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病理診断
上顎骨に腫瘍が見つかり半年近く色々な検査をしました。 悪性の可能性があるからと手術で組織を取りました。 結果は癌では無さそうと言われ数ヶ月後にまた検査しましょうと言われました。 造影MRIで悪性の所見だったのに病理検査で異常無しと言う事が理解できません。 大きな病院で病理診断医師もたくさんいます。 MRIの所見を信じるべきでしょうか?
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- takochann2
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「造影MRIで悪性を疑う所見であったが、生検?手術?の病理所見は悪性ではなかった」ということはよくある結果です。どんな検査結果も100%そうである、ということはありません。一般的に生検ならば生検されていない部位に悪性腫瘍が残っている可能性は否定できません。MRIについても「癌の場合こんな風に見えることが多い」というだけで例外は無数にあります。
- jing0708
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ほかの方の説明が違います。腫瘍の判定について書きます まず、MRIの所見は【悪性の可能性あり】のはずです。これは、MRIで良性であることを確信するだけの情報が得られない場合に【書かなければならない項目】です。なぜなら、MRIは【腫瘍の有無、大浸潤の有無、腫瘍の形態】を調べる検査に過ぎないからです。ここで悪性の判断は【してはいけません】(診断基準に反します) 次に病理検査ですが、これは【確定診断を行うためのもの】です。常に病理検査をしない理由は、MRIは非侵襲的検査であり、ここで腫瘍がないことを確認した方は病理検査を受ける必要がないという予備検査なのです。これに対して病理検査は【侵襲的検査】であり、患者さんに傷をつけます。従って、即座に行うということはあってはなりません。 ここで、医学上の常識ではありますが比較的知られていない判断基準をお示しすると ・検査時にまず行うべきもの 非侵襲検査(バイタルサインの確認)>非侵襲検査(拘束有り。MRI、超音波検査)>非侵襲検査だが患者リスクがあるもの(放射線照射=レントゲン、CT)>低侵襲検査(採血)>中程度侵襲検査(内視鏡など)>高侵襲検査(麻酔を伴うもの) となり、MRIと病理検査(内視鏡により生検したはずです)では優先順位が全く異なることがお分かりになると思います。ちなみに、得られる情報の確実性は、上記の逆になります。一番情報が得られるのは患者を殺し、全身を剖検することです 従って病理検査で異常なしなら、異常はありません。 MRIの所見は【悪性の可能性がある】=だから病理検査する必要がある。という意味であり、悪性だ!といっているわけではないのです。全く意味が違うのでその点は勘違いしないでください。 他の方は全く違うもの、と書いていますが実際は ・MRI:病理検査をするか否かを判断するためのもの。 ・病理検査:悪性の判定をするためのもの です。要は違うものではなく、順序が違うという話です
- hue2011
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MRIというのは、磁気の振動を与えてそれに対する反応を見るのです。 そこで、本来なら柔軟な反応をするはずの組織がこわばったような動きをするなら、しこりがあるということです。 それはかたこりみたいに血やリンパ液が溜まっているものなのか、細胞自体がこわばっているのかわかりません。 そこで組織を切り取ってシャーレ―に置き、スライスして細胞を見る、そして一部を溶液中で培養してみるのです。 これが病理検査です。 見ているものが全然違います。 MRIの立場からいうとひどいしこりであるから癌細胞かもしれないと思う。 それを検体をとって細胞単位で検査するのが病理検査です。 そのどちらかで完全な判断ができるなら、その完全な方をひとつだけやればいいのです。 だけど、触ってみる場合、切り取って顕微鏡で見る場合、はそもそもの目的が違います。 どちらかを信じるべきか、ではなく、双方でべつのことを見ていますから、それぞれで出てくる結論説明は違います。