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無念無想と不念不想
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「無念無想」と「不念」は国語辞典に載っていますが、「不想」は載っていない(それが違い?)ので、違いを断定的に説明できませんが、一般的に、 「無」というのは「存在しない」というニュアンスですが、「不」は「否定」「拒絶」のニュアンスになります。 無がゼロなら、不はマイナス、という感じ。 手元の辞典で「無念無想」をひけば、「思慮がたりない」という意味も書かれているはずです。念も想も「ない」んですから。 「不」の場合、例えば「不念」なら、念も想も存在しているのだけれども、念を拒否する、というニュアンスです。 よく「不当判決」とか言って非難することがありますが、あれは「妥当性がナイ判決」というのではなく、もっと積極的に「マイナスだ。間違い(がある)」と言っているわけです。 国語辞典に載っていないので、日本語として熟しているかどうかは疑問ですが、「不念不想」にはそういう積極的な「拒否」のニュアンスが入っていると思われます。 ちなみに、仏教用語で、「非想非非想 処(天)」という言葉があります。諸説あるようですが、「思わないような、思わなくもないような、ボンヤリした意識世界」のようで、「不」や「否」のように、ハッキリした拒否の想もない境地、世界ですね。解脱の世界です。 禅宗が禅で目指す境地がそれらしいです。 完全に余談ですが、この世界を「有頂天」と呼ぶ説もあります。が、そんな喜びを感じる世界は「非想非非想天」じゃないと私は思います。
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お礼
なるほど難しいがなんとなくわかります。 否定の語、”無”,”不”,”非”の使い分けは考えると難しいが、日常的には行っているのですね。でも無念無想と不念不想ってなると考えたくなるものです。 ありがとうございました。