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塗装とめっきの違いを教えてください
- 塗装とめっきは表面処理の方法ですが、異なる特徴を持っています。
- 塗装は塗料を使用して表面を覆うことで装飾や防食を行います。
- 一方、めっきは金属を使用し、電気化学的な処理によって表面を覆う方法です。
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補足に対する回答です。 素材と被覆材の組み合わせで考えるといいでしょう。 1 金属素材+金属被覆 いわゆる「めっき」です。金属原子同士の金属結合です。 2 金属素材+樹脂被覆 塗装です。接着力で密着しています。 静電塗装(気相)・電着塗装(液相)はめっきの手法を利用した塗装です。どちらも電気泳動で塗料を素材の上に付着させます。 3 樹脂+金属被覆 3-1 樹脂表面に微細な凹凸をつけ(エッチング)して、めっき(ミクロン単位の厚さ)する。密着力はアンカー(投錨)効果で喰らいついている。 3-2 そのままで、金属を蒸着し(サブミクロン以下)、クリアコートで保護する。素材が樹脂でなければ、PVD,CVDもこの範疇になり、気相めっきとも言われます。蒸着は金属粒子が降り積もっているだけなので、密着≒0なので要トップコート。PVD,CVDはシリコンウエファでIC回路の作成を考えてもえらばわかりやすいかと。 4 樹脂+樹脂被覆 ま、塗装ですね。 技術の革新で、塗装とめっきの境界が曖昧になってきました。金属素材に被覆する金属粒子を機械的に投げつけ(ショットブラストのように)、粒子を付着させる、メカニカルプレーティング(直訳で機械めっき)というのもあります。 一般的には、「金属で被覆することがめっき」と「樹脂で被覆することが塗装」でいいんじゃないでしょうか。 メタリック塗装や複合めっき(めっき皮膜の中に非金属粒子を含む)は、ややこしいでしょうが、膜を形成するマトリックス(母体)で区別しています。だから、メタリック塗装は塗装、複合めっきはめっきです。
塗装は樹脂を部品(金属)の上に接着力で乗せているだけ。 メッキは金属同士が電子を共有していますので金属学的に接合しています。(実際には表面の汚れ等で乗っているところが多いですが・・) メタリックは金属粉入りの樹脂を塗装します。
補足
回答ありがとうございました。お礼がおそくなり大変申し訳有りませんでした。 めっきは金属学的に接合しているとのことですが、それは金属にめっきをした場合と解釈します。実際には樹脂にめっきしたものもあると思いますが、この場合は塗装とめっきはどのように区別されるのでしょうか。 質問を追加してしまって申し訳有りませんが、回答のほどよろしくお願いいたします。
お礼
回答ありがとうございました。 大変わかりやすく、感謝しております。 ここで、再度疑問が・・・。 塗料って、樹脂なんですか?