SUS304とSUS430の使い分けについて

このQ&Aのポイント
  • SUS304とSUS430の違いを理解せずに安易に決めることは困難です。薄板の場合、SUS430はSUS304よりも安価ですが、それぞれの材料の性格を把握することが重要です。
  • SUS430よりもSUS304を使った方が良い事例や、SUS430を使用してはいけない事例についても知りたいです。
  • 同様に、SUS304の不具合事例や対処方法も知りたいです。
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SUS304と430の使い分け

調査によると薄板(2t以下)のSUS材においては SUS430の方がSUS304より安いということで 2t以下の部品にはSUS430をできるだけ使用したい のですが、それぞれの材料の性格も把握せずに 安易には決めることができず困っています 以下のことを知りたいのですがよろしくお願いいたします。 ?SUS430よりもSUS304を使った方が良い事例、 ?SUS430故に不具合が起きた事例とそのときの対処方法   またはSUS430を使用してはいけない事例 ?SUS304故に不具合が起きた事例とそのときの対処方法   またはSUS304を使用してはいけない事例

noname#230358
noname#230358
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noname#230359
noname#230359
回答No.1

430の値段が安いのは、Niが添加されていないためです。 ステンレスは、基本的に耐食性を求めている材料で、その成分系によって 退職性能が異なります。値段の差は、この耐食性能の差だと理解して いただければ、大体理解できるかと思います。 (耐食性能が良くなるほど、Crが増えるだけでなく、値段の高い元素である NiやMoが多く添加されるようになります。) ですから、材料選択は、あなたがお使いになりたい使用環境において 430で持つかどうかということにかかってきます。 おおよその用途目安は、下記URL(ステンレスの特長のタブ) で勉強してください。

参考URL:
http://www.jssa.gr.jp/
noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございます。 大変助かりました。

その他の回答 (1)

noname#230359
noname#230359
回答No.2

先の回答者「大阪の虎吉さん」の説明で尽くされていますが、推奨URL にも触れられていなかった事項を補足します。 #430はNiが添加されていない「フェライト系ステンレス」の代表的な材料ですが、極めてラミネーションを起こし易い欠点を有しています。 故に溶接構造物の材料として利用する場合は、溶接方法を設計的に充分吟味 する必要が有ります。溶接に因る残留応力が材料の厚さ方向に掛かると、 割れが発生して「材料が二枚」になっていることが有ります。 一方、フェライト系の特徴として熱膨張率はオーステナイト系材料の半分で 有ることです。構造的に熱応力の解放を設計上で考慮しなければならない 場合には、熱膨張率が小さいことで助かる思いをすることがあります。 ラミネーションが発生しやすい理由は結晶構造に起因、つまりフェライト晶であることに因るはずです。

noname#230358
質問者

お礼

大変貴重な情報をありがとうございます。

noname#230358
質問者

補足

ラミネーションを起こすのは鉄の製造過程による原因でしょうか? 例えばリムド鋼から作られる軟鋼は素材の中の気泡がある状態で 圧延する為ラミネーションを起こしやすいと資料で呼んだこと がありますが。 (ステンレスはキルド鋼だとおもうので全く関係 ない話になってしまいましたが・・・) それともフェライト系であることが原因でしょうか?

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