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液晶モニターの解像度変更後の画面は鮮明に映るのか?
- 液晶モニターは推奨解像度以外、変更すると通常画面がぼやけると聞きますが、UXGA(1600x1200)→SVGA(800x600)の液晶モニターは解像度変更後、画面がぼけないと知りました。
- 以下の液晶モニターは解像度を変更後(※スケーリング、縦横比を維持するで設定)画面は鮮明に映りますか? - WXGA(1280x768)→VGA(640×480) - WXGA(1280x800)→VGA(640×480) - SXGA(1280x1024)→VGA(640×480)
- ノートPCで最大解像度が1600×900の機種を所有しているのですがSVGA(800×600)に解像度変更(※スケーリング、縦横比を維持するで設定)しても上下に黒帯が表示せず、左右に黒帯が表示され画面がぼやけます、ワイドとスクエアの相性の関係でしょうか?
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CRTモニターは、一番手前のガラスの裏側に発光物質が均一に塗られており、そこに電子ビームを照射することで、当たった部分が青/赤/緑に光ります。 電子ビームは1ラインごとに左から右、高さを変えていって上から下、と全面を走査し、画面を構成します。 画面の解像度はその走査線を動かす速度によっていかようにも調整できるので、CRTモニタ自体に「解像度」と言う概念はありません。 (ただし、発光物質の大きさよりも小さいドットを表そうとすると、ボケることになります) それに対して、液晶モニタは、例えば1600x1200という解像度の製品であれば、画面上に発光するマスが横に1600個・縦に1200個並んでいます。 そしてそのマスそれぞれが何色に光るのかを決定することで、画面を構成します。 この縦横のドット数は、製造時に選定する液晶パネルにより決定されるので、あとから電子的操作などによって変更することはできません。 さてここで、「1600x1200液晶に800x600画面を映す」という事になれば、縦横ともにぴったり2倍に拡大することになります。 ここで、『整数倍になっている』という事がポイントです。 元の1ドットが、液晶の2x2ドットでぴったり表示できるので、液晶画面であっても綺麗に拡大できます。 縦横比を保って拡大表示する場合、画面をはみ出して表示されない領域が出てしまっては困りますから、「横の拡大率」と「縦の拡大率」を比較して、「小さい方の拡大率で、縦横の両方を均等拡大する」という事になります。 それにより、ご質問のそれぞれの解像度が、何倍で表示されるかと言うと。 >・WXGA(1280x768)→VGA(640×480) 横: 2.0倍、縦: 1.6倍 →画面全体を縦横1.6倍に拡大し、左右に黒帯ができる >・WXGA(1280x800)→VGA(640×480) 横: 2.0倍、縦: 1.666…倍 →画面全体を縦横1.666…倍に拡大し、左右に黒帯ができる >・SXGA(1280x1024)→VGA(640×480) 横: 2.0倍、縦: 2.133…倍 →画面全体を縦横2.0倍に拡大し、上下に黒帯ができる 1番目・2番目の例で、「1.6倍したものを液晶に表示する」とどうなるか。 ざっくり言うと、「発光マス8つで、5ドットを表示」しなければならない訳です。 「方眼マス8個を、5色で等間隔に塗ってください(※各マスの中は単一色で)」と言われても、どれかの色で塗るマスが2マスになるか、中間色を使って5つの色成分を等間隔に並べる、という事にするしかないでしょう。(その場合使用する色は5つよりも増えます) これが表示のボケる原因という訳です。 3番目の例では、整数倍の拡大になるので、綺麗に表示できます。 いわば「10マスを5色で等間隔に塗ってください」という訳ですので。 ですから、「拡大画像がきれいに見えるか」というのは、「整数倍の拡大率で画面表示できる液晶かどうか」と言い換えることができ、それは製品スペックから計算して、予想できることになります。 さてそうなると。 800x600(縦横比4:3)と、640x480(縦横比4:3)の両方を整数倍拡大表示できる液晶解像度は…? 最小公倍数を考えると、仮に横3200×縦2400という液晶モニタがあれば、SVGAの場合に縦横4倍、VGAの場合に縦横5倍表示で、綺麗に表示できそうです。 …ですが、そんな製品はちょっと無さそうです……。 最近出てきている「4K液晶モニタ」は3840x2160ですが、横は足りていても縦サイズが足りず(16:9なので…)、拡大率はSVGAで3.6倍、VGAで4.5倍表示となります。 ですがまあ、画面のドット数が多いなら、ボケも目立たなくなります。 4.5倍を例えれば、9ドットを2色で塗る、という事になりますから、中間色を使うにしても色が変わるのは9ドット中1ドットだけになり、他のドットは元の色がそのまま表示されることになります。 ぴったり拡大できる液晶モニタはどうやら存在しなさそうなので、ボケがなるべく目立たないような一番広いモニタを選定する、と言うのもアリかもしれません。 でも大きさと価格も問題ですが。 4Kとなると最低でも24インチほどの大きさになってしまいます。 例) Acer 4Kモニター 23.8インチ https://www.amazon.co.jp/dp/B06XFPPFFD 例2) LG 4Kモニター 27インチ https://www.amazon.co.jp/dp/B01IALGW2U モニタ自体の大きさはどのぐらいで考えられてますでしょうか…。 ※3200x2400モニタの記事が1件だけ見つかりましたが、これはまだあるのか、そして市販されているのかどうか…? →https://www.toshiba.co.jp/about/press/2000_11/pr_j1601.htm
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- takaman5555
