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マーケティングは大企業ほど効果がない?
- 大企業が新製品をCMで放送しても視聴者は新製品ではなく大企業名に目が止まり、新製品を認識してくれない。
- 大企業が新製品のCMを打っても新製品が売れずに自社製品はCMを打つと売れは良くなる。
- 無名企業が製品のCMを打つと、無名企業名ではなく商品名を覚えて、その商品をピンポイントで探し求める。
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特定のものを売ることだけに注意が行くのは個人商店的視点です。 小豆は売れるけど大豆が売れない、そこで大豆を値引きしたり広告を出したりして大豆を売ることだけに注意を払います。うまくいかないとため息をついて寝込む。 大資本はそういう考え方をしません。 資本が大きくなると、全体の売上がどういう動きをするかが問題になります。 個々のものは売れても売れなくてもかまわないのです。 ただ、定番品だけを広げて扱っていると、大会社のくせにそれしかできないかと思われる。 そこで、ベンチャー企画をたてやってみます。 昔松下電器産業という会社、今のパナソニックですけど、あそこは実に変なことをやった。 電気ごますり機、電気座布団、なんていうものを開発し、ナショナル銘柄でしっかり発売し、コマーシャルを流したのです。 今おもいだしたものはそんなものですけど、実に変なものを次々に出していた。 こういうもので何億儲けようと思ったはずがない。 言ってみれば、ボケをしているんです。誰かに突っ込んでほしい。 アホか、ナショナルでもあるまいしよ、というような話題の中心になりたい。 明らかに企業名だけはどんどん浸透します。ゴマすり機なんてそんなに売れません。 だけど、そういうボケ企画の中でまじめに当たってしまったものもあります。 電気やかんです。 これは魔法瓶メーカーなんかが追随し、あっという間に沸くとか、ひっくり返してこぼれないなんていう、使える電気ポットに進化しました。 こんなこともあります。 そういうことになるのは、実力があるからです。 おどけて皿回しをしたり傘の上でボールを転がしたら、運動能力、バランス感覚が飛びぬけていることがわかります。 このメーカーは違うぞ、と皆が思い始めるのです。 ちなみに、昔のナショナルというのは、電気製品メーカーとしてトップだとはお世辞にもいえなかった。 商品によって、これならこのメーカーという銘柄間があって、モーター系なら東芝だから掃除機は東芝だ、というものがあったのですが、ナショナルはどれにもなれなかった。 わずかに電球はナショナルがしにせでしたけど、すでに蛍光灯の時代になっていて、裸電球なんて・・・ で、水戸黄門というテレビ番組の単独スポンサーになって「明るいナショナル、テレビラジオなんでもナショナル」とやりました。 根拠はどこにもありませんがなんでもナショナルです。 ころころころ、と電球が転がって、あ、壊れたかなと思ったらばあちゃんが拾ってソケットに差し込むと、ピカリと光った。「70円」 単三乾電池で作った模型機関車で、大きな荷物を運んだ。 こういうコマーシャルが、何も言わなくてもナショナルだ、という刷り込みを連日やっていました。 これが、現在押しも押されぬあの存在パナソニックになっている会社のひと時代前です。 別に特定商品を売りたいキャンペーンをしたわけでも何でもありません。 しかし、顧客の前にいつも始終通り過ぎている存在があって、それがみんなナショナルだ、という状況を作ったのです。 そうしたら、店で電池を買おうとしてナショナルだったら、ま、いいか、と買ってしまうのです。 こういうことがマーケティング手法です。 特定の商品を売ろうとしてうれなかった、広告代理店がだました、なんていうレベルの話は論じるにたらない、小売店の理屈です。
その他の回答 (1)
>けど、無名企業が製品のCMを打つと、無名企業名ではなく商品名を覚えて、その商品をピンポイントで探し求めてくる。 そんなことはありません。企業を知らないからと言って商品名だけを覚えたという例がどれだけあるのでしょうか。
お礼
みなさん回答ありがとうございます パナソニックの製品はどれもショボいですね 1流品じゃない 比較検討したらパナソニックは2流で1番良い製品ではないことがわかる。 けど買う人がいる。 調べる人は買わないけど、流されやすく自分の意思がない人は買っているようだ。