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哲学における方法論

  数学や物理学には、確固とした方法論が存在する。 それは原理であり、法則であり、定理である。 数学や物理学ではこれらの方法論が確立されているため、確かな心を維持して学問できるのである。 一方哲学ではどうであろーか。 かつてデカルトは方法序説を表したが、それは哲学の方法論というより数学の方法論であった。 哲学する者が追い求めるのは数学や物理の方法論ではなく、純然たる哲学の方法論である。 では哲学の方法論とは一体どのよーなものなのか。 そのよーなものは存在するのか、確立されているのか。 もともと哲学は思うことから始まったのであった。 しかし単に思うだけでは哲学とはいえまい。 どこまでが単なる思いであり、どこからが哲学と言えるのか。 その思いを哲学へとイノベートするものは何か。 思いを哲学へとイノベートするには何が必要なのか。

みんなの回答

回答No.5

> 思いを哲学へとイノベートするには何が必要なのか。 あなたが今のままでいるだけで、それ以上必要ななにかはありません。

回答No.4

数学の様に統合されているかというと、笑ってしまうが、哲学には哲学の方法があるよ。 方法論という程体系化されていなとこが自分勝手な哲学らしいが、たとえばJTBってのがある。 Justified True Beliefってのの略でJTBなのだけど、「正当化された真の信念」とも言う。日本語で正当化という言葉が難解で万人に共通理解がされていない懸念があるので、Justifiedの方が良いとおもうけど、Justifed信念、しかもそれが真実である場合に、人間は「知る」と言う。知識、すなわちWissenとはJTBってわけだね。 これ2000年以上前のプラトンのころから提唱された定番なんですけど、20世紀に入ってから、JTBでは不十分じゃないの?って問題提起がEdmund Gettierというフランス綴りのアメリカ人からなされて、大騒ぎ。ゲティア問題と呼ばれる有名な問題ですね。 で、現在はJBTでは不十分だから、JTB+みたいな四つの条件になっているけど、たとえばこういうのが哲学の方法。すなわち「知」を「知」と認め、「知でないモノ」は「知」ではないと認める共通の方法論になって入るわな。 それから、有名なのが帰納法と演繹法なんていう、知性の利用方法の分類もあるね。あなたの推論が帰納法なのか、それとも演繹法なのかによって、結論の強度というか信頼性が区別さされる、哲学共通の方法論と言えるじゃろうな。

  • Nakay702
  • ベストアンサー率80% (9705/12071)
回答No.3

>どこまでが単なる思いであり、どこからが哲学と言えるのか。 >その思いを哲学へとイノベートするものは何か。 >思いを哲学へとイノベートするには何が必要なのか。 ⇒「哲学する人」は、知を愛するだけでなく、「万物は教師」と自覚し、常に自省し、観照を志向します。それなら、「思いを抱く人」だってそのくらいはするさ、と言われるかも知れませんね。了解です。では、これはどうでしょう。 哲学する人は、方法の探求を試行錯誤します。三段論法、演繹法と帰納法、弁証法…。哲学する人は、より○○○(例えば、より客観的)であろうと望みます。そして、「ここまで来れば十分客観的である、などということはあり得ない」、ということを知っています。それなら、「思いを抱く人」だってそのくらいのことはあるさ、と言われるかも知れませんね。了解です。では、次はどうでしょう。 「ここまで来れば十分客観的である、などということはあり得ない」ということを悟りますが、それはあきらめではなく、なお、より客観的であろうと努めます。そして、より客観的であろうとする姿勢そのものを称して「客観的である」ということなのだ、と考えます。プロセスが大事なのです。そしてこれは、とわにユートピアを求める心性につながります。哲学する人は、「雲の向こう」(人智の及ばぬこと)に肉薄しようと苦闘します。不可知論に陥ることは決してありません。 まだ挙げ足りないかも知れませんが、少なくとも、以上のような心的態度のすべてが、「思いを哲学へとイノベートする」のに必要だと考えます。

  • hekiyu2
  • ベストアンサー率35% (271/774)
回答No.2

では哲学の方法論とは一体どのよーなものなのか。 そのよーなものは存在するのか、確立されているのか。    ↑ 存在しないと思います。 存在したら、それは哲学ではなく、科学になります。 どこまでが単なる思いであり、どこからが哲学と言えるのか。   ↑ 神を根拠にするかどうかだと思います。

noname#229051
noname#229051
回答No.1

思想の解析を以って哲学とする。

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