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メジャーリーグはチーム数が増え過ぎて衰退したか
アメリカの野球のメジャーリーグは、1962年のチーム数増加を皮切りに、どんどんチーム数が増えてきたために、レベルが低くなってきたのでしょうか。
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- GoGoTigers
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プロスポーツとしては、チーム数の増加、マーケットの拡大によって、益々発展しています。そのおかげで、選手の報酬もうなぎのぼり、優秀な人材を集めるインセンティブになっています。 球団数が少なかった昔、選手は米国の白人のみ、そこに米国の黒人が加わって球団数増のための人材的基礎ができ、球団数増加が始まりました。それまで、メジャーリーグの球団数が増えなかったのは、人種差別が大きな要因だったとも言えます。 その後、カナダ、中米カリブ諸国からも人材が集まるようになり、日本を始めとするアジア系も加わって、選手の国際化が加速することで、レベルはしっかり保たれています。 もし、米国の白人しかプレーできないという制約のまま、球団数を増やしていたら、如実なレベル低下を来していたことでしょう。現実のメジャーリーグは、国際化を図り、門戸を広く開放して、特に中米カリブ諸国のハングリーな若者たちがメジャーで一攫千金を目指して頑張っているので、今ではいわゆるラテン系の選手の比率が米国四大スポーツの中では一番高くなっています。WBCでもドミニカなど中米カリブに強豪国が多いですね。 日本人初のメジャーリーガーとなった村上雅則さん、南海ホークスでは決してエース級ではありませんでしたが、武者修行で行った当時のメジャーでそれなりに通用し、SFジャイアンツがメジャー契約を求めるほどでした。 近年のダルビッシュ有や田中将大は、日本では向かうところ敵なしの大エースでしたが、メジャーでの実績はご存じのとおりです。日本球界のレベルが低下しているのでなければ、メジャーのレベルはむしろ上がっているのではないでしょうか。 野村克也氏は、南海ホークスで一緒にプレーしたドン・ブレイザーのThinking Baseballを実践で学び、自身のID野球へと発展させています。「白人エリートが精緻に組み上げた頭脳的な細かい野球」が正しいとする野村氏のスタンスからすれば、「パワーと身体能力にものを言わせ、超人的プレーで勝負するラテン系スタイルの野球」はレベルが低いように見えてしまうのでしょう。
- 2332tutu
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野村克也氏はかつて「チーム数が増えた影響でレベルが落ちた。だから日本選手が通用している」的な発言をしていました。彼独特の「やっかみ。嫉妬」もあるのでしょうが、戦ってきた人が言うのだから当たっているかもしれません。 しかし、観客数、ポストシーズンの盛り上がり、外国人選手の交流などを考えれば、決してレベルダウンしたとは言えないでしょう。 トップ選手を見ればわかりますが、とてつもないパワーとスピードでこちらもダウンはしたとはとても思えません。