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マハンの本が出なかったら、
マハンのあの本が出なかったら、こんなにひどい帝国主義的な時代、膨張主義的な領土拡大や領海拡大なんて起きなかったと思いますか?この方面にお詳しい方、宜しくお願いたします。
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現代に続く戦争の歴史ですが、これはプロテスタントと カトリックが争った30年戦争をきっかけにして、 戦争の主な原因が領土になりました。 30年戦争は1618年から1648年に戦われた戦争です。 プロテスタントに信者を奪われたカトリックは 信者を増やすために、侵略とセットになって 外国に布教するようになります。 だから、欧米以外のキリスト教にはカトリックが 多いのです。 中国でも、鉄器が発明され、土地が収益源になって から領土争いが激しくなっています。 つまり、戦争は人間の物的欲望に基づく ものです。 本一冊でどうのこうのになるようなモノでは ないでしょう。 欧州では、遙か以前から、戦争を繰り返して 来ました。 と、いうことでマハンのあの本が出なくても 今日のような時代になったと思われます。
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- eroero4649
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マハンが本を書いたからそういう時代になったのではなくて、そういう時代が来て、それをマハンが分析して論理的裏付けを作ったに過ぎません。 ノーベル賞経済学者がそういう理論を唱えたから世の中の経済がこうなったわけじゃなくて、経済学者は現実の経済を分析して裏付けをしているにすぎないでしょう?それと同じです。 海軍力(海上輸送力)を持つ国が最も強い経済力を持つのはなにも19世紀に始まった話じゃなく、紀元前の昔からそうでした。ペルシアとギリシャ連合との戦いはサラミスの海戦で方向性は決まりました。ローマ(当時は共和制ローマ)がヨーロッパを支配する大帝国へ進んでいけるようになったのはポエニ戦争に勝利して地中海の大海軍国家カルタゴを滅ぼし、地中海を「我が海」にしたからです。 他にもレパントの海戦やアルマダの海戦、果てはアジアの白村江の戦いに至るまで、海上決戦が帝国の盛衰を決定づけた例の枚挙に暇はありません。 最近の中国海軍は人民解放軍創建以来のイケイケ強化の真っ最中です。これは中国史上でも清海軍に次ぐ規模だといっていいでしょうね。中国というのは誠に不思議な国で、羅針盤を発明したのも中国人だし、船の建造技術や航海に必要とする(羅針盤などの)技術も非常に優れたものを欧州に先駆けて発明したにも関わらず、海に対する関心が低いというか、むしろ海嫌いといっていいほどなのです。 中国軍は陸上兵力と(数の上の)航空兵力は軍事大国と呼べるレベルの規模を持っていましたが、こと海軍となるとそこらへんの弱小海軍レベルで、インド海軍にさえ劣るほどだったのですよ。海軍の強化は中国海軍の悲願であり、ここをチャンスとみて積極的に仕掛けて海軍予算をゲットするための口実をもうけているのでしょうね。マハンがうんたらかんたらというところまで考えている人はいないと思います。弱小都立高校が、甲子園と言い出すようなものですよ・笑。
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ご回答ありがとうございます。 でも、台湾問題、今南沙諸島でベトナム、尖閣諸島で日本、他にもあるみたいですが、周辺の海洋国家と危ないパワゲーム行っているように私には見えています。台湾などはもともと中国の一部ですから、合併するのをいちいち我々が反対できる立場でないですが、南沙諸島や尖閣諸島は議論の余地があります。
- catpow
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マハンの『海上権力史論』は、1890年、『海軍戦略』は1911年に刊行された。 でも、それ以前にも、膨張主義的な領土拡大にともなう戦いは沢山あった。 領土拡大より、技術的に領海拡大は難しいと思うから、こっちは分らないけどね。 そして、ムー大陸やアトランティス大陸の崩壊も似たような理由によって破滅が起こったはず。 人間の本質って、そんなに変わらないし、あの本は、現実をきれいに分析したものだろうから、あの本無しでも、同じような歴史になったと思う。 ちなみに、現在の日本人は、一部の例外はいても、大多数は法律を守り、災害時など、異常な状況にあっても、略奪・強盗や強姦、破壊、暴力沙汰は起こさない礼儀正しい人です。 そして、中国や朝鮮の人々は、この逆で、嘘言っても、「なんでそれが悪いこと?」というレベルの人が大多数。 だから、大東亜戦争やそれ以前の日本人軍人と、中国、朝鮮の軍人の行動も同じような差があった。 そして中国・韓国は嘘つき人間ばかりだから、自分たちが有利になるような歴史の捏造ばかり続けている。 そして、日本人は、高倉健みたいな人が多いから、中国・韓国人がやったことを「日本人がやった」あるいは、全く無かったことをでっちあげて世界へ嘘の歴史をばらまかれても、文句をなかなか言わない。日本人って悲しい性格だよね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 マハンの『海上権力史論』は、1890年、『海軍戦略』は1911年に刊行された。 アメリカまでが顕著に膨張政策をとったのはセオドア・ルーズベルト大統領がこれを読んで、中国の権益に対して関心を持ち出したという一つのきっかけになったというお話をどこかの本で読んだからです。 たかが、2冊でマハンは出世しましたよね。それどころか今度は中国がまねをしようとしているんではないかと思った次第です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 そうですよね。たった2冊の本で世の中を変えるというのは相当大きな奇跡ですね。ただ、ただきっかけを作っただけですよね。