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袋ナットのメッキ後、すぐに錆びが出てしまう原因とその対策
- 焼きなました袋ナットをアエン黒メッキすることで、スケールによる錆びが発生してしまいます。
- 深さ40ミリのM8ナットでは、錆び防止が難しいため、他の対策が必要です。
- 大量ロットの場合、個別に作業するのはほぼ不可能です。より効率的な対策方法を検討する必要があります。
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スケール除去として、塩酸をベースにしたスケール除去剤が薬品メーカーから販売されています。 しかし、仮にスケールを除去したとして、それだけで40mmの深さの穴にめっきするのはめっきのつきまわりの問題から難しいのではないでしょうか? 亜鉛めっき浴種は何ですか? 最近はつきまわりの良いスーパージンケートというめっき浴もあります。そのようなめっき液を使用しているところで検討したらいかがですか?あと、袋状なので、洗浄や乾燥も難しいです。液が入れ替わらないためです。そのため、スケール除去後、入念に洗浄しないと、袋状の中の酸が落としきれずに、めっきがつかないといったことも考えられます。自動ラインで通常の品物と一緒に流すのではなく、手動で丁寧に処理するか、超音波や振動といった水洗槽があるラインでの処理をお勧めします。
ケミカルエッチングは化学的腐食⇒酸洗等を指します。酸洗なので表面処理関連の会社であれば処理は出来ます。 またその際、表面が荒れるので事前に表面状態の確認も必要になると思われます。 ただメッキの前処理の酸洗条件の変更で除去可能であればそれも可とはおもいますが。 あと参考までにタップを立てるのは焼なまし前、後、メッキ前、メッキ後どこですか?
補足
ありがとうございます。 タップを立てるのも試行錯誤しておりまして なまし前にタップをたててメッキがうまくいかなかったので、現在なまし後に立てている最中です。
wa7t-nksjさんの意見とほぼ一緒なのですが、現在の工程でスケール除去工程はあるのですか? また発錆箇所や錆の色はどうですか? もし赤錆であればメッキがのっていない可能性が高いと思います。 そうであればwa7t-nksjさん同様バレル研磨やあるいはケミカルエッチングによるスケール除去を勧めます。 但し、ケミカルエッチングの場合は、当然腐食になるので表面処理の専門家のアドバイスが必要になると思います。
補足
ありがとうございます。 スケール除去はメッキの前処理を入念に行う程度です。 袋ナットの穴の中、タップを立てた付近が錆びてきます。 メッキはアエン黒で、赤い錆です。 ケミカルエッチングとはどのような所でしていただけるのでしょうか? もしよろしければ教えてください。
錆が出るのはとまりの穴からでているのですか? それならば、めっきがついてなくて錆びているのではないでしょうか? もしスケールのせいで錆びているのならば焼きなまし後バレル研磨でスケール除去してはいかがですか?
補足
ありがとうございます。 説明不足ですみません。 袋ナットの穴の中が錆びてきます。 タップを立ていまして、その部分から錆びてきます。 確かにメッキがつきにくい個所ではあります。 中でタップが立っているのでスケール除去の方法がわからず困っています。
補足
ありがとうございます。 大変参考になりました。 ただメッキや水洗のラインを特殊なものにしますと メッキ単価が高いのでしょうね。 とりあえずいいものを作らなければいけませんので 問い合わせてみます。