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デバイスキャストでの音楽再生について
- デバイスキャストを使用した音楽再生について、D/Aコンバーター機能再生(USB-DAC)やUSBメモリー再生との音質差について比較をすることは可能か
- 現在のオーディオ構成においては、NA8005の特性を生かすベストな方法についても検討している
- HD上のリッピングデータやハイレゾ音源の再生において、デバイスキャストの使い勝手は良く、DSDをUSBメモリーにて再生する以外は多用している
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こんにちは。 『デバイスキャスト』ですからWindows10ですね。 marantz NA8005については、デジタル伝送系で危惧されている問題に真摯に対策しているのを「売り」にしていますので、デジタル経路が歴然とした違いにならないのはその努力の賜物という事です。 デジタル伝送系が正常範囲であれば、音質に影響するのはDACを含めたアナログ系のみになりますので、どの経路でも同じ音が出て当然でしょう。 なお、NA8005は特に高S/Nという訳ではありませんが、家庭鑑賞用として充分でしょう。 ノイズは上手に使えば音を美化する調味料(または美人の薄化粧とか)になりますので、音楽制作を職業とする人でなければ数値で一喜一憂する対象にすべきでないと、常々より考えています。 贅沢に、ダイナミックレンジ120dBのDACにダイナミックレンジ80dBの300Bシングル真空管アンプを組み合わせても構わない訳です。むしろ、S/Nは平凡だけど音の良い(と感じる)アンプをハイレゾに組み合わせる人が多いのではないでしょうか。 音質面は、人に聞くのではなくご自身で判断すべきものと思います。 『歴然とした違い』については、20年のUSB発展過程に於いて様々な問題が発生した事は確かにあります。デジタル転送波形というアナログな相性問題とか、アプリによるUSB転送の横取り(特にセキュリティソフトによる)とか、経験してきました。これらの対策の為、結線は正常でも接続に使えないUSBケーブルや機材が中古市場に取り残されたりしています。 LANに置いてもUSB程顕著ではありませんが、無線LANの相性問題をはじめ同じようなトラブルはあります。「有名メーカーだから」と安心してて散々な苦労をした経験が一度ならずあります。 こうしたデジタルデータの寸断を影響なく繋ぎ合わせられなければ、プレーヤ機器それぞれの処理テクニックが出る音に現れることになります。 さて、活用法ですが、NAS(Network Attached Storage)の使用をご提案いたします。 NASはキーボード・マウスデ・ディスプレイといった入出力デバイスの無いLAN接続PCです。現在は、ブラウザで遠隔操作する方式が一般的で、設定に専用言語習得不要となり格段に扱いやすくなってます。(自作経験も有り) 設定が済めば、PCから外部ハードディスクとしてアクセスできます。個人的なエリアと共有のPublicエリアが有ります。Windows10もこの仕訳を取り入れてますね。一人だけで使用するにはどちらに保存したのかわからなくて煩わしい場合もありますけど。 UPnP (Universal Plug and Play)機能の付いたNASをお選びください。UPnP機能を使ったマルチメディア管理機能がDLNAやデバイスキャスト(その他〇〇キャスト)です。 セキュリティ対策のために、NASのマルチメディア管理アプリの検索範囲をPublicエリアだけにしておきましょう。NASのCPU負荷軽減にも貢献します。(多分初期設定済と思います) 楽曲はPublicのMusicフォルダーに更に細かく分類管理する為のフォルダーを作ってコピーしておきます。すると、楽曲ファイルのタグデータからデータベースを作成してくれます。タグデータの無いデータはデータベース経由ではアクセスできません(フォルダー経由ではアクセス可能です)ので、WAVはFLACに変換してタグをつけておいた方が使いやすいでしょう。 WindowsのWMPでも同様のデータベース機能ですね。WMPにも左カラムの下方にNASのメディアサーバーの項が現れ、WMPの機能で楽曲にアクセスできるようになります。 同様に、marantz NA8005からもNASのデータベースにアクセスできるようになります。 NA8005にブラウザとかリモートアプリで接続して、楽曲を選んで再生リストを作るとその順で再生が開始されます。通常この再生リストにはスタート・ストップ・一時停止・楽曲並べ替えなどの機能がありますので、〇〇コントローラーとも呼ばれます。ブラウザとかリモートアプリを閉じたり、PCをスリープとかシャットオフさせてもリスト通りの再生は続きます。 