８インチのＮＣ旋盤でそれより大きなワークの作業は…

質問

８インチのＮＣ旋盤でそれより大きなワークの作業はできますか

マザックのＳＱＴユーザーです。チャックは８インチですが　試作品の切削で困っております。アルミのワークなんですが２種類あってひとつが２００φ
もうひとつが２４０φです。小さいほうを加工のだんどりして生爪を削ってみると　どうも８インチでは２００φの大きさがＭＡＸのようでした。
それでも生爪はチャックからセレーション部が１０ミリくらいハミ出してしまって　ツールセッター出すのが怖いくらいです。

もうひとつの２４０φの外径部分をかませるにはどうやったらよいでしょうか
生爪の形状　その他テクニックがあればぜひ教えてください。
またその場合　外形バイトなどはＸストロークを超えることはないでしょうか
その場合もなにか対策があれば教えてください。
ちなみに１０インチのチャックは持っておりません。

回答No.3

noname#230359

ご存知なら結構ですが、チャックメーカが決めた把握径の範囲があります。
一般的なウエッジタイプのパワーチャックですと、最大把握径はチャックの外径近辺です。
正確な値は、取説を見るかチャックメーカに問い合わせて確認して下さい。

チャックメーカは、この把握径の範囲で使用するとして、設計・評価・保証をしています。
他の回答のように、範囲外でも使用されているのが現実なのですが、本建前は頭に入れておいたほうが良いです。

チャックメーカはもちろん、生爪メーカでも、おおっぴらに「大径用生爪」を販売していないのは、このためでしょう。

お礼

とくほんさん　ありがとうございました。ちょうど本日その試作品の２４０φを加工いたしました。生爪に５０角のフラットバーを溶接してツメを作ったのです。

とくほんさんの言われるように多分　２１０φの８インチのチャック径あたりが限界なんでしょうねぇ　かなり外形から飛び出しまして　ツールアイも
使えませんでした。

端面を削るのにいつも使っていたバイトはストロークが足りませんでしたが　bar outの外形片刃バイト　bar edgの　６０度三角チップのバイトは使えましたよ。しかし・・・やっぱ１０インチのＮＣの仕事なんっでしょうねえ

回答No.2

noname#230359

こんにちわ。
どの様な形状かはわかりませんが、素材を長く用意して汎用の旋盤にてΦ240
をΦ200まで落とせば掴めますよ。掴み代を付けるんです。
あとは掴み代を落とせば出来るのでは？

ですが、8インチでもΦ240は出来るはずです。生爪も色々なパターンのサイズが出ていますので、調べてみては？
ですが、ＳＱＴは工具干渉がありますので注意してください。
外形バイトでストロークリミットを越えるのであれば、内径バイトで削る手も有りますよ。
参考になれば幸いです。

お礼

ｓ.ｎさん回答ありがとうございました。素材寸法を長めに切断してもらうってのは一番先に思いついていたんですが　このワークは材料供給なんでそれはムリなんです。
アドバイスにしたがって出入りの工具屋に生爪のカタログを請求してみます。外形削りを内径バイトで？それはどのようなものでしょうか？？
ちょっと明日にでも実際やってみることにします。ありがとうございました。

回答No.1

noname#230359

８インチチャックならΦ240程度の外形把握は可能と思います。
生爪を通常の逆さまにして使います。
もちろんチャックから大幅にはみ出しますが、最高回転やチャック圧に注意すれば、問題ありません。（実績有り）
ツールセッターは干渉すると思うので、非常停止状態で手で出し入れします。
もちろん自動測定はできません。

あと、外形バイトの件ですが、マザトロールの場合、ツールセット値がツールの最大径になってると思います。
もしこれがΦ240以下になっているとしたら、何らかの工夫が必要ですが、バイトの長さを短く切断して取り付けると良いでしょう。
もしそれでも微妙にストロークが足りない場合は、パラメータでストロークリミットをずらす方法もあります。
数ミリ程度だったら問題ありません。（実績有り）
これをやる場合は、ロードメーターに注意して少しづつ動かしてください。

書き忘れましたが、上記のような段取りをした場合、外形バイトで端面を中心付近まで切削すると、もしその外形バイトの上下に他の工具を取り付けている場合、他の工具が干渉する可能性があります。
ボーリングバーだったら高い確率で干渉しますので、十分注意して行ってください。