粉末ハイスとコバルトハイスの違いとは?
- パイ16、加工深さ135mmの穴を横型マシニングで加工をするのにホールドリル(真ん中から切削油が出るタイプ)の購入を考えています。
- カタログを見ていますと、粉末ハイス、コバルトハイスと材質に種類がありますが違いがいまいち判りません。
- どちらが良いのでしょうか?ワークはSCM435、調質HS39~42です。
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粉末ハイスとコバルトハイスの違いについて
パイ16、加工深さ135mmの穴を横型マシニングで加工をするのにホールドリル(真ん中から切削油が出るタイプ)の購入を考えています。カタログを見ていますと、粉末ハイス、コバルトハイスと材質に種類がありますが違いがいまいち判りません。 どちらが良いのでしょうか?ワークはSCM435、調質HS39~42です。
- マシニングセンター
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普通のハイスは溶解して鋼塊を作り、それを素材として、鋼材を製造しますが、粉末ハイスは、その名の示す通り、溶解して、粉末を作り、それを高温高圧で固めたものを素材として、鋼材を製造します。ハイスは、耐摩耗性等の特性を出すために、Cr,W、Mo,V等の炭化物生成元素を大量に含んでいますが、一方で、それらの元素を大量に含むことで製造上の困難さ、靭性の低さの問題が生じます。これらの問題を、溶解、鋳造される大きさを極限まで小さくする、つまり粉末にすることで解決したのが、粉末ハイスです。 コバルトハイスの中でも色々グレードがあるので一概には言えませんが、通常のハイスの中でコバルトハイスは、高硬度、耐磨耗性を持ちます。 そして粉末ハイスは、通常のハイス、コバルトハイスより更に高い靭性を持っています。 ですから、特に靭性が必要な工具に粉末ハイスは有効です。 まずコバルトハイスを使って見られてはどうでしょうかね。 粉末ハイスは製法として大きな炭化物量が許容出来るので、同等合金量の通常ハイスより、炭素量を高めにして耐摩耗性も高めているようです。また通常ハイスでは製造できないレベルの高合金量のグレードも粉末ハイスには存在します。
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コバルトハイスはハイスに対摩耗性向上の目的でコバルトを添加してあります 粉末ハイスは粉末から固めた物で粒子が細かく対摩耗性と欠損性に有利です φ16で深さ135はかなり深い穴ですが 穴の面粗度、位置精度、曲がりなど要求される場合は粉末ハイス さらには超硬がよいと思います 自分の知る所では 粉末ハイスのオイルホールはOSGがレパートリーが多いと思います 大した要求のない場合にはHSS-Coでよいと思います
お礼
ありがとうございました。早速参考に致します。
#1さんのおしゃるとおり粉末ハイスにはコストが掛かっており価格に反映 されていると思います。 したがってまずはコバルトで加工するべきでしょう。 ただ私の使用した感想では粉末ハイスは靭性より耐摩耗性が要求される時に向いていると思います。 またより高速加工したいならコーティングなども良いんじゃないでしょうか。
お礼
ありがとうございました。参考に致します。
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お礼
ありがとうございました。参考に致します。