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旋盤加工の工具形状と刃形の選び方
- 旋盤加工において、高精度切削を実現するためには、工具の形状と刃形が重要です。
- 切削抵抗の背分力を減少させるためには、工具の形状と刃形を適切に選ぶことが必要です。
- 旋盤加工においては、刃形が力の向きを変えることができるバイトが使用されます。
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こんにちは。 私が思うにそんな背分力・切削抵抗を考えるよりまず 被削材に合った刃具素材を探す事ではないでしょうか。被削材に合わない刃具材種でいくら高精度の加工を しようとしても無理があります、又力の向きを変える 工具など無いのでは? 力の向きと言うより送りスピードの変化による、バイトへの切削抵抗方向の事ではないかと考えます。 難しく考えるのもどうか と私は思います。
私は工具(特に旋盤用)を製作しているのですが 少しだけ補足です。 ホーニングを無しにして(刃先のチッピング無し)掬い面を極力面粗さを細かくする。 切粉のすべりを良くする為です。 それと掬い面を切込み方向の逆に角度を付ける これをすれば少しはましになると思います。
こんばんは >切削抵抗の背分力の減少させるためには、旋盤加工の場合工具の形、刃形はどのようなものがいいのですか??? 切削抵抗3分力の一つ背分力は超硬バイトの33形(右勝手片刃バイト)で言う「横切れ刃角」の角度で決まる場合が多々あるかと思います。 つまり以外の事を考えなければ0度なら背分力は0になる理屈です。 また横切れ刃角をマイナスにすれば外径に対して引っ張られる(食い込む)ようになります。 詳しくは 大河出版社発行の技能ブックス2、切削工具のカンドコロの26・27ページ、「切削抵抗の3分力」を参照ください。 >切削抵抗、力を加える方向は変えられるのですよね? 切削抵抗の合成された力の方向でしようか。 それでしたら片刃バイトで言う、横すくい角・横切れ刃角・上すくい角・ノーズ半径等の調整である程度変化させることが出来ます。 同じくページ24をご参照ください。
お礼
わざわざ、本まで上げていただきありがとうございます。 また、投稿したときはよろしくお願いします。 なんて、失礼しました。 ほんとうに、ありがとうございました。
切削加工で、刃先の強度を上げるには、刃の断面を見た場合、角度が大きい方が強度があることは当然です。従って、刃の断面角が90゜のものがよく使われますが、その場合、掬い角を0゜を含みそれより大きくすると、刃の側面がワークをこすってしまい、まともな切削が出来なくなります。それを防ぐために、掬い角をマイナスにして、即ちネガティブレーキ(n)で加工するのですが、そうすると切削抵抗、特に背分力が大きくなります。それが現在直面している問題と思います。答えは以上の説明の中に既にあることはお分かりと思いますが、要するに掬い角を0゜或いはプラスにすれば節句抵抗は減ります。ただし、刃先の断面角が>90゜になるので刃先強度は落ちます。更に、刃先にはランド、或いはチャンファ、またはホーニングと称する、刃先を殺して(刃先を鈍くする)チッピングを防ぐ細工がしてありますが、それも切削抵抗を増す要因になっています。抵抗を減らすには、それらの細工を最小限にする(ランド、チャンファ、ホーニングを最小にするかなくす)ことが有効ですが、それも刃先強度、即ち刃先の寿命とのかねあいです。結論から言えば、掬い角をプラスにすることが有効ですし、鉄鋼の切削であれば、焼結cBN工具で高速加工することが一つの対策といえます。
お礼
掬い面や、掬い角が関係してくるのですね。 これで、また調べごとが進みます。 ほんとうにありがとうございました。
お礼
いろいろな、角度が大事な事がわかりました。 またこれから、調べていきたいと思います。 ほんとうに、ありがとうございました。