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行列を用いた微分方程式の一般解の求め方

[問] A = { { -1 , 2 } , { -2 , -5 } }の行列である. y' = A * y の一般解を求めよ. 固有値が重解になるパターンで, 固有ベクトル(1個は求められます)と一般解の求め方がわかりません. 固有値が異なる2つの実数解や複素数の場合, 一般解が y = c_1 * (固有ベクトル_1) * exp (x * λ_1) + c_2 * (固有ベクトル_2) * exp (x * λ_2) となることは知っているのですが, 固有値が重解の場合の一般解の形がわかりません. ご教示願います.

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  • jcpmutura
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回答No.2

D=d/dt A = (-1,2) (-2,-5) Y=(x(t);y(t)) D' = (D,0) (0,D) D'Y=AY とすると (D'-A)Y=0 D'-A = (D+1,-2) (2.,D+5) だから (D+1)x(t)-2y(t)=0…(1) 2x(t)+(D+5)y(t)=0…(2) (1)の両辺に(D+5)をかけると (D+5)(D+1)x(t)-2(D+5)y(t)=0…(3) (2)の両辺に2をかけると 4x(t)+2(D+5)y(t)=0 これに(3)を加えると (D+5)(D+1)x(t)+4x(t)=0 (D^2+6D+9)x(t)=0 {(D+3)^2}x(t)=0 x(t)=(A+Bt)e^{-3t} これを(1)に代入すれば 2y(t)=(D+1)[(A+Bt)e^{-3t}] 2y(t)=Be^{-3t}-3(A+Bt)e^{-3t}+(A+Bt)e^{-3t} 2y(t)=(B-2A-2Bt)e^{-3t} 両辺を2で割ると y(t)={(B/2)-A-Bt}e^{-3t} Y =[(A+Bt)e^{-3t};{(B/2)-A-Bt}e^{-3t}] =[A(1;-1)+B{t(1;-1)+(0;1/2)}]e^{-3t} ={(A+Bt)(1;-1)+B(0;1/2)}e^{-3t}

その他の回答 (1)

  • ddtddtddt
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回答No.1

 もちろんAの性質によりますが、Aがたとえ重複固有値を持っても、Aを対角化できるケースはけっこうあります。系統的に知られている対角化可能な最も広い条件は、Aが正規行列である事です。Aが正規行列とは、   AA*=A*A が成り立つ事です。ここでA*はAの複素共役転置で、Aが実行列なら単なる転置行列です。  もし上記が成立とすると対角化可能なので、2次元の場合、対角化後の形はλEになります(Eは単位行列)。2次元の場合この意味するところは、全空間の任意のベクトルが固有値λに属する固有ベクトルという事です。2次元の場合そうであるならば、最初からA=λEでなければなりません。  残念ながらそうはなっていないので、Jordan細胞をキーワードにググってみて下さい。基底変換後のAに対する最も簡単な形の出し方がわかるはずです。  そうして頑張って、2階微分方程式に帰着させるのが最も正直な方法だと思います。しょうがないんですよ。Aを対角化できないなら・・・(^^;)。

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