり一番怪しいのは、電解コンデンサーですね。 一つだけ修理に出してみるのは、なるほどです。 近所に修理するところがありますので、検討してみます。 ありがとうございました。
「PCの電源部が頻繁に故障しては交換しています」って原因はPC側じゃないかな電源がそう簡単壊れない。原因をきちんとつきとめないと永遠に繰り返しだな。 簡単交換してるってことはAT互換機かな。 本体にオプションや拡張ボード挿してませんか?電源に余裕が無いとぎりぎり定格で使うと保護回路も働かずに故障することも。 まずは電源ラインの電圧電流を測って定格内か確認してぎりぎりなら余裕のあるものに交換すとか
お礼
ご回答ありがとうございます。 PCは、AT互換機で、7台あります。 8年間で、5~6個電源が故障しています。 きちんと故障の履歴を管理しているわけではありませんが、ほぼ全滅のようです。 日本ではなく、タイのPCなので、値段が安く、品質も値段相当なのかもしれません。 また、一年中気温が高いので、その影響があるのかもしれません。 拡張ボードは、挿しているものも挿してないものもあります。 電圧電流の確認はやっていませんでしたので、試してみます。 ありがとうございました。
PCの電源から電気の勉強に入るという度胸,まずはご立派です。 設問には直接関係ないのですが。 PCの電源の成り立ちや動作原理など,理解せずに始めると, さわってはいけない部分(400V以上)に手がいったときには, 飛び上がること間違いなしです。 ダミー抵抗を使っての実験も,おおよその電力や温度上昇など 考えずにやると,火事になることもあります。 帰還回路がある電源では,どちら側(1次側,2次側)が壊れ ても,異常があるよと言ってきます。 また,2次側からみれば,1次側はフローティングされており, オシロなどの接続には十二分に注意なされ。 このような簡単な事象をご理解の上,命に関わるような部分は, その対策をとりながら進められることを切に祈ります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 確かに安易に考えていたかもしれません。 ご忠告の点に留意して、やってみたいと思います。
1)壊れたと判断した状況は? ・出力が出なくなった ・出力電圧が異常になった ・・・・PC側の電圧モニタで異常を検出してPCが働かなくなることもあり ・電源のオン/オフなど制御が効かなくなった 2)ダミー負荷をつないで各出力の状況を観測する 1)の内容を実際に検証する 3)分解して観察する ・ヒューズが切れているか ・焦げている部品,基板はないか ・電解コンデンサが漏液していないか ・はんだ付け部が劣化していないか ・コネクタの接点などはきれいな状態か 4)電源制御ICを探して型番を読みとる ・メーカーサイトにアクセスして,仕様書,アプリケーションノートを入手する。 私がやるとしたら,ざっとこんな手順と思います。 2)のダミーロードによる動作確認ができれば,テスターだけでも故障状況をかなり絞り込めますが,これがなかなか実行困難。2)を省略して3)を先行するしてしまう可能性が大です。 ヒューズが切れていたら,主回路部品が壊れていますので,修理はしません。 怪しい部品があれば交換。はんだづけ不良については,とりあえずプリント基板のはんだ付け部(すべて)を鏝で一旦溶かしてみることで回復する場合もあります。 4)以降は,スイッチング電源回路についてある程度知識が必要。また,時間もかかる作業になります。 強電部を含む作業ですので,安全には気を配ってください。
お礼
ご回答ありがとうございました。 壊れた状況は、単に、「パソコンの電源を入れても、全く起動しなくなった」ということだけで、全く何も調べていませんでした。 良品の在庫もありますので、元電源を接続してみて良品と比較しながら調べてみようと思います。 ありがとうございました。
>>PCの電源部が頻繁に故障しては交換しています。 一体どんな電源を使っているのかしら? 電源トラブルで一番多いらしいのは コンデンサーが腐る(表現は悪いけど)が多いらしいです http://amp8.com/etc/amp-inho/c-test.htm コンデンサーをホットメルトなどで固定すると、振動が防げるそうです http://www5.ocn.ne.jp/~essu/conkotei.htm 効果は不明? ここのところ暑いので、焼けるトラブルが多いのでは? 知らないうちにファンが回ってないとか
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 >>PCの電源部が頻繁に故障しては交換しています。 >一体どんな電源を使っているのかしら? タイ在住のため、日本と比べて品質が落ちるのかもしれません。 1個 1,500円位で買って来て交換しています。 また、1年中暑いので、部品の劣化が早いのではないかと思います。 サイトのご紹介ありがとうございました。 参考にさせていただきます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 非常に具体的なご説明で、大変参考になりました。 ありがとうございました。