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現在の廉価帯の液晶モニタは、20インチ未満だと1366x768、それ以上は1920x1080です。一部1600x900とか1920x1200もありますが。 これに640x480全画面や800x600全画面を表示すると、ディスプレイスケーリングで縦横比を保持したとしても、整数倍にならないのでぼやけます。 *1920は640の3倍ですが、1024または1200は480の3倍未満なので、たとえばモニタが1024だと縦横とも2.13倍に拡大表示され、この0.13のために信号解像度の格子と液晶ドットの格子がぴったり重ならず、そこをモニタが自動的にぼかして処理するため、ぼやけが生じます。 *800x600を1600x900のモニタに出した場合も、縦の600:900に基づき縦横1.5倍の引き延ばし処理になるため、格子が合わずぼやけます。 ぼやけてるといっても、液晶画面としてぼやけているという話であって、どの解像度だろうが元々がぼやけているCRTと比較すれば、それほど神経質になるものでもないと思いますが(CRTの場合、ビデオカードやケーブルによってもぼやけ具合が酷くなっていますし)。 ちなみに、液晶は極力IPSで視野角178度のものを勧めます。160度など視野角が狭いタイプのものは、真正面から見ても画面の四隅が薄暗く見えることがありますし、真正面以外からは鑑賞に堪えません。角度を問わず明るく映るCRTとは全然違います。IPSだと、視野角の問題がだいぶ軽減されます。FPSゲームにこだわるのでなければ、反応速度よりも重要なポイントだと思いますよ。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 >*800x600を1600x900のモニタに出した場合も、縦の600:900に基づき縦横1.5倍の引き延ばし処理になるため、格子が合わずぼやけます。 なるほど、それで上下に黒帯が表示されないのですね、勉強になりました。
- wormhole
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>液晶モニターは推奨解像度以外、変更すると通常画面がぼやけると聞きますが>UXGA(1600x1200)→SVGA(800x600)の液晶モニターは解像度変更後、画面がぼけないと知りました。 液晶モニタは仕組み上、液晶の素子1つが(推奨解像度の)ドットに相当します。 そして素子の数は解像度を変更しようが変わりませんから、推奨解像度以外は1つの素子で複数のドットをを表示したり、1つのドットを複数の素子で表示することになります。 で、これが1つのドットを2x2の4素子や、1つの素子で2x2ドットのように切りの良い数で表示するときには綺麗に表示されますが、そうでない場合にはぼやけ気味に表示されます。 それを踏まえて以下の3つのうちで綺麗に表示されるのは3番目だけになります(表記の意味がよくわからないので左側がモニタの推奨解像度、右側が表示したい解像度という解釈でですが) ・WXGA(1280x768)→VGA(640×480) ・WXGA(1280x800)→VGA(640×480) ・SXGA(1280x1024)→VGA(640×480)
お礼
ご回答、ありがとうございます。 >一番確実なのは、VGAならVGAのまま表示させる事です。 その方法も考えたのですが自分は15インチくらいのVGA液晶モニターの購入が希望で調べた所、最大10.4インチまでの物だったので購入はやめました。
補足
すいません、お礼のコメントの投稿者を間違えてしまいました。 ・SXGA(1280x1024)→VGA(640×480)なら、解像度変更しても、ぼけない事がために成りました。 ご回答、ありがとうございます。
- seble
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液晶パネルはCRTと違い、完全にドット、点で表示されます。簡単に言えば新聞の白黒写真と同じと思えば分かりやすいです。(厳密にはカラーの3原色や4色を個別に点灯しますので、完璧な点ではありませんが) 点だけにデジタルとは相性が良く、PCには適していますが、点だけに再現性というような事では劣ります。 で、(1600x1200)→800x600)はちょうど半分なので、1点の情報を2点で表示するとかしやすく、故にぼやけ 「にくい」 事になります。比較すれば、というだけに過ぎず、連続した変化する色などは単純に言えばカクカクになってしまいます。・だったのが・・となる訳で。 もちろん、単純にそのまま並べて表示するのでは芸が無いので、デザリング機能、ソフトウェアでそれなりに補正します。前後の色の変化などに応じて。 でも、しょせん機械のやる事ですから限度があります。 ノートでの1600×900→800×600は横は半分ですが、縦は2/3となり、横幅もそれに合わせて倍にはできなくなり、その分、補正も難しくなりさらにぼやける事になります。 いずれにしろ、その機種のデザリング機能に依存します。良いソフトなら画質も良いし、安物なら画質も安物になります。 という事で、パネルの性能次第です。実際に表示させてみなければ何とも言えません。 一番確実なのは、VGAならVGAのまま表示させる事です。もちろん、パネル全面には無理なので、大きく表示させたいならもっと大きなパネルとか、解像度の低いパネルにするしかありません。 しょせん、元の解像度が低いのですから、拡大しても良くなる事は有り得ません。悪化の度合いを減らす、もしくはソフトでごまかして良くなったような錯覚を起こさせる事ができるだけです。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 >一番確実なのは、VGAならVGAのまま表示させる事です。 その方法も考えたのですが自分は15インチくらいのVGA液晶モニターの購入が希望で調べた所、最大10.4インチまでの物だったので購入はやめました。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 >ここで、『整数倍になっている』という事がポイントです。 >元の1ドットが、液晶の2x2ドットでぴったり表示できるので、液晶画面であっても綺麗に拡大できます。 拡大率が整数倍であれば綺麗に表示できるとは今回、とても勉強になりました。 >ぴったり拡大できる液晶モニタはどうやら存在しなさそうなので、ボケがなるべく目立たないような一番広いモニタを選定する、と言うのもアリかもしれません。 なるほど、この方法もあるんですね。それも検討します。