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機材や航空会社による飛行機の差
飛行機って機材や航空会社によってそんなに差があるものなのでしょうか?何処が違うのでしょうか?
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まだ締め切っていないので補足。 主要な航空機メーカーを挙げろと言われると ボーイング(アメリカ) エアバス(欧州合同) の2社が出てきて、この2強で中・大型ジェット旅客機のシェアの大半を占めるのは事実。 しかし、ボーイングもエアバスも、数千機規模のマーケットがあると言われている50~100席クラスの旅客機(リージョナル機)は作っていない。 リージョナル機は、ジェット機も作っているボンバルディア(カナダ)、エンブラエル(ブラジル)が2強で、プロペラ機ではATR(フランス)がしっかりとシェアを持っているほか、スホーイ(ロシア)のSSJ(スホーイ・スーパー・ジェット)が、主にロシアや旧東欧圏内でシェアを伸ばしている”群雄割拠”常態・・・で、度重なる開発スケジュールの遅延でMRJがいっそうの苦戦を強いられている。 因みに、ボンバルディアはANA系列、JAL系列など、エンブラエルはJAL系列、FDAなど、ATRもコミュータ航空会社が運用しているので、日本人にも馴染みがある航空機メーカーになっている(日本では思い込み(無知)で見下している人が少なくないようだけど、。ブラジルは工業先進国で、エンブラエル機は欧米市場で確固たる地位を占め千機以上が世界の空を飛んでいる・・・空の世界では、日本はブラジルに遙かに及ばないのが現状だったりする)。 また、既回答にもあったけど、航空会社による機齢の違いというのも大きかったりする。 日本のメジャーエアラインでも機齢20年以上でも普通に飛んでいるけど、有名なところでは「キャセイパシフィックの新し物好き」があって、平均機齢5年という話もあった(1機だけB747初期型を保有していたことが7不思議の1つだった)。 クルマにも中古車があるけど、飛行機にも中古市場があって、大手航空会社でも、中古機数十機をまとめて購入し、自社仕様に改装して運用することも珍しくなく「中古機=貧乏航空会社」と短絡するのは認識誤りだったりする。 珍しいとところでは、カナディアンエア(C社)とパキスタン航空(P社)の間の「一括トレード」もあった。 機材統一による運用コストの削減という目論見が一致したC社とP社の間で話がまとまり、C社のB747全機をP社に、P社のDC-10全機をC社に、それぞれ移管されたというお話し。 も1つ言えば、装備の違いや整備の差で乗り入れ禁止になることもある。 部品不足などで整備不良が常態になっている機体が乗り入れ禁止指定されたり、そのような状態の機材を飛ばし続けている航空会社が指定されたり、果ては、航空当局が機能していないと判断された国に籍を置く航空機全般が乗り入れを禁止されることがある。 機体レベルでは1950年代の旧ソ連機など、航空会社ではアフリカの小国あたりの会社が指定されていたり、国では彼の将軍様の国が・・・
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- FEX2053
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差があると言えば「ある」、無いと言えば「ない」です。 というのも、基本的な機材はそれほど変わらないからです。 世界である程度大きな旅客機を作っていて、一定のシェアを 持っているのは2社しかありません。モデルの数も「基本が 同じで胴体が長いか短いか」というモノが多く、シルエット で、比較すると大した差はないんです。 ですが、実際に乗ると、各社かなり雰囲気が違います。 これは、目的別のアレンジを各社独自の考えで行っている からで、室内や、機材の微妙な仕様の差は結構あります。 マニアはその辺がとても気になるので、差があると言うの ですね。 その辺はバスと事情はあまり変わりません。実は今現在、 日本国内のバスメーカーは実質2社しかなく、貸切・高速 バスに至っては、その1社ごとに1モデルしかないんです。 でも、色も車内装備も各社各様、車体の高さ長さも違う ので、乗ると全然雰囲気が違いますよね。飛行機もそれと 全く同じです。
お礼
考え方によるんですね。
- dogchibi
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財務内容が良い航空会社は、新しい飛行機を購入するのに積極的ですが、経営が苦しいと最低限のメンテナンスで手持ちの機材を使い回している、という印象があります。シートがほころびていて中身のスポンジが飛び出ている飛行機に乗り合わせた時は、整備に精一杯で座席のメンテナンスの余裕はないのだろうなと感じました。 普通、新品の飛行機を買いますが、他の飛行機会社の中古飛行機を買っている航空会社もあるそうです。 あとは、路線によってお客さんを運ぶ数が違いますから、小型機、中型機、大型機、とキャパによって使い分けているのも差がつく理由です。
お礼
飛行機そのものに差があるんですね。
- Sasakik
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>飛行機って機材や航空会社によってそんなに差があるものなのでしょうか? いろいろな面で結構違ったりする。 「機材」の違いで挙げると。 ボーイング機でも、標準仕様で120席クラスのB737短胴型から550席超のB777長胴型まで、どう考えても「小さな差」とは言えない。 また、同じシリーズであっても、国内線仕様と国際線仕様で、座席数、配置など、全く違ったりする(ANAアジア路線専用B737オールビジネス38席仕様なんて機材もあったりする)。 更に、ボーイング737や747のように、長い間作られている機材となると、初期型と現行型では、採用されているテクノロジーの差も大きく、操縦ライセンスも全く別物だったりする(旅客機は機材ごとのライセンス制度で、別の機材に乗り換えるときは、ライセンスの書き換えが必要となる)。 あと、滅多にないけど、純旅客仕様の機材だけでなく、半分が貨物室になった”コンビ仕様”の機材を使っている航空会社(路線)もあるし、貨客転換ができる”コンバーチブル仕様”の記載を使っている航空会社もある。 ほかに、客には殆ど関係ない(航空会社の違いも絡んでくる)話しになるけど、同じ機材のようでエンジンが違うこともある。 最近は、燃費その他の性能を維持するために特定エンジンの機体も増えているけど、航空会社がGE、P&W、RRのエンジンの中から選べる機体が多かった(JALが導入したDC-10がジャンボに会わせたエンジンを採用した結果、極めてマイナーな組み合わせになったため、中古市場で売れなかったと言う話もあった)。 「航空会社」の違いも、結構あったりする。 エアバスA320を例に挙げると、ANAの国内線仕様は166席が標準仕様だけど、LCCではシートピッチ(前後の席間の距離)を詰めた180席仕様が標準となっている。 また、ボーイング737には、短胴型、中胴型、長胴型、超長胴型があり、路線の需要に併せて各航空会社が機材を選択している。 このほか、大型機でも一列9席の座席配置を、窓側3席、中央3席、窓側3席とするのが多いけど、窓側2席、中央5席、窓側2席を好む(通路に出るのに2人を跨がなければいけない席を極力減らしたい らしい)航空会社もあったりする。 因みに、内装のアレンジは、(比較的)簡単に変更可能で、元々オールエコノミーのモノクラスで導入した機材を、上級席を導入した2/3クラス仕様に変更することも普通にあったりする(LCCのA320も、大手航空会社で使っていた166席仕様の中古機を180席仕様に改修した機材もある)。
お礼
座席の違いがあるんですね。
全世界では大小100社以上の航空機メーカーが存在すると言われています。 車と同じです、メーカーが変われば装備も変わります。 航空機メーカー一覧 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
お礼
メーカーが100以上あるんですね。
お礼
飛行機の経済寿命は35~40年位のようですね。