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オープンテープの保管の仕方

よく「平積み」は良くないと聞きますが、なぜですか? 下に荷重がかかるからでしょうか? あと、半年に一度位は、早送りで、別なリールに差し替えた方がいいですか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • John_Papa
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回答No.1

こんにちは。 >『半年に一度位は、早送りで、別なリールに差し替え』 毎日とか頻繁に使用している間は良いですが、「早送りで」というのは保管には最も宜しくないです。 テープのベース素材はポリエステルとかアセテート等の樹脂です。 温度、湿度、酸素の影響を僅かですが受けて、長期間の間には変形・変質します。 早送りは、テープに掛かるテンション(引っ張り)が録音再生より強く、巻初めから巻き終わりまでが一定でもありません。テープの伸びに影響します。また、テープ走行による振動(テープ自身の共振=バタつき)によりリール内でテープ幅の方向に乱れます。この乱れによってテープ同士が重ならない部分にはテンションも掛かりませんし直接空気に触れる事により、温度、湿度、酸素の影響を多く受けることになります。テープ幅の両サイドに伸び縮みによるシワができるのです。 所謂「ワカメ」という状態です。シワができたテープは、ヘッドに均一のテンションでは当たらなくなりますので、録音再生品質も斑になります。そのテープは音楽など繊細な表現を必要とする録音には使えないものになります。 その為、テープの保管は、テープがリールのガードに全く当たらないで、テープ幅の方向に揺るぎなく凸凹の無い板状に巻き取られた「化粧巻」にします。どの部分も同じ適度なテンションで、しかも直接空気に触れる面積を最小にする訳ですね。 つまり、通常再生のまま巻き終わり、巻き戻し・早送りしない状態で保管するのが最もテープ寿命を延ばす事になります。 しかし、巻きあげたテープは円盤上に宙に浮いていますので、リールの中心部に接する巻初めの部分がテープの全重量を支える事になり、長期間では周辺が垂れテープが変形しますので、「平積み」にせずに縦置きで保管する必要が有る。というのが順を追ったストーリーになります。 録音テープには、テープベースだけでなく、録音そのものの「転写」という問題もありますので、半年に一度、あるいは年に一度、巻きを正逆方向入れ替えて重なり合う個所が同じという状態を長期に作らないのが理想とされますが、私は、そこまではやってません。常に再生済状態の逆巻保管です。

win95
質問者

お礼

早速の回答有難うございます。早送りでの保管が、もっともいけないのですね。また、「ワカメ」という状態という言葉も初めて知りました。こうなったらもう、音楽用には適さないのですね。 また、「半年に一度、あるいは年に一度、巻きを正逆方向入れ替えて.....」とございますが、私のデッキは4トラック2chですので、一度、片面を再生して終了すれば、いい訳ですよね。この場合、もともとリールの中心部だった部分が、外側で終了しますので(安物なので、オートリバースは付いていません・笑)。 また、なぜ平積がいけないのか、よく分かりました。有難うございます。

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