「get more out of life」というフレーズは、人生から抜け出すという意味ではなく、人生からたくさんのことを得るという意味です。
このフレーズの使われ方によって、自動詞と他動詞の意味が逆になることがあります。
実践ビジネス英語の教室では、人生をもっと楽しむためのノウハウを学ぶことができます。
get more out of life
NHK実践ビジネス英語2017年9月号Lesson 12(4)でCollinsさんが、”get more out of life”というフレーズを使っています。試しにWeb検索したら、「人生から抜け出します」という訳が出てきました。変だなと思いもう少しクリックしたら、英辞郎で、get out of life on the street「路上生活から抜け出す」と出てきました。テキストをよく見たら、moreを忘れていました。何のことはない、more < 代名詞much「大量・たくさん」の比較級が、他動詞getの目的語でした。
自動詞で”get out of life”だと「(主語が)人生から抜け出す」であり、他動詞で”get more out of life”だと「(主語が)人生から(目的語)おおくのことを得る」になります。
似たようなフレーズで前に、次の表現がありました。
Here's another CEO who made a laughingstock out of himself. ドジ踏んじゃった。
「(主語)another CEOが自分自身から(目的語)物笑いの種を作り出す」
他動詞と自動詞でまるで逆のような意味になります。それは目的語moreの有無のせいだろう、ですか。その通りですが、そう邪見にしないでください。自分の失敗を棚に上げてお聞きしたいのは、何かこの例のような、意味が逆になるような例は他にありませんか?
段々と趣味的な質問になってきて申し訳ありません。
Collins: My aunt is taking one of those courses. She says it's made her think deeper and read more. But she says the best thing about course is that it helps to get more out of life. @ 2017年9月L12(4)
「その教室の一番いいところは、人生をもっと楽しめるようになることだと言っていますね。」
※OKWAVEより補足:テーマ「実践ビジネス英語」から投稿された質問です。
>意味が逆になるような例は他にありませんか?
⇒「逆になる」かどうか分かりませんが、ン十年前、高校英文法で学んだ記憶から…。
(1) There were few passengers who could escape without being injured.
「ケガをせずに逃げることができた乗客はほとんどいなかった。」
(1') There were few passengers, who could escape without being injured.
「乗客はほとんどいなかった、それでケガをせずに逃げることができた。」
(2) "Aren't you a Chinese?" "No, I'm a Japanese."
「中国人じゃないの?」「《はい》中国人じゃないです、日本人です。」
(2') "Aren't you a Japanese?" "Yes, I'm from Kyoto."
「日本人じゃないの?」「《いいえ》日本人ですよ、京都の出身です。」
(3) I'll come to the party.
「《あなたと一緒の》パーティに行きます。」
(3') I'll go to a party.
「《よその》パーティに行きます。」
質問者
お礼
その昔、Key Westを旅行した時、アメリカ人の高齢者の方から、「どこから来たのか。」と尋ねられて、I came from St. Louis.と答えたら、首を傾げられました。私の”St. Louis”の発音が悪いのかと思い、the Capital of MissouriとかMark Twainの出身地だとか頑張って説明したのですが、「そんな国、知らないな。」今思えば質問は、”Where are you from?”だったのでしょうか。また、後で知ったのはMOの州都はJefferson Cityでした。
ご回答いただきありがとうございました。
> 他動詞と自動詞でまるで逆のような意味になります。
⇒ これは、isaktoruさんの感覚の話でもあるので、お答えが難しいですが、良く使われる、
He made a fool of me とか、
I made a fool of myself by doing such a mess.
みたいなのはどうでしょう?
質問者
お礼
そうか、「馬鹿やってんじゃないの♪」ですか。せめて”pulling your leg”ぐらいにしておいて欲しかったですね。ありがとうございます。
お礼
暫く、(1)と(2)を見比べて固まっていました。”the”を発見するまでの間。 見つけたら今度は、すぐに見つけられない自分にがっかりです。こういう能力を「パターン認識」と名付けています。 麻雀の強い人はこの能力があるようです。更に強い人は、それを記憶できるようです。最後は、それを素に局面を推測するようですが。このことを理解するのにいくら時間と費用を賭けたでしょうか。報われない努力でした。 一瞬、その再現かと…。ありがとうございます。どっちに感謝しているのかな?