- 締切済み
カニゼン処理
設計屋です。研磨面(はめあい面等)を持つ鉄材にカニゼンめっきを施したいのですが、メッキ厚と研磨仕上げ寸法の兼ね合いが分かりません。?そもそも通常のカニゼンメッキの厚さはどの程度なのでしょう??研磨面の表面処理後の寸法を規定するにはどうしたらよいのでしょう?表面処理後の値で図面を書くのは卑怯なやり方でしょうか? 以上2点、雑駁な質問ですが、ご回答願います。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
はじめまして、当社でも殆どの部品加工には、カニゼンをしています 。精密測定治具、半導体関連部品などが殆どですが、目的は防錆処理で す。そのために、厚みとしては、当社では5ミクロンと指定して、御願 い致しております。よって、はめあいはその分を見込み、製作しており 増す。図面の指示ですが、カニゼン処理後の寸法指示は、必要なく思い ます。返って、錯誤しやすく、後処理の欄に無電解ニッケルと、記入さ れていたほうが、間違いが無いでしょう。カニゼンは、斑が少なくつき ますので、はめあいには一番良い方法と思います。
- 参考URL:
- www.furuichi-tec.co.jp
こんにちは 設計関係の方が仕上げ表面処理についてよく理解されることは、加工先にとって仕事が進めやすくなりますのであり難いことです。 カニゼンめっきは電解せずにめっきする所謂、無電解めっき(化学めっき)のことで、ニッケル/リンの合金を析出させます。 厚みは、特殊なケースでは300ミクロン程度の厚膜をつけることもありますが、一般的な防錆、耐磨耗、硬度等の特性を部材に付加させる場合は、10ミクロンから50ミクロン程度に指定するのが実用的です。 単なる防錆では、5から10ミクロン程度(部材にピンホールがある場合は30ミクロン程度)の指定が実用的でしょう。 また、研磨面の表面精度については、完成図面に仕上げ寸法とともに表面精度(1/1000、1/100など)、粗さ指定(6S、?Sなど)をすることで表面処理業者さんは完成品に機械加工、研磨が必要かどうかの判断が出来ます。 また、完成品図面で充分ですが引き出し線などでめっき厚さの指定をしておかないと肝心のめっき機能が得られませんので注意が必要です。指定があれば業者はあらかじめ部材を加工してからめっきにかかりますので問題が生じにくいものです。 以上参考に願います。
お礼
早速のご回答、ありがとうございました。非常に参考になります。 また何かありましたら相談にのって下さい。
お礼
早速のご回答ありがとうございました。当方も防錆が目的です。大いに参考にさせて頂きます。