★写真撮影に関する肖像権、著作権について。

質問

★写真撮影に関する肖像権、著作権について。

★初めまして・・・当方、東京で結婚相談所を営んでおります。

法律的に回答頂きたい事が有りますので、どうぞ初心者向けに、平易にお答え頂ければ幸いです。

＜前提＞

❶当方は昔ながらの、人が介在して結婚相手をご紹介し、お互いが御縁が有れば目出度く成婚という仕組みの中で運営されております。したがって昨今、流行っている出会い系やNETでの人が介在しない安易なシステムとは全く違う、完全アナログの役務を業としており、それなりの会費を設定し有償サービスを前提としてます。

❷その様な一般的な結婚相談所は、普通は会員制になっており、会員同士のみ相手をパソコン上で検索可能な仕組みになっており、その為に会員様の写真をプロフィールとして掲載する事が必須です。　

それらの写真は時には会員に希望する写真を提出して頂く場合も有れば、当方が相談所内で簡易スタジオを完備しており、オリジナル写真を撮影する事も有ります。その場合、撮影は私自身が（過去、アマとしてカメラマン歴が長いこともあり）撮影します。

❸以上の様な前提で、一軒一軒の相談所は大きな上部組織にフランチャイズされ、全国組織となっており、まるでコンビニの様に同じ組織名の団体として〇〇〇団体・・という組織名（フランチャイザー）所属加盟の△△△結婚相談所（フランチャイジー）と言う立場で契約しております。

それぞれの全国のフランチャイザー所属の会員は上部団体の管理するコンピューターで、相互に閲覧可能な仕組みであり、数万名の規模になります。その中から自由に結婚相手を希望し、双方希望すれば初めて出逢いが可能な仕組みです。

ただし、FCの契約書には営業的、金銭的な契約内容は記載されているものの、上記❷の様な場合の写真に関する「権利」については記載がありません。（掲載する写真は、一度、フランチャイジーに提出してプロフィールの作成ソフトに掛けられた結果、共通マニュアルで完成してアップロードされる仕組みです）

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＜質問＞

Q1)以上を前提にした場合、当方が相談所内で基本的に（直接的には）無料で撮影する写真に関しては、後にホームページやSNS等に掲載をしたい事があります。　

今までは本人に口頭で許可を得て使用許可を貰って掲載しておりましたが、本来、これらの（当方が撮影した写真の）「様々な権利」は、誰に在る物ですか？　権利の名前と併せて教えて下さい。

Q2)それらの結果、当方が撮影した物は、何と言う権利に基き、どこまで自由に使用が可能ですか？　当方としても本来、プロフィール用として撮影した写真であるにも関わらず、関連する別途の目的で使用したくなる事が多いからです。

例えば、ホームページやSNS等ですが、いちいち、過去の写真を本人に確認したり、許可を得たりせずに自由に使用したいと言うのが、正直の所です。

そのような契約や関係を事前に結んでからなら良いとか？　如何なる形であれ、NGだとか？　また、無条件に使用可能とか？・・契約書を作成すれば良いのか等々の明確な区分を（権利名に基き）教えて頂ければ幸いです。

Q3)上記の権利の期限は有りますか？　一定の時期が来たら失効する物ですか？

Q4)なお「会員が自ら持参した写真」に関しても同様な質問です。権利関係に相違が有るかどうか？教えて下さい。

Q5)私は素人に付き、質問自体が不十分である事も大いに承知してます。　その場合、私がお聞きしたい内容を察して頂き、然るべきご回答をお願いします。要するに「権利」に於いて、堂々と写真を使用したいだけの話です。

それ以上の何物でもありませんが、そもそも個人情報に厳格な業種でありながら、契約書の記載や諸注意が無い程度の、上部団体でもあり、法律論など全く理解していないが故、質問に及びました。

その他、注意事項等々有りましたらご指導、宜しくお願いします。

回答No.2

t_ohta · ベストアンサー

A1．A2．
撮影した写真の著作権は撮影者に帰属しますので、著作権法で認められた権利は撮影者にあります。
しかし、顔写真の場合は個人情報に該当するので個人情報保護法に基づき事前に本人の了承を得た範囲内でしか使用できません。（できれば書面で了承を得ましょう）

