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測定器と校正について学ぶ
- 測定器と校正について無知な方のための学習方法とは?
- 測定器や校正についての講習会参加のオススメは?
- 測定器と校正についての勉強方法を紹介してください
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みんなの回答
「回答(1)」の回答者です。 他の方のご回答に横やりを入れるようで申し訳ないのですが、とても重要なことと思いますので、あえて書き込みさせていただきます。 「回答(2)」の内容について、私は次のように理解しております。 「校正」とは、JIS Z8103-2000「計測用語」に、次のとおり規定されています。 「計器又は測定系の示す値,若しくは実量器又は標準物質の表す値と,標準によって実現される値との間の関係を確定する一連の作業。 備考 校正には,計器を調整して誤差を修正することは含まない。」 簡単に言うと、「校正」とは、測定器を上位の標準器と比較することで、示す値(表示値)と示すべき値(標準器の値)の差(器差)を求める「作業」、のことをさします。つまり、JCSS等とは関係なしに、どんな測定器を、いつ、どこで、誰が、どんな方法で「作業」しても、技術的に妥当な内容であれば、「校正」といえます。 また、JCSSとは、JCSSホームページ内のQ&A回答文から抜粋、要約すると、次のように説明されています。 「JCSSは計量器の校正を行う者(校正事業者)を対象とした登録制度で、任意の制度です。登録された校正事業者は、校正を行ったときには、校正証明書にJCSS標章を付けて交付することができます。登録の要求事項はISO/IEC 17025:JIS Q17025です。」 (JCSS Q&A原文 http://www.nite.go.jp/asse/jcss/fqa/qa1.html) 説明から、JCSSでは、登録事業者以外の校正事業者の存在を認めていますし、JCSS標章を付けなければ校正証明書の発行も否定しない、と解釈できます。JCSSの登録事業者以外、JCSSの登録区分(ブロックゲージ/分銅/校正用温度計etc.)以外は校正ではない、とは言っていません。JCSSの要求事項であるISO/IEC 17025でも、JCSS等の登録制度やISO/IEC 17025で認めたもの以外は校正でない、との表現はありません。 校正とJCSSとの関係は、誰でもどんな測定器に対しても行うことのできる、校正という「作業」を、JCSSの制度に乗って行うかどうか、だけです。ISO9000の審査でも、「社内校正した。トレーサブルである」、あるいは「JCSS以外の校正事業者で外部校正した。校正事業者がトレーサブルであると主張している」との説明で何ら問題なく通っています。JCSSは、主に第三者機関として企業からの外部校正を受託する企業・機関が取得するもので、校正結果にいわば格付けし、海外を含む対外的な通りを良くするものです。社内校正では、他者の校正を行うわけではありませんので、通常はJCSSの必要はありません。(ISO16949(旧QS9000)が絡む場合はこの限りでないかもしれません。勉強不足です。ご確認ください。) 校正を確実に行うには、製品などの一般の測定より、1桁上の意識・知識・技術を必要とします。私は第三者校正機関、JCSS校正事業担当者として、長年多くの企業を見てきた経験から、社内で測定器を校正することは、企業全体の品質に対する意識、技術力の向上に大いに役立つと考えております。コストとの関係はありますが、自分でできることは自分でやる・・・大いに奨励されるべきと考えております。質問者様、がんばってください。 ご質問とは直接関係ない内容で長文となり、申し訳ありません。
講習会はミツトヨが大々的にしてますね。 主要都市の巡回でやってたように思います。 ミツトヨのホームページで確認されると良いと思います。 (計測学院と言っていた様に記憶してます) 余談ですが、皆さん簡単に校正と言っていますがノギスその他の校正は本当は校正では有りません。 (校正を英訳するとCalibrationとなりますのでそれが定着してしまっている様です) 校正と名前をつけていい物はJCSSマークを付けた検査データが出せるもののみです。一般的にはブロックゲージ/分銅/校正用温度計etc.となっています。 その他の計測機器は校正と言う名前の検査/確認作業ですよ。