再生リストはNA8005本体が持っており、NASは停止させないで運用するのが基本ですので。 一方、デバイスキャストは、PCのエクスプローラから1曲だけを選択して試聴するのに便利が良いと思います。曲追加も可能ですが再生リスト(コントローラー)はWMPの機能を使っている為に、再生途中でPCをシャットダウンとかさせると再生が停止してしまいます。 利便性はその程度ですが、将来、PCのバックアップ用に外付けハードディスクをお考えならメディサーバーアプリ付きのNASが何かと便利です。 なお、サーバーアプリによってストリーム配信可能なメディアファイルに対応制限がありますので、事前にご確認ください。 私はDSDファイルを持ちませんので、DSDネイティブ対応の必要が無く、5年前のNASを使い続けてます。 ノンストップが原則ですので、家庭では動作ノイズとか消費電力もNASの大きな選択支となります。(自作NASを使わない理由)
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- nijjin
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ベストかどうかは分かりませんがNA8005のSN比に見合う高SN比なプリアンプ、D-77MRXのユニット(ウーハー)の大きさに見合う高ダンピングなパワーアンプはどうでしょうか? あと、スピーカーがそれなりの大きさなのでパワーアンプはトランジスターアンプのほうが良いのかも・・・ PM-13S2のスピーカー出力とTRX-P6Lで比較して聴いて見ると何かヒントが見えるかもしれません。
お礼
返信頂きまして有難う御座います。 将来的にはパワーアンプ、プリアンプの更改を選択の余地にはしたいのですが、現状的には現在の状況でのNA8005の活用を考えております。 活用と書きますと多分に抽象的になりますが、所有していますmarantz sa-13s2でのCD再生とリッピングデータや同ハイレゾ音源との音質比較も含めて、外付けハードディスクからのデバイスキャスト再生、usbメモリー再生、Grooveミュージック再生、usb-dac再生等の内、使い勝手(検索も含めて)も考慮した上で、何がベストかを模索している所です。 私の説明に不十分な所があり、それは多分にネットワーク再生への理解不足に依拠する所大なのですが、そういった拙文に回答を頂きまして、改めて感謝致します。
お礼
John_Papa さん お忙しい所、貴重な時間を割いて詳しい内容の回答を寄せて頂きまして有難う御座います。 早速に「デジタル経路が歴然とした違いにならない」という文面を踏まえて、同音源の比較─具体的にはBill Evans Waltz for Debby (take 2)をCDリッピングデータ(WAV)、SA-CD、ハイレゾ音源(WAV 192kHz/24bit)をこの文章を書きながら再度聴き比べておりますが、矢張り違いの認識には至りませんでした。 殊にusbメモリー直差しとケーブルを踏まえたものとでは、味付け的な違い(多分にメーカーサイトの受け売り的な解釈を踏まえて)があるものかとも思いましたが、私には聴き比べられませんでした。 又、面白いと言うと語弊があるかもわかりませんが、ハイレゾ音源とリッピングデータに於いても古い音源のせい故なのかどうか、聴き比べる程には至りませんでした。 只、SA-CDに於いては、SA-CDの方が、音の粒立ちとでもいうのでしょうか(私語やグラスの音が聴こえる、聴こえない等はこの際別問題として)、よりはっきりとした印象は持ちました。それがSA-CDはデジタル的でクール、それ以外はアナログ的なぬくもりがあって云々となると飛躍過ぎるとは思いますが。 些か、私的な脱線が過ぎた様にも思いますので、これぐらいにして置きますが、要はJohn_Papa さんの文面にあります「USB発展過程に於いて様々な問題が発生した」という事を踏まえまして、現在は、特にNA8005に於いては左程神経質にならなくても良いと解釈させて貰います。 又、NASに関しましては、別の場所で聴く事も無く、データを共有することも無いので左程必要性を感じる事が無いといった類の認識しか持ち合わせていなかった事や、以前取りためて今は解約して放置されている光テレビ保存様の外付けハードディスクを使い回せればとの思いから特に重要性を感じていなかったというのが正直な所でした。 只、今回NASに関して詳しい内容の文面を読ませて頂くにつれ、俄然購買意欲が湧いて来ております。 今更ながらでは在りますが、PCを介さない楽曲の細かい分類管理という事だけでも充分魅力的ですので。 以上、まとまりの無い文章を長々と書いてしまいましたが、John_Papa さん程に理解や習熟度のない私なりにNA8005活用の糸口の端緒は見えてきた(?)様にも思います。重ねてお礼申し上げます。