A3．
著作権は権利者が法人の場合は公表後50年（未公表の場合は創作から50年）で期限切れ、権利者が個人の場合は死後50年で期限切れになります。
個人情報保護法による個人情報の保護は生存中有効となります。（規定では生存する個人に関する情報が個人情報とされている）

A4．
会員が自ら持参した写真の場合は、著作権が撮影者にあるので質問者さん側には著作物の使用権しかありません。
著作権者から承諾された範囲でしか使用できなくなります。

A5．
基本的には写真の撮影者に著作権があり、権利者に写真の公表について裁量があります。
しかし、個人を特定できる写真には個人情報保護法が適用されますので、写っている人が承諾した範囲でしか使用できないと言う事になります。

現在「アサヒカメラ」と言う雑誌で写真に関する法律の記事が連載されています。
現在発売されている号（8/20発売）では個人情報に関する記事が出ていますので、参考にされてみてはいかがでしょう。

お礼

御親切かつ詳細に渡る、丁寧な御回答、誠にありがとうございました。

基本的な点は理解しました。

法的解釈に対比したご説明が分かり易かったです。

アサヒグラフの件、ありがとうございました。

参考にしてみます。

誠に誠意あるご回答に感謝申し上げます。

補足

★知ってそうで知らない質問に適切に回答頂き、重ねて、ありがとうございました。

ベストアンサーの選択は皆さまに差し上げたくて困りました。

・・・が、今回は回答を整理して、私の如き素人に分かり易く箇条形式で頂いたと言う理由で、貴方に差し上げる事にしました。

ありがとうございました。

回答No.3

eroero4649

例えばYouTubeでは、アップロードした映像の権利はアップロードした時点で全ての権利はYouTubeに譲渡すると規約に書いてあります。その規約に承諾しないとアカウントは作れないので、YouTubeに動画をアップするならそれに承諾しているということになります。
ですから、そこには自分だけとか家族だけしか映っておらず、公開される範囲も極めて限定していたとしてもYouTube側が何らかの理由で削除するとなったら削除することができるのです。

ですから原則的には契約書の中に「提出いただきました写真等についての権利は全て当社に帰属するものとします」などの一文を入れて明確化することになりますね。
これは芸能人で考えれば明らかです。例えば芸能人がCMや商品の宣伝に出演したとき、その自分の写真や映像を勝手に使うことはできません。自分の姿なのに。その写真などの権利はスポンサーが買い取っているからです。もちろんスポンサーはスポンサーで契約期間や、どこまで使用していいかの範囲が契約書で決められています。

権利関係は契約書などで明文化しておくことが原則になります。ですから外国企業や大手企業などでは分厚い契約書を取り交わすことがありますね。こういうときはこう、こういうときはこう、と細かく取り決めておくのです。
現実的にはそこまで分厚い約束は交わせないですから、頂いた写真はお返しできません、この範囲で使うものの権利は当社に帰属します、退会後は当社で削除するので再利用はできません等の文言を契約書の中に入れることでしょうかね。

お礼

早速、丁寧な御回答、誠にありがとうございました。

You tubeを例題にした回答は分かり易かったです。

契約書の現実的な対応を参考にさせて頂きます。

誠意あるご回答に感謝申し上げます。

補足

★知ってそうで知らない質問に適切に回答頂き、重ねて、ありがとうございました。

ベストアンサーの選択は皆さまに差し上げたくて困りました。

・・・が、今回は回答を整理して、私の如き素人に分かり易く箇条形式で頂いたと言う理由で、その方に差し上げる事にしました。

誠に失礼しましたが、悪しからずご了承下さい。

回答No.1

mpascal

肖像権は会員さんにあるでしょうね。著作権は撮影者のあなたにあります。

＞例えば、ホームページやSNS等ですが、いちいち、過去の写真を本人に確認したり、許可を得たりせずに自由に使用したいと言うのが、正直の所です。

最初に、そういう契約を結んでおく必要があるでしょうね。

お礼

早速、御親切に回答、ありがとうございました。

基本的な点は理解しました。

迅速な回答に感謝します。

補足

★知ってそうで知らない質問に適切に回答頂き、重ねて、ありがとうございました。

ベストアンサーの選択は皆さまに差し上げたくて困りました。

・・・が、今回は回答を整理して、私の如き素人に分かり易く箇条形式で頂いたと言う理由で、その方に差し上げる事にしました。

誠に失礼しましたが、悪しからずご了承下さい。