• 締切済み

RAS変異型大腸がんの抗がん剤治療の効果

進行性大腸がん膀胱浸潤リンパ転移と診断され、術前化学療法として現在ZELOX療法を受けています。 2クール目から分子標的薬を追加するために行ったRAS遺伝子検査の結果は変異型で、医師より非常に残念ながら抗EGFRは効かないので、ベバシズマブを追加すると言われました。 抗がん剤治療前の説明時には抗がん剤が効く効かないはやってみなければわからない。奏功率(癌が30%小さくなる)は60%くらいと聞いていたので、自分に効くことを願い治療を頑張っているのですが、実際のところ、奏効率60%の真意はRAS遺伝子が野生型の人にのみ抗がん剤が効くということなのでしょうか? RAS変異型でも抗がん剤がよく効く例もあるのでしょうか?  どうかよろしくお願いします。

みんなの回答

  • rokutaro36
  • ベストアンサー率55% (5458/9820)
回答No.2

細かい話は抜きにして、大雑把な話をします。 大腸がんと言っても、様々なタイプがあります。 研究が進むにつれて、細かく分類されるようになり、 今では遺伝子レベルで分類されるまでになっています。 そこで、特定の遺伝子を持っているがんにだけ効く抗がん剤が 開発されるようになってきました。 それが、分子標的治療薬と呼ばれるものです。 どうして、このように特定の遺伝子を持っているがんだけに 効く抗がん剤が開発されるようになったのか言えば、 特定のターゲット、つまり、相手の弱点を攻めるので 効きが良いのです。 一方、そのようなターゲットを持っていない正常細胞には、 効きが悪いので、副作用が軽減されるメリットもあります。 別の説明をすれば、 大腸がんが例えば、A、B、Cの3タイプに分かれるとします。 Aタイプの大腸がんは、さらに、A1、A2、A3のタイプに 分類され、A1にタイプはさらに、A11、A12、A13に 分類されというように、研究が進むにつれて、細かく 分類されるようになってきたのです。 分子標的治療薬というには、A13には効くが、A11とA12には 効かない、という薬なのです。 一方、A1タイプならば、どれにでも効くという薬もあります。 いまは、そのような抗がん剤を組み合わせて治療するように なっています。 ほんの数十年前、大腸がんに効く抗がん剤はないと 言われていた時代から見れば、格段の進歩です。 それでも、どうして、効く、効かないということが起きるのか? 例えば、大腸がんのXという部分をターゲットにした 抗がん剤を開発したとします。 試験管レベルでは、それこそ100%効きます。 しかし、実際に投与すると、効かない人が続出します。 どうしてこんなことが起きるのかと言えば、 癌細胞が生きているからです。 正常な細胞が外部から攻撃されると、反撃するように、 癌細胞も外部から攻撃されると、反撃するのです。 Xがターゲットにされているとわかると、 Xを隠してしまうようながん細胞が現れ、 それが生き残り、増殖するので、Xをターゲットにした 抗がん剤が効かないということが起きてしまうのです。 理論と実際は違う、試験管と臨床は違う というのは、こういうことが現実に起きてしまうからです。 抗がん剤は、実際に投与してみなければわからない というのは、上記のようなことが起きる癌なのか、 起きない癌なのか、投与前には、まだ、わからないからです。 これからさらに研究が進めば、 ターゲットを隠そうという作用を妨害する、つまり、 抗がん剤を効きやすくする薬も開発されてくるでしょう。

kkikko
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 医師より渡されたアバスチン療法の同意書には、奏効率50%と記載がありました。ZELOX療法にベバシズマブを上乗せするのに、奏効率が上がっていないのが疑問に感じています。

  • jing0708
  • ベストアンサー率59% (485/810)
回答No.1

K-RAS の変異はベバシズマブに関係ありません。 ただし、K-RAS の変異自体が基本的に大腸がんのリスク因子になります。従って、奏功率は(Control群:従来の化学療法施行患者) ・野生型:無増悪生存期間が Control 群 より 82 % 延長(7.4 カ月と 13.5 カ月) ・変異型:無増悪生存期間が Control 群 より 69 % 延長(5.5 カ月と 9.4 カ月) です。上記の論文以降もいくつか報告はありますが、基本的には変異があっても6割程度の奏功率はあります。要は約半年~1年の辛くない期間延長というのが語弊はありますが、一端の事実ではあります。

kkikko
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 抗がん剤の奏効率60%にはRASの変異は関係ないという意味ではなく、野生型の方が変異型よりも奏効率が勝っていて、両方の平均値が60%ということでしょうか? それだとRAS変異型だけの奏効率は60%よりもっと低くなりそうですね? 医師より渡されたアバスチン療法の同意書には、奏効率50%と記載がありました。ZELOX療法にベバシズマブを上乗せするのに、奏効率が上がっていないのが疑問に感じています。

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